『トリリオンゲーム』世界一のワガママ男が全てをかけたマネーゲーム、ついに終戦! 日本最大の巨大企業をついに切り崩す。

2023.9.19 11:00

9月15日にTBS系金曜ドラマ『トリリオンゲーム』の最終話が放送された。『ドラゴンバンク』の面接で再会したハル(目黒蓮)とガク(佐野勇斗)は1兆ドルを稼ぐべく『トリリオンゲーム』社を起業した。その後、リンリン(福本莉子)を社長に据え、事業を開始。最大手の芸能事務所『ゴッド・プロモーション(ゴップロ)』の買収、スマホゲームの開発、さらに『トリリオンTV』開局と次々と事業を拡大していった。『ドラゴンバンク』のトップ・黒龍一真(國村隼)は勢力を増す『トリリオンゲーム』社に買収を持ち掛けるもハルはその話を突っぱねた。黒龍は、巨大資本を武器に『トリリオンゲーム』社を本気で飲み込むべく、ずる賢い手段をとった。

ある時、何者によって『トリリオンゲーム』社のコンピュータにハッキングされ、サーバーはダウンし顧客データも漏えいしてしまった。その混乱に乗じて黒龍がハルに「私の足元にひざまづいて、助けを乞うなら君たちの会社を買い取ってあげる」と再度買収を持ち掛けた。また、黒龍は「断れば、君が大事にしている仲間は全員地獄に落ちる」と脅すことも忘れなかった。

情報の漏えいや、混乱を招いてしまったことに責任を感じたリンリンは、社長を辞任。『トリリオンゲーム』社をハルとガクに託した。ただ、『トリリオンゲーム』社のピンチは続いており、『トリリオンTV』の視聴数、『トリンリンPAY』の加盟店の数は大幅に減少していった。

そんな窮地に立たされた『トリリオンゲーム』社に、漬け込むように黒龍が姿をあらわし、再度、買収の話を持ちかけた。するとハルはあっさりと黒龍の前にひざまずき「俺は株を手放します」と買収を承諾した。続けてハルは、『ドラゴンバンク』の役員に自分を起用することを黒龍に提言した。慌ててガクが割って入るも、ハルは「ベンチャー企業ごっこは終わり」と一蹴。仲間をあっさり切り捨てるこのハルの行動にガクの怒りは収まらず、その場を後にした。そして『トリリオンゲーム』社の株を保有する祁答院(吉川晃司)もその株を売却する決断をした。

©TBS

後日、『ドラゴンバンク』による『トリリオンゲーム』社の子会社化が決定すると、『ドラゴンバンク』の取締役となったハルが、『トリリオンゲーム』社を訪れ、新社長になった橘得(小木茂光)を紹介した。ハルは『トリリオンゲーム』社のこれまでの役員を解任し、ガクもまた総務部へ異動となった。ガクは、思い入れのある『トリリオンゲーム』社設立の時にハルからもらった椅子は勝手に捨てられていたことに気が付く。ガクがその椅子をゴミ収集所で探し、見つけると大粒の涙を流しながらハルとの思い出を思い返した。

ガクが一度書いた退職届を破っていると、そこにハルが現れた。一見、身勝手な行動をとっていたかのようにみえたハルの一連の行動だったがこれも『ドラゴンバンク』を欺くためであった。ハルは「俺は『ドラゴンバンク』の社長になる」と話すと、黒龍がもみ消していた閣僚とのお金にまつわるスキャンダル記事をガクに見せた。このスキャンダルの証拠となるデータを黒龍のパソコンから奪い取り、黒龍を失墜させようという計画をハルは秘密裏に進めていた。

