1972年『あさま山荘事件』で使われた鉄球は今どこに?意外すぎる保管場所に、スタジオ驚がく

2025.10.8 10:45
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調査が振りだしに戻り、当時の中継映像を見直していたスタッフが目を付けたのは、ニュース映像に入る中継音声。その声は当時現場で取材をしていた元日本テレビアナウンサーの久能靖さんのものだった。御年89歳になる久能さんのもとを訪れると、鉄球を現場で操作していた人物らが明らかになった。操作していたのはなんと民間人。事件後約30年間、犯人グループからの報復を避けるため秘密にされていたというが、地元で解体業を営む白田組(はくたぐみ)という会社の社員がクレーンの操作を行っていたという。

白田組が拠点としていた長野県長野市に向かったスタッフたちは、当時クレーンを操作し、鉄球を山荘にたたきつけたご本人、白田五郎さん(90)と対面。当時の事件の様子を聞くとともに、現在、本物の鉄球を保管している人物を教えてもらうことができた。白田さんによれば、数年前に白田組は廃業。鉄球は現在、3代目の社長であった人物が管理しているという。社長のもとに向かうと、鉄球は会社の廃業後もそのままである、白田組の資材置き場にあるという。

資材置き場に向かうと、聞いていた通り、建材やドラム缶など、様々なものが野ざらしに放置されていた。スタッフがそんななかを歩いていると、ゴムタイヤの真ん中に鎮座する鉄球を発見。直径約70cm、重さ約1.5トン。サビや傷だらけの鉄球は、人知れず資材置き場に眠っていた。現在の鉄球の様子を、クレーンを操作していた白田さんに報告すると、「これは本物」と断言。20年ぶりに見るというが、間違いようがないという。「俺が溶接したやつだ。やっぱり自分で改造したり、散々使ったのはわかるんだな。俺の一番のいい相棒だったのかもしれない」といい、“相棒”と久方ぶりの再会を果たすこととなった。

番組の調査VTRを見終えた出演者の手越祐也は「明日学校とか職場とかで話せますよね」と大満足した様子だった。

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写真提供:(C)日テレ

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