空港税関職員役の木村昴が見抜いた外国人営業マンの不正薬物密輸…手口を暴くきっかけとなった「512分の1の確率」の違和感とは
声優の木村昴とタレントの高田夏帆、田中美久が10月23日放送『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。空港の税関職員として、不正薬物を国内に持ち込もうとする外国人の悪質な手口を暴く姿を演じた。
卓越した知識と、物品に蛸(たこ)の触手のように這(は)わせる指先のわずかな感覚から、その素材や情報を読み取ることで、“オクトパス”の異名を持つ木村監視官と、その部下である高田・田中係員の3人の前に現れたのは、スパイスの売り込みにやってきたという外国人営業マンの男女2人組。マスク姿の男性は風邪を引いていると語り、その部下である女性が、男性に代わって木村らの問いかけに答えた。
過去にも度々訪日していながら、いずれも異様に短期間であることと、麻薬探知犬反応があったにもかかわらず落ち着いた様子に違和感を抱いた木村は、早速「お荷物、拝見してもよろしいですか?」と所持品を確認。スーツケースには営業に使うというスパイスや香辛料、さらには男性が使用するであろうカプセル薬や冷却ジェルシートなどが入っていた。
ひと目見ただけで、そのスパイスの名前を言い当てた木村は、その強い香りで薬物を隠匿しようとしているのではと疑ったものの、田中とともに直接スパイスを調べた結果、怪しい痕跡は見つからず。
一方の高田は、2人が飛行機に乗る前に買ったというカプセル薬に注目。2色のカプセルが大量に入った保存袋を手に取ると「買ったばかりなのに保存袋に?」とその保管方法を怪しんだが、女性は「箱のままだと取り出しづらいから」と説明したうえで、保管していた薬の外箱も提出。そこでも特に怪しい細工などは確認できなかった。
その後の拭き取り検査で、薬物反応が見られるも、2人の所持品に怪しい様子はなく、ボディチェックをしても異状はなし。それでも木村は、なかなか終わらない検査にいら立つ2人に抱く、拭えない違和感の正体を突き止めると、「あなた方の旅はここで終わりです!商談をキャンセルしてください!」と叫ぶのだった。











