齊藤工監督「監督をさせていただく1つの条件」とは? 映画『スイート・マイホーム』ジャパンプレミア舞台挨拶リポート

2023.8.7 19:00

映画『スイート・マイホーム』のジャパンプレミア舞台挨拶が、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで8月3日(木)に行われ、主演の窪田正孝をはじめ、蓮佛美沙子、奈緒、磯村アメリ、そして本作で監督を務めた齊藤工が登壇した。本作は、2018年に『第13回小説現代長編新人賞』を受賞した注目の作家・神津凛子のデビュー作『スイート・マイホーム』(講談社文庫)が原作。主演には窪田正孝を迎え、共演には蓮佛美沙子、奈緒、窪塚洋介らも出演。実力派俳優たちが織りなす予測不能のホラー・ミステリー。

主人公・清沢賢二を演じた窪田は、「初めて皆さんに見てもらえるということで、すごくドキドキしています。(映画を見た人が)どんな感情、感想が生まれるのか楽しみにしています。」と挨拶し、監督・齊藤工は「海を越えていろんな心臓をつかんできたこの作品を、日本で皆さんにお届けできること、心からうれしく思います」とコメントした。

■窪田、一番共演が多いのは“齊藤工”
齊藤が監督を務める作品に出演する話を聞いた時にどう思ったか聞かれた窪田は、役者人生の中で齊藤との共演が一番多いことを明かし「20代の時も一緒にやらせてもらっていて、調子乗っていた時もあったので、ちょっと恥ずかしい部分もあった、そういうのも全部ひっくるめてぶつけられたらなと思ってやらせていただきました」と答えた。
一方の齊藤監督も、「そこ(窪田が主演を務めること)が僕の中でも監督をさせていただく1つの条件」と、窪田主演が必須条件だったことを明かし会場を驚かせた。


■子役・磯村アメリ(6)から見る、齊藤監督の印象は?
子役・磯村アメリは齊藤監督の印象を聞かれると「やさしいかんとく~!」、さらに「かわいいかんとくさん」と6歳らしいかわいい声でコメントすると、齊藤監督もマネして「かわいい監督さんなんです」とアメリちゃんにメロメロの様子だった。

■齊藤、助監督に間違えられ「耐えられそうにない」
撮影現場での思い出を聞かれると、奈緒が「監督がめちゃくちゃかわいいニット帽をある日から急にかぶってきて、“寒いから帽子なんですか?”って聞いたら、(齊藤監督は)“みんなから(助監督に背丈が似ているので)間違われて声をかけられて、だけどみんな助監督さんに用があるから、あっ…監督か…、みたいな感じになっちゃう。それに僕の心がクランクアップまで耐えられそうにないので帽子をかぶりました”っておっしゃっていて、すごくチャーミングだなと思いました」と、齊藤とのエピソードを披露した。

■“我が家の秘密”を発表。蓮佛家のお年玉は『本』
また、映画の内容にちなんで“我が家の秘密”を発表する場面では、「お年玉は本」と答えた蓮佛。「両親からお年玉をもらったことがなくて、代わりに毎年本をもらう」と話し、続けて「子供の頃は本当に嫌で、お金が欲しくて(本をもらうことが)すごく嫌だったんですけど、今は仕事的にも台本を読んだりするので、今となっては(親に)感謝だなと思います」と語った。

そして、最後の挨拶では、これから映画を見る方に向けて、齊藤が「役者さんたち、そしてスタッフの皆様の、この作品を作り上げるという思いが宿っている作品になっていると思います。多くの方のお力をお借りしながら、この作品が生まれ今日を迎えております。この作品をご覧になった暁には、素直にこの作品をそれぞれが評価していただけたらと思います。」とメッセージをおくった。

映画『スイート・マイホーム』は、9月1日(金)より全国公開。

映画『スイート・マイホーム』
9月1日 全国公開
配給:日活 東京テアトル
©︎2023『スイート・マイホーム』製作委員会
©︎神津凛子/講談社

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