池田エライザ「とても幸せな気持ち」主演ドラマが欧州最大規模の国際映像コンクールで金賞受賞
2025.5.22 18:30
女優・池田エライザ(29)が主演したNHKドラマ『舟を編む~私、辞書つくります~』が、日本時間5月21日未明、ドイツ・ベルリンで開催された国際映像祭「World Media Festivals(ワールド・メディア・フェスティバル2025)」のテレビ及び企業メディア分野のエンタテイメント部門で金賞を受賞した。
「ワールド・メディア・フェスティバル」はドイツの映画配給会社インターメディアが2000年に創設した国際映像コンクールで、テレビ番組をはじめ、広告やウェブなど、さまざまなジャンルで作品性の高さを競うヨーロッパ最大規模の映像コンペティション。ヨーロッパの業界関係者の間ではアメリカのNew York TV and Film Festivalと並ぶ高い知名度を誇る。2025年は、29カ国から764作品がエントリーした。
同作は作家・三浦しをん氏による原作小説で、辞書作りにかける情熱を描いた大ベストセラー『舟を編む』を連続ドラマ化。昨年BSで放送されると大きな話題となり、ギャラクシー賞入賞をはじめ高い評価を受けた。好評につき、6月17日からNHK総合ドラマ10での放送が決定している。
池田は「日本語の奥深さを取り扱う作品が海外で評価いただいたことを大変光栄に思います」と喜びをコメント。「この作品のチーム全員のひたむきな愛情と細やかな配慮が伝わったのだと感じ、とても幸せな気持ちになりました。そして改めて、原作の素晴らしさを痛感いたしました」と続けた。また、「6月からの再放送前に、このようなすてきな知らせを聞くことができ、より一層自信を持って作品をお届けできることを心からうれしく思います」とアピールした。(コメントはすべて本人インスタグラムより)
『舟を編む~私、辞書つくります~』
池田エライザ×野田洋次郎!辞書作りにかける情熱を描いた大ベストセラー『舟を編む』を連続ドラマ化。新入り社員・岸辺みどり(池田エライザ)の視点で、言葉の大海原を渡る冒険。誰もが一度は手にしたことのあるぶ厚い本、辞書。一見淡々と言葉が敷き詰められたように見える辞書の裏には、「作り手」の想像を絶する情熱と心血が注がれている。 「ヤバい」に無数の意味を持たせ、込み入った会話は簡略化。空気を読み、雰囲気で済ませてしまいがちな昨今。そんな時代だからこそ、言葉にこだわる辞書作りの魅力を通し、”言葉は誰かを傷つけるためではなく、誰かを守り、誰かとつながるためにある”という未来への希望を伝えたい。 原作の主人公・馬締ではなく、新入り社員・岸辺みどりの視点で描く、まったく新しい『舟を編む』。全10話で放送。
【あらすじ】
大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり。雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は辞書編集部。そこは、ぼさぼさ頭で超がつくほどの生真面目上司・馬締光也を筆頭に、くせ者ぞろい。みどりは、彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見、辞書編さんの仕事にのめり込んでいく。辞書「大渡海」を完成させるまでの、辞書編集部員たちの奮闘物語。

【放送予定】 6月17日(火)スタート予定 <全10回> 総合 毎週火曜 夜10:00~10:45 [再放送] 総合 毎週金曜 午前0:35〜1:20 ※木曜深夜
【原作】 三浦しをん『舟を編む』 【脚本】 蛭田直美(全話) 塩塚夢(第5話共同執筆) 【音楽】 Face 2 fAKE 【演出】 塚本連平 麻生学 安食大輔 【出演】 池田エライザ 野田洋次郎 矢本悠馬 美村里江 渡辺真起子 前田旺志郎/岩松了 向井理 柴田恭兵 ほか 【制作統括】 高明希(AX-ON) 遠藤理史(NHK) 訓覇圭(NHKエンタープライズ) 【プロデューサー】 岡宅真由美(アバンズゲート) 西紀州(AX-ON)
NHKドラマ『舟を編む~私、辞書つくります~』番組ホームページはこちら