『トリリオンゲーム』9話 因縁のビジネス敵とまさかの結託で追い風も何者かがコンピューターをハッキングし史上最悪の危機が…

2023.9.12 11:00

9月8日にTBS系金曜ドラマ『トリリオンゲーム』の第9話が放送された。『ドラゴンバンク』の面接で再会したハル(目黒蓮)とガク(佐野勇斗)は1兆ドルを稼ぐべく『トリリオンゲーム』社を起業した。その後、リンリン(福本莉子)を社長に据え、事業を開始した。急速にその事業規模を拡大し続けたトリリオンゲームは最大手の芸能事務所『ゴッド・プロモーション(ゴップロ)』を買収し、天才ゲームプロデューサー(蛇島透)と共に大ヒットスマホゲームの開発にも成功。さらに『トリリオンTV』を開局させると、人気アニメスタジオ『ポポラ』の独占配信権も手に入れた。そんなトリリオンゲーム社に対し、ドラゴンバンク社のトップ・黒龍一真(國村隼)は、700億円での買収を持ちかける。

さらに、黒龍に娘の“桐姫”こと黒龍キリカ(今田美桜)と結婚し、黒龍家の一員になるよう打診されたハルは「すいません、実は俺、もう結婚してるんですよ」とキリカに恥をかかせないよう、既婚者である、とウソでその場をやり過ごす。この発言に驚いた一同であったが、桐姫はハルお得意の“ハッタリ”であることをお見通しであった。

ハルは、700億で会社を売却しこのマネーゲームを終わらせ、人生上がりにするか、もしくは、買収の話を蹴って、まだドラゴンバンクと戦うか、決断できずにいた。そんな中、ハルはガクをとある場所に連れ出す。やってきたのはカジノで、ガクが何気なくチップを置くとそれが大当たり。思わず笑顔があふれるガクにハルは、ドラゴンバンクからの買収話になぞらえるように、ここで辞めるか、まだまだ勝負を続けるかをガクに委ねた。ガクは勝負を続ける決断をし、買収の話に応じずトリリオンダラーを稼ぐために突き進むことを決意した。

この決断にSNS上でも「ガクもハルと同じ考え方になってきている」といったコメントも見られた。結果、ルーレットには敗れたものの、そこは違法カジノでもなければ、失ったチップも高額ではないことをハルから聞かされガクがホッと胸をなで下ろす一幕も。

そして、再度、交渉の席でトリリオンゲームの買収を提案する黒龍に、ハルは「俺らがドラゴンバンクを買収します」と宣戦布告し交戦の意思を明かした。その後、黒龍は娘の桐姫を解任し、子会社である『ドラゴンストア』への異動を命じた。

祁答院(吉川晃司)に最大手のドラゴンバンクの買収には兆単位の資金が必要であることを聞かされたハルは、その資金調達のためキャッシュレス決済事業への進出を企てる。ハルに強引に指名された形のガクが開発部長となると、ガクは新社員の松井(椿奈央)たちと協力しQRコード決済サービス『トリンリンペイ』の開発に成功した。

(C)TBS


トリンリンペイのシステムを構築した後、3年間手数料無料やポイント30%などの戦略で先手を打つと、ハルやリンリンが自ら奔走した効果もあり着実に加盟店を増やしていった。それでもライバル企業を突き放すまでに至らず、一気に勝負に出るべくハルは、ほぼ全ての国民が持っている交通系電子マネー『PASCA』との提携を考える。

トリンリンペイとの提携を打診するため、PASCAに出向いたハルとガクであったが、この件に関しては、PASCAを扱っている私鉄連合のトップである南急電鉄の渡利会長が権限を握っていると、PASCAの担当者から聞かされる。ハルとガクが早速、南急電鉄を訪れると、交渉の席には桐姫も同席していた。桐姫もまたドラゴンバンクの電子マネー『DORACO』と交通系電子マネ―の提携を狙っており、南急電鉄の渡利会長(大和田伸也)社長が、目的が同じである2人をまとめて同席させていたのであった。両者の提案に対し「交通系電子マネーが金儲けの道具として利用され、ネット市場、小売店市場、どちらかと組んで顧客のニーズが偏るのは避けたい」と会長は提案を断った。

提案を断られてしまったハルは、豪華なクルーズ船に桐姫を呼び出し「やっぱ俺ら結婚しようぜ」と共闘を呼びかけた。ハルは、トリンリンペイとDORACOで手を組んで交通系マネーを取り込んだ方が良策と主張。最初は難色を示すも「家を買って、子供作って犬も飼って…」と具体的に家族の話をしていくうちに、桐姫もハルの野望に意気投合し、ハルと桐姫は本当に結婚し手を組むことになった。この展開にSNS上では「最強タッグの完成」「まさかの結婚」といったコメントが見られた。

ハルと桐姫は、総会で、完璧なプレゼンをこなし、その場にいる役員たちの多数決により交通系電子マネーとの連携がグループ内で採択されるとなった際に、渡利会長は独断で、「足並みそろえて一歩踏み出すためには時間が必要なんだ」と採択を無碍(むげ)にしようした。しかし、ハルは事前にトリリオンTVの記者でもある情報系ユーチューバーのオサバキくん(谷恭輔)に、働きかけスキャンダルをエサに他の役員たちを取り込んでいた。桐姫もまた、資本を盾に役員たちを味方につけていた。結果、渡利会長の独裁体制に不満を持つものが多かったという機運も味方し多数決の結果、トリンリンペイ、DORACOとPASCAとの提携は見事成功した。

(C)TBS

ところが、巨大な資本にものを言わせ、ドラゴンバンクがその提携先を横取りする形で、南急電鉄を取り込み、ドラゴンバンクの新決済サービス『ドラゴンペイ』と大手交通系電子マネー『SUISUI』とPASCAを提携させてしまう。その記者会見が執り行われる中、黒龍はハルに対し、「提携先を奪ったのは序の口、これから徹底的に潰されるよ」と忠告。時同じくして、トリリオンゲーム社のコンピューターに内部の何者かがハッキングし、“ゲームのユーザー情報が漏れる”、“配信システムにウイルスが侵入してサーバーダウン”といった緊急事態がトリリオンゲームを襲う。この件についてもドラゴンバンクが関わっている可能性が高く、桐姫の秘書・長瀬忠則(竹財輝之助)が、地下駐車場で、トリリオンゲームの新入社員の松井に対し札束と引き換えに何かを受け取っていた。

次回、第10話・最終回では、黒龍が「君が大事にしてる仲間たちは全員地獄に落ちる」と不吉な言葉をハルにかける。その言葉の通り、ユーザーの情報漏洩(ろうえい)などが原因で会社の信用は落ち、売上も激減した。ついにドラゴンバンクがトリリオンゲームを買収したが、ハルは誰も想像しなかったとんでもない行動に出る。

TBS金曜ドラマ『トリリオンゲーム』
毎週金曜よる10時〜10時54分放送

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写真提供:©TBS

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