不倫相手・涼（豊田裕大）に現金とクレジットカードを差し出す莉沙（井桁弘恵）。爽やかな素顔に隠された涼の本性が明らかに…

一部始終を目撃した高久は涼と対峙（たいじ）するものの、涼は悪びれる様子もなく冷静に高久をかわした。そんな高久は何者かに階段から突き落とされそうになるも、間一髪、手すりに捕まり怪我を負うことはなかった。

涼と会った後、自殺直前の凪子に暴言を放ったことを引き合いにし、奏子は莉沙に追加で500万円を要求。莉沙に動かせるお金はないが…

涼のもとへ行こうとする莉沙に、高久は涼の本性に気づくよう警告。涼が奏子と密会していたことやお金も入る宛てがないことを告げるも莉沙は聞く耳持たず。ついに莉沙は高久に「離婚しよう」と告げ、離婚届をおいて家を飛び出す。

その足で涼のもとへ向かった莉沙は、約束を破って奏子と会った涼を問い詰める。莉沙は悪びれる様子もない涼に対して怒りをぶつける。同時に、生前の凪子が言っていた“涼はウソつき”、“平気で人を欺（あざむ）く人間”、“あなただって、いずれ私と同じになる”という言葉が脳裏をよぎってしまう。莉沙はそのまま涼と熱いキスを交わす。

時同じく、奏子の妊娠が判明し、モラハラ夫・将也も思わず笑顔に。奏子も喜んだがDNA鑑定の話になると、表情を曇らせる。そして、現金1000万円の入ったバッグを手に険しい表情を見せる莉沙。バッグの中のお金は、再会した老婦人から保険加入のため入金をお願いされて、預かっているお金だが…。ラストシーンの莉沙に対しては、ネット上でも「正義感の塊みたいな人だったのに、人様のお金に手をつけるのか。どんどん地獄に落ちていく」という声も見られた。

次回第10話、“一時的に借りるだけ”と言い聞かせつつ莉沙は結局、顧客のお金を着服。そして奏子が高久の子を妊娠したと知った将也は奏子を連れ、矢嶌家へ怒鳴り込む。奏子の子は進藤家の子として育てるということで話がまとまったが、莉沙の一言から奏子が涼とも関係を持っていたことを知った将也は激高し、奏子との離婚を決意。托卵（たくらん）に失敗した奏子は莉沙に恨みを募らせる。莉沙の横領を知った莉沙の元上司のパワハラ男は莉沙に近づくと…。

『そこから先は地獄』
毎週火曜24時24分から日本テレビ系にて放送