「照明や間取りが変化する仕組みも研究中です」住人の動きを学習して変化する人工知能を搭載した超最新ハウスの実態を調査

ここで、ハさんは「実はこのリビング、人工知能によって間取りが変化するんですけど、どこが変わるかわかりますか？」と2人にミステリーなクイズを出した。部屋を観察したコカドは、ソファーの下の引き出しが出ていることに気がついた。

ハさんは正解を示すために「ここに立ってください」と言い、中岡が窓際のスペースに立つとハさんはさらに「両手を上げて」と指示を出した。言われるがままに中岡が手を上げると、中岡が立った場所の床だけがゆっくりと上がり始め、驚いた中岡は「うわー！」と声を上げた。

コカドは「こっちにも座れるんだ！」と納得顔。そう、設定したポーズを人工知能が認識することで床が上がり、床が椅子になることで間取りが変わる仕組みになっているのだ。また、肩に手を置くと床が自動的に下がる仕組みにもなっている。

他にも、段差の下の一部を引き出すと新しい階段が現れ、階段を降りると外の庭に直接出られるように変化する。感心する一方で、「お金をかけているけれど、そんなに役立っている感じがしない…」と中岡は正直すぎる感想を口にした。

「この家は私の実験場なんです」と言うハさんは、家中に26個のセンサーを設置し、人工知能に、住人の動きをデータとして収集させているという。「家が私たちと一緒に成長して、私たちの生活に尽くしてくれるようにしたいんです」と最終目標を語った。

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写真提供：©ytv