客に大人気なのに「チャーハンを作りたくない」と8年間も言い続ける山口のラーメン屋に、村上・マツコも「超うまいんだよ!」と興味津々
2025.6.26 10:30お店を訪ねてみると、そこには新しい張り紙が。『ネエネエ コックが七十六才になり チャーハン フライパンふるのがつらい 愛を下さい 少なくして下さい チャーハンは専門店でネ』と書かれており、森本さんは相変わらずチャーハンをしぶしぶ作り続けているようだ。
後継者探しについて聞いてみると、山口県にも事業継承のお願いを出しており、今も募集中なのだそう。なんとかチャーハンの味を残してほしいのかと思いきや「ラーメンもです!チャーハンはどうでもええです!ラーメンを!」と熱弁。とにかく自分が師匠から受け継いだラーメンの味を残したいという思いが強いようだ。
森本さんも76歳になり、「ひざが痛い」と体力も限界を迎えつつあった。体力を考えて営業日を隔週末の3日間にセーブしたものの、レア度が高まってしまったこともあってか、営業日にはお客さんが県内外から殺到するようになっていた。
お客さんのお目当てはもちろん、チャーハンが付いてくる“コンビ”。ほとんどの人が“コンビ”を注文するため、森本さんは必死にフライパンを振りつつ「疲れたよもう、辞めたい」「バカじゃのう…」とぼやき続けていた。
肝心の後継者候補はこれまで10人以上現れたそうだが、いずれも森本さんが最終的にお断りしたそう。“50歳以下”“誠実さがある”“資金力がある”など様々な条件はあるものの、森本さんは「僕もイチからやったから、そりゃ誰でもできるものですよ。ガッツさえあればね」と言う。さらに「師匠がずっと見てくれてるのと、自分で単独で考えてやるのでは全然違う。継承される人には僕がおるからね」と、事業継承後もずっとお店に様子を見に来る意向を示した。「チェック毎日する」と言う森本さんに奥様も「すごいウザいよね?」と呆れ顔だった。
VTRを見終えた村上は「チャーハン気になるって!」と申し訳なさそうに目を輝かせ、マツコも「(お店は)どの辺にあるの?」と興味津々。岩国空港から車で40分ほどの位置とスタッフから教わると「じゃあ…レンタカー借りてねぇ…」と、自ら向かうことに対してまんざらでもない雰囲気。マツコは「(放送に)出る前に行こうかな…」「よっぽどだよアレ。超うまいんだよ!」と本気で食べに行きたそうな様子を見せていた。村上も「(店主が)イヤやって言うてるのに(お客さんの)食べたいが勝つんやもん。で、1回食べたらもう病みつきになんねやろ?」とマツコと同じぐらい食べに行きたそうな様子。
実際ここのチャーハンを食べたスタッフによると「信じられないぐらいおいしかった」「食感が違う」「ベチョベチョでもパサパサでもなく、米一粒一粒が立ってて、町中華のチャーハンみたい」とのこと。これを聞いたマツコは「相当おいしいんだよアレ!」と、ますます行きたい気持ちが増したようで、村上に向けて「予定合わせて連絡しない?」と持ち掛けていた。
ボヤキながらもお店を続けている店主の森本さんについてマツコは「なんか起きない限りね、結局ズルズルズルズルね…せっかくお客さん喜んでくれてるから、とか思って続けちゃうのよ…」とその気持ちを推し量っていた。さらに、食べに来ているお客さんについても「今は(お店が)あるからああやって毎週食べに来たいって言ってるけど、無くなったら無くなったで他のチャーハンを探すのよ~!そうやってできてるの地球って!」と、人気商売の悲哀を訴えていた。
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