交通事故鑑定人・関太が見抜いた加害者のウソ…罪を着せられた意識不明のバイク運転手の体に残された事故の真相とは

お笑いコンビ・タイムマシーン3号の関太が8月21日放送『THE突破ファイル』の再現ドラマに出演。交通事故鑑定人として、事故に巻き込まれ無実の罪を着せられた被害者を救うべく、真相を特定した。
今回、交通事故鑑定人の関のもとに弁護士の山本(タイムマシーン3号・山本浩司)と現れたのは、そば屋を営む父がバイクでの配達中に交通事故に巻き込まれたという相川優子(乙葉)。出前配達の帰りに交差点内で対向車線を走る乗用車と衝突し、意識不明の状態にあると明かした。
診断書を確認すると、右半身を中心に捻挫などの被害があり、なかでも右足脛骨(けいこつ)内側の骨折は、後遺症が残る可能性もあるのだとか。優子は、乗用車を運転していた相手側の、“直進するために交差点に進入したところ、突然原付が飛び出してきた”という証言に違和感を抱き、関に相談。
父の高齢を理由に、認知機能の低下を一方的に訴える相手側の主張に「店では私よりテキパキしていますし…仕入れ管理もミスなくやっていました」と、20年以上無事故無違反だった父が、走り慣れた道で危険な運転をするはずがない、と声を詰まらせた。
依頼を受け事故現場に赴いた関は、現場にブレーキ痕がないことなどから、乗用車が対向車線に進入し、バイクと衝突した可能性もあったのではないかと推察。ドライブレコーダーなどの記録が残されていない中、事故の瞬間に2台がどの車線にいたかが真相を解き明かす鍵となった。
しかし、乗用車の運転手は変わらず原付が無謀に右折してきたと主張。それでも運転手に案内され、事故当時の状態のまま保管されていた乗用車を確認した関は「衝突地点はあなたの走行車線側で間違いないですか?」と再度運転手に確認。
そして、「私が配達すればよかった…」とうつむく優子に「諦めてはいけませんよ。あなたが諦めたらお父さんは釈明することもできずに無実の罪を着せられることになる」と声をかけ、乗用車の状態に覚えた違和感をもとに、再び事故現場を確認。そして、乗用車の運転手の主張通りであれば、急ハンドルを切った乗用車が接触するはずの周囲のガードレールに痕跡がないことを突き止め、乗用車が原付のいた対向車線で衝突したと断定。
しかし、事故の瞬間、原付が停止していたことを証明しない限り、原付側にも過失責任が発生してしまうため、関は調査を続行。そしてついに、現場には残されなかったとある情報から、相川さんの原付が停止状態だったことを裏付ける決定的な証拠を見つけるのだった。