漁師たちの夢…今年の一番マグロを釣り上げるのは誰だ?一番マグロを8回も釣り上げたマグロ漁の神に密着

2026.3.7 11:30

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実は竹内さん、もともとは漁師ではない。1951年、漁師の家に生まれたものの家業は継がず、若い頃は工務店で大工として働いていた。35歳で独立し、一代で築き上げた工務店は“大間で知らない人はいない”と言われるほどの大成功を収めた。しかし45歳を過ぎた2001年。初競りのマグロが 2020万円という当時の最高値を大幅に更新。そのニュースを見て竹内さんは心を揺さぶられた。「マグロ漁には夢がある」、そう一念発起し、マグロ漁師へ転身。今や“大間一のマグロ漁師”と呼ばれる存在となった。そして現在74歳。この日、竹内さんは 9度目の一番マグロを目指して海へ出た。

果たして一番マグロは釣れるのか…!?

なかなかマグロがかからない中、午前7時。その時は突然やってきた。港を出てから約17時間、ついに1本目のマグロを釣り上げた。その重さは初競りに十分かけられるサイズ、185kg!ここから鮮度を保ったまま豊洲に送るための締め作業を行う。まずは頭蓋骨に穴をあけ、神経締め。尾びれを切り落とし内臓を取り除く。この作業をわずか5分で行う。

締め作業はわずか5分で行う

するとその後、2本目がヒット!その重さは、1本目を40kgも上回る226kgの特大マグロ。一番マグロ候補に十分なり得るサイズだ。締め作業を終えたマグロは、鮮度を落とさないようすぐに氷水の中へ。さらに間髪入れず3本目もヒット。こちらは172kg。続いて4本目も釣り上げ、この日、竹内さんが釣り上げたマグロは計4本・総重量750kgに達した。出港から約20時間。午前10時、ついに帰港。他の漁師たちも続々と水揚げを終える中、竹内さんの2025年・初競り漁は、“納得の釣果”を残して幕を閉じた。

竹内さんが釣り上げた200kg超えのマグロ

そして迎えた2026年1月5日。竹内さんのマグロをはじめ、全国から247本ものマグロが豊洲に集結した。残念ながら、竹内さんのマグロは“一番マグロ”とはならなかった。しかし、竹内さんにとって勝負はそこでは終わらない。「俺の人生これからが勝負だから、これで満足している場合じゃない。大間町のために何ができるか。せっかくこれまで頑張って今がある。大間町のためにこれからが勝負」と語る竹内さん。74歳にしてなお、前を向き続けるその姿勢。“神”と呼ばれる理由は、技だけでなく、この揺るぎない覚悟にもあるのだと感じさせる言葉だった。

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写真提供:(C)日テレ
文:entax編集部

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