“苦労した後の飯はうまい”は本当なのか?有名店と偽り、冷凍パスタを提供…意外な結末とは
5月19日に放送された『X秒後の新世界』では、人は苦労したご飯なら何でもおいしいと感じるのか、検証を行った。
苦労を乗り越えたご飯が、いつも以上においしく感じられることがある。自分で釣った魚の方がおいしい、行列に並んだ甲斐(かい)があったなど、そういった場面は色々考えられるが、立正大学心理学部の西田公昭教授によると、これは自然なことだという。「認知的不協和の理論っていうので説明できる現象なんですね。人というのは心の中で矛盾していると、矛盾を解消しようとするように動機づけられる」とのこと。
たとえば、行列に並んだのに味がイマイチだったという矛盾が起こった場合、「おいしいはずだ」「おいしかったんだ」と自分をだましてしまうとのこと。つまり、苦労すればするほど努力を正当化し、得られた成果を過大評価するのだという。
それならば人はどんな料理でも努力した分だけ過大評価してしまうのか?番組では、3人のターゲットに“苦労レベル”を3段階に分けて検証した。
まずは苦労レベル1。お笑いコンビ・バッテリィズのエースをターゲットにした。仕掛け人のニッポンの社長・辻皓平が、プライベートで食事に行くというテイでエースを呼び出し、「裏メニューがめっちゃうまい店あるから」と誘導。20人ほどのお客さん(エキストラ)が並ぶ行列店という設定の店に案内する。
ここの店で提供される裏メニューは、注文を受けてからスタッフが近所のスーパーへ買いに行った、3時間前に作られたオムライス。これを厨房(ちゅうぼう)の裏でレンチンし、お皿だけ移し替えて提供する。30分ほど待たされたエースはオムライスを口にすると、突然笑い始めた。
感想を特に言うでもなくオムライスを完食したエースにネタバラシもあわせて話を聞いてみると、「マジで家で自分で作ったやつと一緒くらいの味やったんですよ」と、あまりの味の平凡さに笑ってしまったという。第一段階、30分程度の行列では、味は変わらなかった。ここから一気に苦労レベルが上がっていく。

