“オクトパス木村”ら海上税関が不審な漁船を発見!無許可で海外へ運ばれようとしていた“白いダイヤ”の正体と事件解決の決め手となった“漁師言葉”とは?

声優の木村昴と俳優でタレントの高田夏帆、田中美久が8月14日放送『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。日本の水際を守る税関職員を演じた。
卓越した知識と、物品に蛸(たこ)の触手のように這(は)わせる指先のわずかな感覚から、その素材や情報を読み取ることで、“オクトパス”の異名を持つ木村監視官と、その部下である高田・田中係員の3人。今回は港で船舶やコンテナなどの取り締まりを行う海港取締部門へ赴いた。

すると海上でのパトロール中に、漁をせず不自然に停泊している漁船を発見。税関の監視艇2隻で漁船に近づくと、木村は漁師たちに「今日はこの辺り、どうも潮の流れが良くないと聞きまして…」と声をかけた。
すると漁船の船長は、漁を諦め港へ帰るところだと話す。その言葉に木村が「あ〜そうでしたか。おでこくらっちゃったんですね〜!(※おでこ:魚が全く釣れないこと)」と続けると、船長は「ああ…そうそう、おでこ」とおぼろげに返答。
その態度に不信感を募らせたのか、木村は漁船を近くの港に誘導し、検査を行うことに。まず目をつけたのは、船長が最近新調したという真新しい魚網。前に使っていたものは破れてしまったと語る船長だが、木村は心の中で“破れたぐらいでは補修して使うはず。それに、この船の規模にしてはサイズが大きすぎる…”と怪しむ目線を向けた。
一方高田は、船内にあったクーラーボックスに注目。乗組員用の飲み物が入っているというが、その中身は非常に少なく、対照的に釣れた魚が入っている発泡スチロールは、“おでこ(不漁)”と言っていた割には多くの魚が大量の氷の上に詰まっていた。
不自然な点は多いものの、密輸にかかわる細工などは見つけられずにいた税関職員たちだったが、これまでの検査に思いを巡らせた高田は、ついにその真実を解明。「まさかこんな貴重なものを隠してたなんて…」と船長に詰め寄った。