カズレーザー “まるで近未来SF”人の体内で健康を維持するロボットが登場!人間の細胞だけで作られた『アンスロボット』の正体に驚き

2024.5.9 11:15

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が7日に放送された。今回は『不老不死研究の最前線』をテーマに『昨年11月発表!人間の細胞で作ったロボット』という講義で、東北大学の大学院工学研究科、ロボティクス専攻分子ロボティクス研究室准教授である野村慎一郎氏が、人類の健康寿命を大幅に伸ばす可能性のある、細胞から作られたロボットに関する最新研究について解説した。

野村准教授は、昨年11月にアメリカ・タフツ大学の共同研究チームが発表した、人間の気管支にある細胞から作った『アンスロボット』を紹介。細胞の動きを人間がコンピューターで計算し、異なる動きをする細胞を組み上げる設計図を作ることで、狙った方向に動くようにコントロールされているそう。元々はカエルの卵から取り出した幹細胞を使用した『ゼノボット』の研究が進められていたそうで、カエルの細胞をコントロールし、カエルではない動きをさせている点がロボットと呼ばれている理由だ。

この知見を医療に応用するために開発されたのがアンスロボットであり、ヒトの気管支が持つ繊毛(せんもう)を使用することで、素早く移動できるアンスロボットが完成したという。現在は傷ついた培養細胞の神経組織の上をアンスロボットが動き回ると、その部分が治りやすくなるという研究報告がなされている。

野村准教授は、アンスロボットを体内で自由に動かせるようになると、体内で病気を発見したり病原菌を分解したりという、白血球と同じ役割を担える可能性があると語った。また、狙った器官にだけ作用する副作用の少ない薬剤送達システムができる可能性もあり、抗がん剤などの薬を患部に直接運べるようになるのではといった見立てが紹介された。

講義を受けてカズレーザーは「1個1個なんか、不老不死に近づいてるのは体感できたので、老化を抑えられて、脳みそをある程度悪くなった分、取っ替えていけるんだったら、なんか簡単に第二の人生味わえそうでいいですね」とコメントし、番組を総括した。

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写真提供:(C)日テレ

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