鳴木(岩田剛典)の最後の戦い…次々に明らかになる真実で、父親の無念を晴らすことはできるのか『DOCTOR PRICE』最終話

2025.9.17 20:00
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そんな中、極東大学病院において、元院長・天童の処遇を決める査問委員会が開催されていた。病院の名誉を棄損する内容や、網野への中傷を根拠なく広めたとして、処分を決めるためだ。天童は、網野が3年前の医療過誤に関与したことに調査を尽くすべきだと進言するが、網野は証拠がないと認めようとはしなかった。しかしそこへ鳴木と夜長が乱入。誠浄クリーンを仲介にしてスティファー社と網野が癒着関係にあることを告発する。

篠原涼子らの写真
査問委員会にかけられる天童

網野と誠浄クリーン社長は、極東大学病院での研修医時代に同僚だったことを示すインタビュー記事を提示。さらには現在の関係性を示す証拠として、鳴木はスティファー社の買収を仕掛けたのだった。網野と誠浄クリーンは、現在不自然なまでに接触を断っていたが、株の争奪状況が拮抗(きっこう)すると、スティファー社の株を7%所有する誠浄クリーンに必ず接触すると踏んでいたのだった。密会の事実を突き止め、さらには誠浄クリーンが網野側に株を売却したことで、誠浄クリーンでは大量の事務作業が発生。潜入していた夜長は、それにより過去データも見られるようになり、過去に誠浄クリーンから網野の架空会社への入金を示す書類を見つけたのだった。それは金銭的癒着だけではなく、インサイダー取引の証拠にもなるものだった。

岩田剛典らの写真
網野に証拠を突きつける鳴木

石上の協力で、架空会社の代表は網野だという証拠も掴み、網野の資産管理会社だったことが分かる。この株争奪戦に乗った網野は、大量の株と金を動かしたことで、自ら動かぬ証拠をつくったのだった。労基の特別監査チームは、誠浄クリーン社長を取り調べた結果、網野から癒着のスキームを指南されたことを自供。窮地に追い込まれた網野を倉持(坪倉由幸)は裏切り、「スティフトでのオペ失敗の事実を網野院長の指示で隠ぺいしました」「網野院長が、鳴木将成先生に全ての罪をかぶせると」と告白する。

ユースケ・サンタマリアの写真
追い詰められる網野

石上が協力者だったことが分かり、SNS上には「石上さん、裏切ったんじゃなかった!」「ドウトクくん、疑ってごめん」「鳴木より網野取るはずないよね」など、石上が鳴木側の人間だったことが分かり、安心する声が多くあがっていた。

鳴木の父とのオペ直後の会話を録音していると言い出す倉持。ICレコーダーを再生させようとすると、網野は「盗聴だ。犯罪だよ」と発するが、その言葉こそオペ後に鳴木の父に指示をしたということを認める発言になる。数日前、倉持は鳴木から「一生罪の意識から目をそむけ、網野の機嫌を伺って生きるのか?」と言われ、鳴木から網野のボロを出すやり方を指南されていたのだった。

北山宏光の写真
記録から発言の削除を求める網野を突っぱねる依岡

自分の間違いを一切認めない網野。「君たちのくだらない正義感で台無しになりそうだ」と言い放つ。「医療過誤の責任を負わされた医師がどれほど苦悩したか!信頼していた医師に裏切られ、どれほど無念だったか…。人の痛みが、苦しみが分からない人間を、俺は医師とは認めない!お前に、医療の未来を語る資格などない!!」と、普段冷静な鳴木が、涙を浮かべ声を荒らげて網野に迫るのだった。

SNSには、「いつも冷静沈着な鳴木さんが感情爆発させた!」「やばい、もらい泣きしちゃう…」「やっと決着だね」など、鳴木の感情の爆発にもらい泣きの声が寄せられた。

網野は逮捕され、天童が院長に再任。スティフトの使用は一旦やめ、安全性に問題がないかを検証することになる。鳴木は今も尚入院中の銅坂麻衣(菊池日菜子)の両親に真実を話し、父の墓の前で思いを馳(は)せる。依岡からは医師としてまた極東大学病院に戻ってこないかと持ちかけられるが、「人材を適切な場所に送り込むことは、病院の活性化にも膿(うみ)を出すことにもつながる。問題だらけのこの国の病院を治療する。やりがいのある仕事だ」と言い、Dr.コネクションの仕事を続けるのだった。

最終話放送後には、「医者の転職事情というのも新しかったな」「すでにロス」「続編待ってる!」など、視聴者からの続編を期待する声も多くあがっていた。

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