ウエンツ瑛士「めちゃくちゃうめー!」3000万円でつくられた部屋の中で、24時間体制で管理される幻の食材とは
そしてついに、巨大空間がある1階の入り口へ。扉を開けると、中からは機械音が聞こえてきた。中に入って、まずは約11帖の作業場へ。ここには業務用サイズの冷凍庫が置かれている。また、2人は“管理人室”と書かれた扉を発見した。中はシングルベッドと机、イスが置かれた約4帖の個室になっていた。小野さんは緊急事態の時にすぐに駆けつけられるように、ここで寝泊まりしているという。
いよいよ、2人は巨大空間の中へ。扉を開けて中に入ると、巨大空間にはたくさんの生簀(いけす)が置かれており、その中には三重の名物である立派な伊勢海老が入っていた。また、2人は天井からたくさんのAIカメラが下がっていることに気がついた。そう、8つの四角は伊勢海老の生簀、6つの丸はAIカメラだった。
この伊勢海老はただの伊勢海老ではない。幻の食材とは、脱皮した伊勢海老だったのだ。AIカメラは伊勢海老が脱皮してシルエットが2体になるとそれを検知し、小野さんが作ったアプリに脱皮通知がくる。画像も確認して脱皮していたら、夜中寝ていてもすぐに駆けつけなければならないのだ。
山本が「朝脱皮したな、よしすくおう、じゃ遅いんですか?」と尋ねると、小野さんは「2時間で殻が堅くなってしまうんです」と、夜でも駆けつけなければならない理由を教えてくれた。伊勢海老は、脱皮した2時間以内に急速冷凍することで殻は柔らかいまま保たれるのだ。そして幻の食材となった伊勢海老は、つの先から足の先まで丸ごと食べることができる。
実際に脱皮したての伊勢海老を触ってみて、「ぷにぷに!」「ブヨブヨでしょ」と2人は大興奮。小野さんの店では、脱皮したばかりの状態の伊勢海老に衣をつけて揚げ焼きし、日本酒でフランベした後にバター、塩を絡めた『幻の脱皮伊勢海老のバター焼き』が大人気なのだそう。
関は料理を口に運び、「うわ、おいしい!全然堅くないですし、殻にしかない香ばしさみたいなものがめっちゃおいしい」と驚いた。山本も一口食べて、「柔らか!」と感動した。
関が小野さんに「今後の夢とか目標とはありますか?」と小野さんは「伊勢海老料理で世界一になりたいですね」と大きな目標を語った。

スタジオにも『幻の脱皮伊勢海老のバター焼き』が登場。頭の部分を食べたウエンツ瑛士は「めちゃくちゃうめー!」と目を細める。見取り図・盛山晋太郎も「うまー!すごいわ!」と声を上げた。「殻も旨味あります」とリリー。盛山は「俺、これがゴチで出てきたら62000円って予想する」と言い、スタジオは爆笑だった。











