北山宏光 14年前にインドで出会った日本人から学んだ“幸せ”の定義

2026.3.9 07:00

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北山宏光の写真

翌日、船の上からヴァラナシの町を見渡しながら聖なる川・ガンジスに願いを込めた北山は、インドを再訪した現在の自分を振り返る。

「(前にインドを訪れた)26の時に、40歳っていう年齢がわからなくて。どうなってるか自分が」と語る北山。3年前、所属していたグループを卒業し事務所も離れ、新たな事務所へと飛び込む決断を下した。

その理由について北山は「自分が40歳になるタイミングで何か挑戦しない限り、自分の50歳、60歳、もしくは70歳までが見えなかった。それは“グループの未来”が見えなかったわけじゃなくて、“オレはどういう風に生きていくか”ってことが見えなかった」と語り、「怖かったですよ。積み上げてきたものもあって、それを1回自分の中でリセットするっていうのはね」と、当時の心境も打ち明けた。

そしてこの大きな決断ができたのも、14年前にインドを訪れたことが一因となっていた。「(インドで)力強く生きている人にものすごく惹(ひ)かれた」「自分がどこに行っても負けないメンタリティを持たないとこの世界勝てねぇ、みたいな」と、インドで出会った人々の力強さに大きな影響を受けてたという。その中でも、ヴァラナシの久美子さんとの出会いは特に大きかったようだ。

14年前、久美子さんに「インドに住んで幸せですか?」と聞いた北山。「“大変だけど幸せよ”とか、そういう答えなのかなと思ってた」というが、実際に帰ってきた答えは想像していたものと全く違っていた。

久美子さんは北山の問いに「(幸せかどうかは)自分で感じるだけ。気持ちの問題だよ。これで幸せだと思ったら幸せだし、これで汚い、何がない、それが無い、と思ったら不幸でしょ?(自分が)思うだけじゃない」「幸せなんていう言葉自体、出すものでもないし、聞くものでもないと思ってるから…」と答えた。

久美子さんの言葉を振り返り「そんなん自分で決めなさい、みたいな。口にすると価値が下がる気がするよね、そういうのって」と改めて語る北山に、大きく刺さっているようだった。

その後、ヴァラナシの町でコーヒーショップを営んでいる日本人女性を見つけた北山は、あの時に久美子さんに聞いたのと同じように「どうですか?こっちの暮らしは」と問いかける。女性は「そりゃあ旅行が楽しいですよ。でも住むとなるとね」と答えつつ、「でもそこにガンジス川があるから住めます。川が全てを飲み込んでくれます」と話してくれた。きっと彼女にも久美子さんと同じような気持ちが宿っているのだろう。

何が幸せかは自分で決めること、そして言葉にできない暮らしの中に存在するものだということ。それを再確認した北山は「幸せですか?」とスタッフに問われ、「そんなことは聞くことじゃない」とおどけつつ、「楽しんでいるから幸せだなと思ってる」と笑顔で答えた。

北山宏光の写真

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写真提供:(C)日テレ
文:entax編集部

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