©TBS

後日、清掃員に変装したガクは黒龍のパソコンから直接、スキャンダルの証拠となるデータを取り込むことに成功。『トリリオンゲーム』社一同、各種SNSや動画サイトで黒龍のスキャンダルを暴こうと試みたものの、出回った記事などはフェイクニュースとして扱われてしまう。またトリリオンTVでもそのことを発表し、黒龍の悪事をさらす予定だったものの生放送直前に看板アナウンサーの白虎あかり(ももいろクローバーZ・百田夏菜子)が降板させられ、黒龍のスキャンダルは結果的にまた揉み消されてしまった。黒龍の部屋の監視カメラは、ハルとガクが黒龍のパソコンからデータを抜き取る場面を録画しており、つまり、黒龍が謀反(むほん)に備え、先手を打っていたのであった。

ハルの用意周到な頭脳プレーにネット上でも「全部裏をかいていく」、「形勢逆転できた」と感心する声が上がった。

黒龍は役員たちが揃った会議で「チームを裏切ったものには罰を与え追放しなければならない」とし、ハルとガクに解雇を言い渡した。追い込まれたハルであったがここで「次の株主総会に緊急動議として黒龍社長の解任を要求します」と大胆な計画を打ち出した。ハルは、祁答院と組み、黒龍のスキャンダルを武器に『ドラゴンバンク』の株を集めていた。それでも『ドラゴンバンク』社の実権を得るために必要な株の過半数を所有するには至っておらずハルは、黒龍自身の持つ株を譲渡するように命じた。

実は、ガクが清掃員に扮して黒龍のパソコンからデータを奪い取る際に、黒龍のパソコンをハッキングしており、黒龍が圧力でさまざまなスキャンダルを揉み消すその瞬間を隠し撮りしていた。ハルは黒龍のスキャンダルを暴いても揉み消されることを予想して、一手先の作戦を立てていたことを明かした。黒龍はこのスキャンダルを葬るために、強制的に株を手放さざるを得ない状況に追い込まれてしまった。さらに、ハルは『ドラゴンバンク』の過半数の株を保有するべく、黒龍の娘の“桐姫”こと黒龍キリカ(今田美桜)の持つ株を明け渡すように交渉を持ち掛けた。桐姫は、少し間を開けた後「私は、『ドラゴンバンク』の株を手放します」と答えた。「なぜだ!」と驚き慌てる黒龍に対し桐姫は「お父様の娘だから」と言い放った。桐姫は父親と『ドラゴンバンク』を守るための決断を下したというわけである。

ただ、ハルの行為はインサイダー取引に抵触することも考えられるため、黒龍が退陣した後の『ドラゴンバンク』の社長にハルはガクを任命した。ハルとガクは、リンリンを再び説得して呼び戻した。設立時の三人がそろったが、インサイダー取引を工作した自分が会社にいるべきではないと、判断したハルは潔くガクたちの前から姿を消した。『トリリオンゲーム』社の社長にはガク、そしてその子会社となった『ドラゴンバンク』の社長には桐姫が就任した。このシーンには「キリカ様一生ついていきます」と桐姫を応援する視聴者の声も。

ガクとリンリンは初期の『トリリオンゲーム』社に力添えをしてくれた『蜜園フラワー』の蜜園社長(余貴美子)のもとを訪れ、『トリリオンゲーム』社のグループへの参入を打診した。すると蜜園社長は、リンリンを『蜜園フラワー』の社長に据えることを条件に承諾した。

ハルがいなくなって2年の月日が過ぎたある日、ガクは久々に再開したリンリンに「今度の日曜、空いてたりしないよね」とおどおどしながらも、デートに誘いだすとリンリンもどこか恥ずかしそうに「空いてます」と答えた。その当日、ハルがリンリンを待っていると、さっそうとハルが姿を現した。「ハル君!?」とその再会におどろきながら大喜びのガクに、ハルはまたしても新たなる野望を企むような様子を見せ「俺らのワガママは世界一だ!」と豪語。トリリオンダラーを稼ぐためのハルの戦いはまだまだ続くようで、ネット上では「セカンドシーズンやってほしい!」という声が上がった。

TBS金曜ドラマ『トリリオンゲーム』
毎週金曜よる10時〜10時54分放送

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写真提供:©TBS

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