カズレーザー 三分の一が過ぎた今年、見逃していた株で成功するチャンス?これから始めて勝てる分野とは

2025.5.8 10:00
投資家・テスタの写真

これから株を買うならねらい目かもしれない業界について解説を始めた投資家のテスタ氏。世界各国のパビリオンが開かれている大阪万博は未来を映し出す鏡だという。実際に過去の万博に目を向ければ、1970年に開催された大阪万博は、缶で飲むコーヒーの普及のきっかけを作り、2021年のアラブ・ドバイ万博では大手回転ずしチェーンの“スシロー”が出展。回転ずしを世界に広めるとともに、その際はスシローの株価も上昇した。

株式での成功には先読みや、まだ誰も見つけていないような有望株を見抜く力が必要になるが、「万博に限って言うともうそこが新技術なので、すでに。連想することもなく、もうそれが今度はやるんじゃないかって思ったら、そういう会社を調べたりっていうこともできますよね」とテスタ氏は話す。

そんな万博にテスタ氏が実際に訪れて将来性を感じた業界があるという。まず挙げたのは宇宙ベンチャー企業。万博に世界最大級の火星の石が展示されていることにふれ、宇宙開発に関連する銘柄への期待が今後ますます高まるとのこと。特に『ispace』というベンチャー企業を挙げ、「月面探査ミッションの認可が下りたということで、そこで株価がすごい上がってます」と紹介。ただしベンチャー企業の株を買ううえで注意したい点として、株価が大きく動きやすいと話す。株価が何倍、何十倍になる夢がある反面、下落する可能性もあり、計算が難しいとした。

テスタ氏は医療関連分野にも着目。「僕が注目した展示技術は動く人工心臓です」といい、大阪万博目玉展示の1つを紹介。心筋細胞シートと呼ばれるiPS細胞を心臓に動かす心筋細胞に変化させ、シート状に加工した技術もあり、狭心症など、心臓の心筋が弱くなり使えなくなった部分に貼り付けることで筋肉の代わりになるという。この心筋細胞シートを開発するのが、スタートアップ企業『クオリプス』であるといい、その株価は2月末時点でも、5500円以上の値上がりを記録。心筋シートの実用化に向け厚生労働省に製造販売申請をするのではという期待感から、株価に大きく反映されたといい、iPS細胞からインスリン分泌細胞を作り、糖尿病患者へ移植する臨床研究がスタートするなど、iPS細胞による“難病治療”は投資家たちが熱い視線をおくる大注目の分野だという。

万博から今後期待の分野を紹介したテスタ氏は、新技術の誕生が次なるビジネスチャンスにつながることを強調。日々のニュースから一歩先の未来を読むことが、成功を引き寄せるとした。

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写真提供:(C)日テレ

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