元素の作られ方を研究する偉~い先生はカラオケ大好きな超おちゃめな人だった!
2025.6.23 07:15
6月21日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』3時間SP では、元素を研究する1人の研究者に密着。堅いイメージを抱かれがちな研究者のおちゃめすぎる様子がスタジオの笑いを誘った。
普段なかなか見ることのできない研究者の面白い素顔を超短期密着取材で引き出してしまうという新コーナー『研究するにもほどがある 理化学研究所の旅 』。2回目となる今回も舞台は日本最大級の研究所である『理化学研究所』(通称:理研)。埼玉県和光市にある本部を訪ね、理研・広報におススメの研究者を紹介してもらったところ、「元素のことを語らせるとず~っと話してます」という元素を愛してやまない博士がいるという。
早速会いに行き「元素が大好きってお聞きしたんですけど…」と聞くと「大好きです!」と即答してくれたのが、理学博士の櫻井博儀さん。研究内容について聞くと「宇宙で元素がどうやってできたのかを研究してます」とのこと。「どこまでマジメに話した方がいい?これ長くなっちゃうぞ~」と笑顔で語る櫻井先生。あいさつもそこそこに、ディレクターに「ニックネームを伺ってもいいですか?」と聞く。石原ディレクターが「“イッシー”って呼ばれてます」とニックネームを明かすと「じゃあ、“イッシー”って呼ばせてもらってもいいですか?」と言い始めた。櫻井先生は「自分は小学校時代“サクちゃん”と呼ばれてました」ということで、ロケの間は“サクちゃん”“イッシー”と呼び合うことに。なんともフランクな先生である。
まずは“サクちゃん”に展示コーナーを案内してもらうことに。さかのぼること138億年、“ビッグバン”と呼ばれる宇宙の大爆発により水素とヘリウムが発生し、やがて星が生まれるとその内部で起こる核融合反応によって酸素や炭素、鉄などの元素が生まれたのだという。しかし、鉄よりも重い元素がどのようにして生まれたのかはいまだに謎のまま。それを解明するため理研ではサイクロトロンと呼ばれる加速器(宇宙での元素合成を再現できる装置。人工的に元素を生成できる)を使って研究を行なっているのだという。欲しい元素があれば何でも作れるということで、スタッフは迷うことなく「金(の元素)が欲しいです!」と即答。だがこれで作れるのはあくまでも金の“元素”なので、金メダルぐらいの量を作ろうとするとかかる時間は「1億年ぐらい」だという。さすがにそれは無理ということで、加速器そのものを見せてもらうことになった。