「この気持ちに、“恋”と名付けていいだろうか?」一葉(上白石萌歌)と司(生田斗真)がたどり着いた、人間が恋をする理由とは…『パン恋』最終話
一葉が教会に駆けつけると、そこには司の見立て通りアリアの姿が。アリアにとってモデルとしての原点だった場所で、アリアは「どうやって歩くか完璧にイメージできてたのに…」と、記事のせいで“ひとりのモデル”として純粋に見てもらえなくなったことに怯(おび)えていた。
その姿を目の当たりにした一葉は、「コクホウジャクって知ってますか?」と切り出すと、アリアに野生の恋について解説。オスのコクホウジャクは、その尾羽が長いほどモテるとされ、その羽を失うとメスに見向きもされなくなるという。「今のあなたは、まるで尾羽を切られたコクホウジャク」とアリアに伝えた。しかし、モテなくなったコクホウジャクは、その後も必死に求愛行動を続けると語り、「尾羽を切られても、あなたは灰沢アリアです。灰沢アリアであることに胸を張ってください」と励ました。

さらにそこへ遅れて駆けつけた司は、アリアに対し、自身がモデルを辞めたのは人間から逃げたかっただけではなく、モデルの仕事を真剣に愛するアリアに刺激を受けたからでもあると告白。アリアのように自分が迷いなく好きだと言える仕事をしてみたいと、モデルの道を離れた司は、「君が歩けば、すべての空気が変わる、それを私は、誰より知っている。だから行け。灰沢アリアを信じろ」と思いを伝えた。
2人の言葉により立ち上がったアリアは、ショーの会場へ。そこで自身の復活を信じ続けたケイカからも「あなたの美しさで、すべてをねじ伏せてきなさい。You are The beast!(あなたは獣よ!)」と声をかけられ、ついにランウェイに立つ。
一葉をはじめとする雑誌『リクラ』編集部の面々や司が見守るなか、その堂々としたアリアの姿に、もはや同情や好奇の目は向けられず、会場は割れんばかりの拍手に包まれる。アリアは自らの圧倒的なオーラだけで、世間からの評価をねじ伏せたのだった。

