カンヌで6分間のスタンディングオベーション!吉沢亮「この作品は自分の集大成であり、代表作になってほしい」映画『国宝』ジャパンプレミア

2025.6.2 15:00

話題は5月18日に行われたカンヌ国際映画祭での反応に。公式上映で約6分にわたる拍手と歓声に包まれた吉沢は「本当にうれしかったですし、安心しました。日本の伝統芸能をベースにしたエンタテインメント性が高い作品なので、カンヌの地でどんな評価をいただくか、楽しみな反面、不安も大きかったのですが、観終わったあとのスタンディングオベーションももちろん、観ている間の皆様が集中して観てくださっている空気感がビンビンに伝わってきて、我々が込めた思いがしっかり届いていることを実感したので、胸が熱くなりました。海外の方に観ていただくと『そこで笑うんだ』ということが起きるのですが、最後の方まで笑い声が聞こえて、集中して観てもらえたので、良かった、やってよかった、という思いになりました」と振り返った。

横浜流星は「幸せでした。忘れることのできない景色を見ることができましたし、カンヌの地に行けたのは役者としては本当に幸せなことで、観てくださった方々の心にこの作品が届いて、あんな景色を観ることができたのは幸せでしたし、それを糧に次の撮影にも行きました。ほんの少しの手応えと自信も感じたので、早く皆様に観ていただきたい気持ちです」と熱く語った。

横浜流星

渡辺謙は「歌舞伎というだけではなく、演目に色々な意味が込められているシーンが多くて、字幕だとどこまでご理解いただけているか分からないという不安はありましたが、映画はお客様に観ていただいてそれで完成するんだというのは、どこの国でも同じだということを実感しました。今日も一期一会の『国宝』が、みなさんと一緒に完成するんだなという思いが強くあります」と述べた。

李監督は「上映中、隣が吉沢くんだったのですが、ガチガチな感じがすごく伝わってきて、それが伝導して二人ともぐっと力が入ったまま3時間緊張感に包まれていたのですが、上映を観終わったときは皆さんとても熱く、拍手喝采の中で、『Beautiful!』という言葉が耳に焼き付きました。翌日のカンヌの機関紙に好意的な長文の批評が載りましたが、『歌舞伎の生まれではない映画の俳優たちがとてつもなく大きな挑戦に挑んで、結果として絶大な説得力を生み出した。特に歌舞伎の舞台は一枚一枚が絵画のような美しさがあった』と書いてあって、最後に『2025年のカンヌ国際映画祭の中で、最も美しい映画の1つであった』と結ばれていました。芸術に向き合い、真摯さや精神性を含めて美しいと評してくれたような気がしました」と振り返った。

日本でニュースを見ていたという高畑は「私はちょうど大阪で舞台の公演をしていて、一緒に同行できなくて『うらやましい!』と思いながら勝手に見送った気持ちだったのですが、連日たくさんニュースが流れてきて、二人(吉沢と横浜)の人間離れした美しさと、映画全体の美しさが海を越えて、言葉を超えて、伝わったんだなとファンのようにうれしい気持ちになりました。また、(吉沢・横浜・渡辺・李監督の)4ショットがイケすぎてて、胸アツでした!」とよろこんだ。

高畑充希

寺島しのぶは「私も映像を見ていいなあと思ってましたが、現地で主人の友人が観ていて、主人に素敵な長文を送ってくれました。今度会うので、そのときに質問したいことがいっぱいある、と言っていました」と周囲からの反応を紹介した。

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