“月経を穢(けが)れ”とする歴史が約1000年続いた日本…生理中の女性は“月経小屋”で隔離していた?社会学者が解説

2025.6.25 11:30
上田晋也の写真

6月24日放送の『上田と女がDEEPに吠える夜』のテーマは“生理の歴史”。“生理”に対する漠然としたタブー感がいつからどのように生まれたのか?についてDEEPに語り合った。

近年、生理など女性特有の健康課題をテクノロジーで解決する“フェムテック(Femtech)”がブームになり、その市場規模は750億円を突破。(出典:株式会社矢野経済研究所「フェムケア&フェムテック(消費財・サービス)市場に関する調査(2024年)」(2023年の市場規模))一方で、生理に対するタブー視はいまだ根強く、そういった情報に触れることさえ抵抗を感じる女性も。

実際、街の女性に話を聞くと、親世代の偏見は根強く、「お母さんに“タンポン入れてる”って言ったら、“やめなさい”とは言われました。“なんで?”って聞いたら、“抜けなくなったら嫌だから”みたいな。“そんなことあるのかな?”って思いながら話聞いてましたけど」という実体験や、「母親がピルに対してちょっと抵抗感やっぱあるなって。“ピルって1回試すのもいいかも”みたいな話になった時に、“あんまり軽い気持ちで試さない方がいいんじゃない?”みたいな感じだったんで」という声も聞かれた。

田中ひかる先生の写真

スタジオでは、“生理”に対しての理解が進まない芸能界の実情について出演者たちが思いを口にする中、日本の生理用品の歴史をひも解いた書籍『生理用品の社会史』の著者であり社会学者でもある田中ひかる先生が、「原因として、“月経を穢(けが)れ”とする歴史が約1000年くらい続いてたんですね」と切り出し、その歴史の長さに一同騒然。

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