花江夏樹主演アニメ『月が導く異世界道中 第二幕』  “銀髪鬼・ナバール”の死闘に「最高の相棒…真の勇者そのものだったよ」

2024.1.25 18:45

2024年1月22日(月)よる11時、TOKYO MX、BS日テレ他にてアニメ『月が導く異世界道中 第二幕』第3
夜(話)が放送された。本作は、Webサイト「アルファポリス」刊行中の同名作品を原作とした“世直しファンタジー”で、2021年の夏に放送された第一幕(全12話)の続編。ある日突如としてオークや竜などが暮らす“異世“へと飛ばされた平凡な男子高校生・深澄真(みすみ まこと)(声:花江夏樹)が、実は異世界出身者であった両親の足取りを追って旅を続けながら、時には人助けを、時には仲間を増やすなどして新たな人生を歩んでいく。第3夜(話)放送後、音無響(おとなしひびき)(声:加隈亜衣)の戦友に起こる衝撃の展開に視聴者から「うそだろ…」の声が相次いだ。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆勇者2人、初対面を果たすも…

第3夜(話)のタイトルは「ステラ・ウォーズ」。主人公・深澄真が学園都市を目指す中…。女神に選ばれた2人の勇者、音無響と岩橋智樹(声:新井良平)が魔族を相手にステラ砦をかけた戦いを挑む。

かつて魔族に奪われたステラ砦を取り戻すべく、勇者・響が降り立ったリミア王国と、勇者・智樹率いるグリトニア帝国が手を組み奪還戦を挑むことに。その前日、作戦会議として食事会が開かれ、響と智樹は初対面を果たす。ヒューマンは女神からの加護を受けるため有利だと確信し余裕ぶる智樹。「こっちはバフ、魔族にはデバフ。さくっと砦を奪還して、女神にお褒めの言葉でももらいましょっ」。

適当な態度に引く響であったが、初対面の智樹に見覚えが。「思い出した!友達が好きだったモデルの子が同じ名前で!」と智樹が異世界に転異する前のことに触れると、智樹は目の前の食事に勢いよくフォークを突き刺し「他人だよ…全然関係ない」といら立つ。その様子に驚いた響が「気を悪くしたらごめんなさい」と謝るも、「はあ?気分悪いとか言ってないけど?」と余計に怒りのスイッチを押してしまった。「響さんってレベルいくつ?俺は605です。だから智樹くんってやめてくれません?せめて“さん”でしょ」とレベル430の響に突然のマウント。そして、勇者2人の初対面は智樹の傲慢(ごうまん)な態度により、気まずい雰囲気に終わったのだった。

勇者・岩橋智樹と初対面を果たした音無響(おとなしひびき)(画像は第2夜から引用)

◆音無響とナバールの絆

その夜、響が1人で考え込んでいると、心配した仲間の傭兵(ようへい)・ナバール=ポーラーが「眠れないのか?」と声をかけ、「なぜこの世界に身を投じた?」と響が異世界に来る前のことを聞き始めた。「元の世界ではちょっと頑張れば何でもできたの」と前置きした響は、初めて魔物と戦って失敗したことを話し始めた。元の世界で心を打ち明けられる友達がいなかった響。「こんな風に背中を預けられる人に出会ったのも初めて。この世界に来たこと、後悔してないわ」と穏やかな笑みを浮かべながらナバールへの思いを伝え、2人はより絆を深めたのであった。

◆逃げる勇者

翌日、リミア王国とグリトニア帝国はステラ砦に進軍を開始。しかし、砦までの道中に現れる敵陣を次々と倒してしまい「変ね、手ごたえがなさすぎる」と響たちは違和感を覚える。容易に砦の目の前にたどり着いたが、地面に大きな魔法陣が現れ、地面とともに勇者一行や兵士たちが落下してしまうのだった。智樹率いるグリトニア帝国の勇者一行は浮くことができる靴を履いていたため、落下することなく魔族に反撃を開始する。しかし、巨体なスキンヘッドの魔族・イオが立ちはだかる。単純な戦闘力では魔族最強の実力を持つと呼ばれるイオには、智樹の一撃では効かない。すると、魔法陣のワナから脱出した響たちも参戦し、イオに立ち向かう。

「勇者2人が相手だ。こちらも秘策を使わせてもらおう」と呪文を唱え始めたイオ。すると響も智樹も力が入らなくなり、膝から崩れ落ちてしまう。「女神から受けた祝福を消した」と告げられる。「撤退だ…この状況は分が悪い、帰還する!」と叫んだ智樹。急におじけづいたのは、女神から“夜に限り死なない体”を授かっていたため、夜戦を選んでいたからだった。「部隊を再編して出直せばいい!」と響たちリミア軍を残し、そそくさと逃げてしまった。

「自分さえ助かればいいなんて、そんな勇者認めない」。恐怖の感情を閉じ込め、意を決した表情で響たちは戦い続ける。しかし、魔族最強の実力であるイオにはなかなかかなわず、朝になってしまう。このままでは負けてしまうと察したナバール。「響を失うわけにはいかない。仲間を助けさせてくれ」とリミア王国の魔術師のウーディ=バイラに“例の魔道具”を要求した。イオが驚くほどの、今までのナバールの戦闘能力とは比にならない力を発揮し、イオの片腕を落とし、首にも剣を刺すことに成功。

「見事だ。まさかこの戦いで本気を出すとは…」。光を放ち、切り落とされた片腕が再生するイオは第二段階と言われる進化を遂げ、さらに強くなってしまう。これでは全員やられてしまうと確信したナバールは、響たちを助けるためウーディに高速移動を命じるのだった。何が起こっているのかわからない響は叫ぶ。「待って、まだナバールが!」。ナバールの首にはバラのマークがあり、それは“ローズサイン”という限界を超えた力を与える代わりに使用者の命を糧にするものだった。

ローズサインを使ったナバールの体はすでに限界を迎えそうになっていたため、「勇者を追わせてもらおう」とイオは戦場から高速移動した響たちを追おうとする。しかしナバールは剣を振りかざし叫んだ。「戦場にしか居場所のなかった女に家族のような仲間と、背中を預けられる友ができたんだ。戦場で散るしかなかった私が死ぬ場所を決め、死ぬ意味を得て、何より友の記憶に残っていける!剣の鬼にはもったいないくらいの晴れ舞台だよー!」。最後に一撃を加え、「響、楽しかったよ…」とナバールは命を燃やした…。

その頃、女神の力により深澄真はステラ砦付近に飛ばされ、とある目的のため魔族に加担しているヒューマン最強の冒険者・ソフィアと戦う羽目になり記憶を失っていた…。

急きょステラ砦に召喚されてしまった深澄真(画像は第1夜から引用)

ナバールが命を燃やした衝撃のシーンに「最高の相棒…真の勇者そのものだったよ…」「誇りをかけた一戦の終幕は息をのむ美しさだった」「お願い、帰って来て!」など惜しむ声が。真には「全然出てこないけど(笑)」「出てきたと思ったら意識ない??」と主人公にもかかわらず、2夜(話)連続なかなか物語に出てこなかった真をいじる声が飛び交った。

『月が導く異世界道中 第二幕』次話は1月29日(月)よる11時放送予定。

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画像提供:©あずみ圭・アルファポリス/月が導く異世界道中第二幕製作委員会

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