世界には“乾杯ができない国”があった?モカコーヒーの由来など雑学も身についてしまう 『世界195か国の人と乾杯しようの旅』
2025.6.16 07:00飲食店の行列に並んでいたのは、これまた初めての国であるエジプト・アラブ共和国からやってきた4人きょうだい。エジプトでは、日本のようにきちんと並んで待つことはないそうで、日本の様子を見て「平和」と話していた。別れ際にいつものようにジュースで乾杯しようとすると、「アラビア語で“乾杯”ってないんだよね」という。イスラム教ではお酒を飲むことが禁じられているため、当然乾杯も禁止行為。ただ、お酒を飲むことではなく、誰かの幸せや健康などに感謝してグラスを重ねることはあるそう。今回も4きょうだいの長男・ムハンマドさんの健康に感謝することとなった。
続いて出会った日本語ペラペラの男性はウズベキスタン共和国出身。ここも初めての国だ。聞けばウズベキスタンでは、懐かしの名作ドラマ『おしん』が現地の言葉に吹き替えられて放送されているそうで、かなりの大人気ドラマとなっているのだそう。2021年の東京五輪・ボクシングで金メダルを獲得した選手は、『おしん』と貧しい農村で育った自身を重ね合わせ、「“おしん”は共鳴する部分が少なくありませんでした」とコメントをしていたほど。名作ドラマに国境はないようだ。
コーヒーショップで一息ついていた男性2人組は中東の国・イエメン共和国出身。ここもこのコーナー初めての国だが、なんと彼らは日本に来て偶然知り合ったのだという。ちなみに、イエメンは中東の国だけあって砂漠のイメージが強いが、国土の約半分は標高2,000~3,000mほどの山岳地帯。そこでは気候に適したコーヒーがたくさん栽培されており、コーヒー発祥の地のひとつとして知られている。“モカコーヒー”の“モカ”という名前もイエメンの港の名前からつけられており、これにはスタジオでVTRを見ていたMC・所ジョージも「港の名前なの!?」と驚いていた。
最後は、カラフルな衣装に身を包んだチェコ人のご主人とハンガリー人の奥様という陽気なご夫婦と乾杯。とにかく明るくて、よく「アハハハハ!」と笑う奥様の様子に、ゲストの黒沢かずこ(森三中)は「家で何回も(笑う練習を)やってみたんですよ。明るい人間になりたいと思って。自分で話したことに対して“アッハッハッハ!”って笑ってみたんです」と告白。しかし「3回やって疲れちゃって…」と、結局明るくなり切れなかったと話すと、スタジオは笑いに包まれた。
今回のロケでは11組11か国の方々と出会い、うち新たな国は5か国。残りは138か国、まだまだ先は長そうだ。
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