米倉れいあに単独取材! 『僕たちの校内放送』で初ヒロインに挑戦「自分の演技が楽しみ」

2023.8.1 20:00

現在放送中のドラマ『僕たちの校内放送』(フジテレビ火曜深夜放送)で、学園のマドンナ・夏川茜役を演じている米倉れいあ。本作は、引っ込み思案で学校でも目立たない存在の放送部員の少年が、仲間とともに校内放送を盛り上げていく“校内放送青春群像劇”。entax取材班はクランクイン直前の米倉に単独取材を敢行し、初めてヒロイン役に挑む心境を聞いた。

■お芝居は“憑依(ひょうい)型”「撮影に入るとパッと切り替えられるタイプなんです」

――最初に脚本を読んだときの感想を教えてください。

すごく面白い脚本だなと思いました。あっさりしているように見えて、どこか深くて……“THE 青春ドラマ”という感じですね。

――演じる夏川茜は、どんなキャラクターでしょうか。

茜はちょっとふわふわした不思議ちゃんで、学園のマドンナです。ヒロイン役は初めての挑戦ですし、キャラクターの見た目も「ふだんのイメージと違う」と言われることがあるので、演じられてすごくうれしいです。

――役作りについても聞かせてください。

よく「1ヶ月前から役作りをする」とか聞くんですけど、私は撮影に入るとパッと切り替えられるタイプなんです。なので、今はまだ役作りというものはしていないけど、きっと撮影に入ったら自然と“不思議ちゃん”になれると思います。

――俳優を始めた当初から、そのスタイルですか?

『星星(セイセイ)のベラベラENGLISH』や他のドラマで、“クランクイン前から役を作る”ということをやってみたんですけど、私には逆効果だったというか。意識しすぎて演技ができなくなっちゃうこともあったので、今はその場の集中力を利用して、オンオフを切り替えて演じるようにしています。

――役作りをしないで現場に行くって、度胸も必要ですよね。

昔から「漢気がある」ってよく言われます(笑)。俳優のお仕事に限らず、一度決めたらやり通す自信があるし、結構度胸はあるタイプなのかなと。チャレンジ精神も旺盛なので、バンジージャンプもできます!(笑)

――ここでその話をしたら、いつかバンジージャンプのお仕事が来そうですね(笑)。では、茜を演じる上で大事にしたいと思っていることは?

ほんわかした女の子なので、“みんなからモテている”ということを意識しないで、自然に天然っぽさを出せるように頑張りたいです。すごく難しそうですけど、私はカッコよく言うと“憑依型”なので、その憑依に任せようかなと思ってます!

©entax

■初ヒロインに臨む“自分の演技”に興味津々「自分でも想像できない」

――主演を務める木戸大聖さんの印象を教えてください。

まだご挨拶程度しかお話してないんですけど、見ただけで「主役っぽいな」と思いました。「もう役に入り込んでるのかな?」と感じるような佇(たたず)まいで。木戸さんだけじゃなく、今回はみなさん共演するのが初めての方なので、これからたくさんしゃべっていきたいです。

――初共演の方ばかりとのことですが、現場にはどんな意識で臨まれますか?

その日のモチベによってしゃべれる日としゃべれない日があるので、それに身を任せようと思います(笑)。自分でも、1日のうちに何が起こるか予測できないんですよね。だから、その場の気分と雰囲気に任せて、みんなとおしゃべりをして楽しく撮影できたらいいなって。もちろん、みなさんの演技にも興味があります。ただ、自分らしくいるのが好きなので、お芝居を“盗む”というより“勉強させていただく”という意識で撮影に取り組もうと思っています。

――撮影で楽しみにしていることはありますか?

初めてヒロイン役をやらせていただくので、自分の演技が楽しみです。現段階でセリフはしっかり覚えてるけど、自分でもどういう演技をするのか想像できなくて。共演者の方の演技を見るのも楽しみなんですけど、やっぱり自分の演技が一番楽しみ……って、ちょっと変ですよね?(笑)。

――いやいや、素敵です!米倉さんはガールズユニット・821のメンバーとしても活躍されていますが、ドラマについて他のメンバーとは何かお話しましたか?

いや、していないです(笑)。ふだんからくだらない話ばかりしていて、個々のお仕事の報告とかはお互いにしないんですよ。でも、やっぱり1人で仕事をするときには心細くて、「頑張らなきゃ!」という気持ちになるし、逆にメンバーと一緒にいるときには本当に落ち着きます。メンバーでもあるし、友達でもあるし、家族でもあるし、他にない唯一の存在ですね。

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■石原さとみの舞台に感激の涙「私もこの世界でやっていきたい」

――今回、主人公・浩哉は友人との出会いを機に生活が変わっていきますが、米倉さんは誰かと出会って人生や考え方が変化したような経験はありますか?

出会いではないですけど、TikTok のDMで事務所からスカウトされたときに、お母さんが「1回でもいいからチャレンジしてみなさい」と言葉をかけてくれたおかげで、人生が変わりました。私は反対だったので、お母さんには感謝しています。

――米倉さんご自身は「反対だった」というのは?

テレビも映画も舞台も全然見ていなくて、もともと芸能に興味がなかったんです。私の将来の夢はディズニーリゾートのキャストだったので、そっちの道に行きたいなって考えていました。

――実際に芸能界に入って、「ここで活躍したい」と思うようになったきっかけがあったのでしょうか。

石原さとみさんの舞台(『密やかな結晶』)を観に行かせていただいたときに、すごく感動したんです。私はふだんから感情が高ぶったりすることがなかったのに、その舞台を観たら涙が出てきて。終演後に石原さんにご挨拶させてもらったんですけど、本当に大号泣で、自分でもこんなに泣けるんだって驚きました。大袈裟(おおげさ)じゃなく、「私にも心があったんだ」と。ここまで心を動かされたのは人生で初めてで、そのときに「私もこの世界でやっていきたい」と決意しました。

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――あらためて、ドラマの見どころとメッセージをお願いします。

全4話に内容がギュッと凝縮されてるので、1話1話の内容が濃い青春ドラマです。きっとキュンキュンすると思うし、「こういうこともあったな」と思い出すような学生らしさが詰まっています。私はすごく好きな作品なので、みなさんにも第1話から最終話まで、ちゃんと通して観ていただきたいなと思います!

【米倉れいあ Profile】
2005年2月8日生まれ。和歌山県出身。2018年『第43回ホリプロタレントスカウトキャラバン』の合格者で結成したガールズユニット・821(ハニー)の“REIA(レイア)”としてデビュー。2020年『ZIP!』内のコーナー「星星(セイセイ)のベラベラENGLISH」に出演。俳優としての主な出演作に、ドラマ『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』(2021年)、『コントが始まる』(2021年)、『雨に消えた向日葵』(2022年)、『パパとなっちゃんのお弁当』(2023年)などがある。

【作品情報】
フジテレビ 火曜ACTION!『僕たちの校内放送』
8月1日(火)24:25~放送
8月8日(火)24:25~放送
8月15日(火)24:25~放送
8月22日(火)24:25~放送
出演:木戸大聖、前田旺志郎、中田青渚、米倉れいあ

写真:©entax

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