【最終回】夫・拓哉（前田公輝）が妻・千春（仁村紗和）に出した最後の答えは、離婚か？復縁か？

未だ姿を見せない千春を心配する拓哉は、京子から千春が一切の不倫関係を断ち切ったことを聞かされる。そして娘への歪（ゆが）んだ愛情に気づいた京子は「私には、もうあの子（千春）を救うことはできない。悔しいけど、拓哉さん。あなたにしかできないの」と拓哉に娘の救済を託した。

色々探し回った後、拓哉は川辺にいる千春を発見。拓哉は千春に対し「千春のことを受け止められるんじゃないかって…」と前向きな言葉を発すると、「ちゃんと本当の千春を教えて！…全部教えて！」と涙ながらに本音をぶつけた。これに千春も「話していいの？本当にいいの？」と泣きながら答える。拓哉が「そこから始めよう」とつぶやくとそのまま2人は強く抱きしめ合った。

後日、再度婚姻届を出そうとする拓哉は、莉乃から再婚できないことを告げられる。驚く拓哉に莉乃は離婚届にコーヒーをこぼしたため、受理手続きをしていなかったことを伝える。莉乃は「あくまで奥さんのためです」と言葉を添えた。拓哉はコーヒーの滲（にじ）んだ離婚届をシュレッダーに投下し、千春との新たなスタートを切った。

ラストシーンでは、拓哉が部屋にいたクモに怯（おび）えながらティッシュで包んで外に逃すと、そのまま熱い口づけを交わし物語は、幕を閉じた。ハッピーエンドの展開に、SNS上では「ちゃんと夫婦になれて再スタートを切るふたりが良かったね」「拓哉と千春に子どもができてファミリーカーも買って完全な家族になった吉岡夫婦が見たいです（第2期待ってます）」といった声も見られた。

『完全不倫 ― 隠す美学、暴く覚悟 ―』
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写真提供：（C）日テレ