黒木華 「何かを残さなきゃいけない」芝居を続けるにつれ増していった重圧…引退まで考えた状態から救ってくれたものとは

2025.4.21 12:10
俳優・黒木華らの写真

俳優としてさまざまな作品で活躍する黒木華が、19日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。今回はメキシコを訪問し、俳優を辞めることも考えたという辛い時期に、自身を救ってくれた出来事について語った。

首都のメキシコシティから飛行機と車で4時間半。カリブ海に面した港街『プラヤ・デル・カルメン』を訪れた黒木は、「熱い感じがします。街歩いてる人たちもそうですけど、気候も暖かいからっていうのもありますし」と、街歩きを楽しむ。プラヤ・デル・カルメンは一年を通じて温暖な気候と、紺と青のグラデーションが美しい海を求め、世界中から観光客が訪れる街。シュノーケリングやダイビングなど、マリンレジャーが盛んで、黒木の目当てもダイビングだという。

「山より海の方が好きなので、テンションが上がりますね、海の方が。なんか怖さもありながら、(地上との)時間の経過が違うふうに私は感じていて」と話す黒木。「生きている、その生活の中の現実。働いていたりとか、そういう現実とかけ離れた場所。私にとって(海は)そういう場所なので、そこがすごく魅力的だと思いますね」と続けた。

海に頻繁に行くようになったのは最近だと言い、それには仕事に対する気持ちの変化があったとのこと。

獲得した賞は数知れず。2014年のベルリン国際映画での最優秀女優賞をはじめ、日本アカデミー賞では表彰台の常連。さまざまな役柄を演じ分ける黒木だが、“何かを残さなきゃいけない”、芝居を続けるにつれ、そんな脅迫観念にも似た考えが浮かぶようになったという。純粋に好きでしていた芝居が、「自分が好きだったことを仕事にしている分、頑張らねばっていう気持ちがすごく強くて」と、少しずつ苦しいものに変わっていった。そして最終的には、芝居を辞めることを考えるまでに、追い詰められたという。

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