山口県民が選ぶ“地元の顔”やす子は惜しくも2位…トップは「さんまさんより緊張する」憧れの人

2024.5.10 10:15

お笑い芸人のやす子が5月1日放送の『県民スター栄誉賞』に出演。山口県民が選ぶ“地元の顔”ランキングで堂々の2位となる大健闘を見せた。

都道府県民1000人ずつ、計47000人にアンケート調査を行い、「認知度」「好感度」「地域貢献度」など5項目の評価を基にして “県民スター栄誉賞”を決めるこの番組。単なる番組調べではなく『都道府県魅力度ランキング』を調査している団体“ブランド総合研究所”がアンケート調査をバックアップ。より精度の高いものになっている。

山口県民を対象にした調査では、ユニクロ創業者の柳井正さん、YOASOBIのAyaseなどが候補となる“地元の顔”として名前が挙げられていた。中でも上位に来るであろうと予測され、注目されたのが、エヴァンゲリオンシリーズで知られる庵野秀明。出身地である宇部市を中心に人気は高く「庵野監督は世界に誇る山口の天才」と答える人もいるほど。

宇部市にはエヴァとコラボしたラッピングバスが走り、宇部空港には高さ約3mにもなるエヴァ初号機のフィギュアも展示された。宇部市は映画の完結編に登場していたこともあり、全国からエヴァファンが殺到。その経済効果は13億円にもなったという。

さらに宇部市には映画に登場する重要アイテム“ロンギヌスの槍(やり)”を模したオブジェが展示されている。これは地元の鉄鋼製造会社に勤めるエヴァの大ファンである社員が製作したもので、庵野監督も「地元でやるイベントで、地元の企業が、地元のスクラップを使って作るなら」という条件でOKを出したという。

そんな庵野監督と同じ宇部市出身であるもう一人の注目候補が、スタジオゲストでもあるお笑い芸人のやす子。元自衛官という異色の経歴ながら今ではバラエティに引っ張りだこ状態の彼女は、県から“山口ふるさと大使”にも任命されている。

その愛されキャラクターは宇部市に住んでいた学生時代から発揮されていたそうで、高校時代にアルバイトをしていたという豚カツ屋の店長によると、みそ汁を豪快にこぼしたり、と失敗続きだったそうだが「失敗してもいつもニコニコしてて、憎まれない存在だったんですね。“愛される天才”かな」と、当時を振り返っていた。

スタジオでVTRを見ていたやす子はこのアルバイトについて、「あの豚カツ店には3年間勤めて、最後は(料理を)運ばせてもらえなくて、“お金を精算する人を見てる人”」と、とんでもない役割を与えられていたことを語り、お笑いコンビ・タカアンドトシのトシからは「実質クビじゃねぇか!」と突っ込まれていた。

いよいよアンケート結果の発表。ユニクロ創業者の柳井さんが8位、注目された庵野監督が4位にランクインする中、やす子の名前は3位から10位までの中には入っていなかった。進行を務めるフリーアナウンサー・藤井貴彦の「やす子さんの名前はまだ無い!ここ(1位か2位)に入っているかどうか!」というあおりを受け、「お願いしま~す!!」と手を合わせて祈るやす子。

そして発表された1位は…卓球の元日本代表、石川佳純選手。やす子は惜しくも2位となり「そうか~!」とがっかりした表情を浮かべつつ「うれしい!」とガッツポーズも見せていた。調査を担当したブランド総合研究所の田中章雄さんによると、これは「堂々の2位と言っていい結果」とのこと。世代・性別を超えた幅広い層から支持を集め、“明るい” “愉快” “優しい”というイメージが多くの人から評価されていたという。

MCの所ジョージから「こんなに褒められるのどう?」と聞かれたやす子は「めちゃくちゃ気持ちいいです!」と喜び、「石川佳純さんが1位なのも納得ですね」と答えた。やす子はかつてトーク番組『さんまのまんま』で石川と共演したことがあり「ずっと憧れてた石川佳純さんと一緒になった時、正直さんまさんより緊張したので。すごくうれしいです!」と、憧れの人とのワンツーフィニッシュに喜びをかみしめていた。

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写真提供:(C)日テレ

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