アニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』 レトロな“酸素の自販機”登場に「勉強になります」と反響の声

2023.8.1 06:00

TVアニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』の第4話が7月26日に放送された。本作は、自動販売機として転生した主人公が、異世界を生き抜く“奇想天外”の自販機アニメだ。
第3話の振り返りはこちらから

瑞々しい緑が広がる平原で、荷車に揺られるハッコン。青い空を見上げながら「いい天気だな」と感慨に浸るも、周りを見渡すと荷台の上に人相の悪い悪党たちが座っている。「荷台に揺られ、かれこれ2時間」「こいつら、一体、俺をどこへ連れて行くつもりなんだ…」。そう、ハッコンは誘拐されていた。

荷車に載せられて運ばれるハッコン

時は遡ること8時間前、宿の前に置いてあるハッコンのもとにハンターの格好をした悪党たちが訪れる。「会長のご依頼で、今日から集落の壁を補強することになりまして。つきましては、ハッコンさんにも暫くそこで商売をしてほしいそうです」と説明を受けると、ハッコンは「へー、そうなのか」「まあ、熊会長の頼みだし大丈夫だろう」と依頼を引き受け、悪党たちの手で荷台に積みこまれたのだった。

ハッコンのもとにあらわれた悪党

回想から戻り、ハッコンは「おそらく奴らの狙いは、俺の中に詰まっている金貨、もしくは俺自身の価値を見込んでのことだろう」と悪党の狙いを推測する。休憩時には「さっさと、タダで食べ物と飲み物を出しやがれ。もし逆らったらどうなるか、鉄の箱でもわかるよなぁ?」と脅しをかける悪党に対し、「あた ま ざんねん」と反抗的な態度で悪党の怒りを買ってしまい、武器で攻撃されてしまう。

悪党から短剣で攻撃されるハッコン

傷つけられたハッコンが「これで修復するのも癪(しゃく)だしな…〈結界〉はギリギリまで隠しておきたいし」と傷を治さずにいると、悪党の親分は「おい、こいつ治ってないぞ!」とハッコンが壊れたのではないかと心配しはじめる。 部下の悪党たちも焦っていると、自動販売機から“ウイリィー”と書かれた缶ジュースが落ちてきて悪党たちは一安心。しかしそれはハッコンが厳選した“ワースト10に選ばれしジュース”だった。勢いよく口に含んだジュースを噴き出す悪党を見て、ハッコンは心の中で「ふはははっ!」と笑い声をあげるのだった。

ハッコンに厳選された“ワースト10に選ばれしジュース”

そして悪党たちとハッコンはついに目的地であるアジトに到着。悪党たちはハッコンを部屋の入口に運ぶと、おびえた様子で「おい、お前の好きそうなおもちゃを持ってきてやったぞ」と部屋の奥に向けて話しかける。暗がりから登場したのは女性で、「誰に生意気な口を利いてやがる!」と悪党にも動じない堂々とした言動に、ハッコンも「凄い迫力だな…」と感心する。女性の名前はヒュールミ。なんと彼女は以前ラッミスがハッコンに紹介しようとしていた、友人の魔道具技師だった。

ラッミスの友人・魔道具技師のヒュールミ

ヒュールミは悪党に拉致された理由を「こう見えても、オレはそれなりに有名な魔道具技師でな。お前さんを調べる為に拉致されたみたいだぜ」と説明。そして悪党に渡されたハッコンについての資料をもとに、早速研究を開始する。ヒュールミの「(商品の補充の)他にも金を使って出来ることがあるのか?」との質問に対して、第2話で大活躍した円柱型のキャンディー販売モードにフォルムチェンジしてみせたり、〈結界〉の能力を披露するハッコンを見てヒュールミは感心する。しかしハッコンもまた「本当に誇っていいのは彼女の知識量だろう。それは自分の力で得たものなのだから」とヒュールミを尊敬した様子で見つめるのだった。

ハッコンの機能に感心するヒュールミ

夜になりヒュールミがすやすやと寝ていると、部屋に盗賊が入ってくる。ハッコンは「寝込みを襲撃するとは、卑怯(ひきょう)な奴らだ…しょうがない、あれでもやるか」とフォルムチェンジ。“大人の雑誌”の自販機に変身したハッコンから出された本を手に取った悪党たちは、「そういや用事思い出した」「腹がいてえ」「なんか眠くなってきた」と口々に部屋を出ていき、ことなきを得るのだった。

これに対し「攻めたの来たww」「こんなん笑うわ」「単純だなw」「用事があるならしかたないね!」と、攻めた自販機とそれを見た単純な盗賊の反応に、笑いの声があがった。

悪党たちに監禁される日々が続く中、遠くで何かが爆発するような音が響く。悪党たちの怒号と剣撃の音にハッコンは、悪党たちが襲撃を受けていると推測。遠くからラッミスがハッコンを呼ぶ声が聞こえると、ヒュールミは「ラッミスたちが来たならもう安心だ。俺たちは足手まといにならないよう、じっとしておこうぜ」と助けを待つことに。しかしハッコンたちの部屋は爆発で崩れ落ち、瓦礫(がれき)に閉じ込められてしまう。酸素が少ない環境でヒュールミが体調不良を訴え出して大ピンチの中、ハッコンはレトロな“酸素自動販売機”に変身。窮地を乗り越えたヒュールミは「ありがとうよ、ハッコン…お前さんが人間だったら、マジやばかったかも」と感謝を伝えるのだった。

“酸素自動販売機”でヒュールミの危機を救うハッコン

そしてハッコンとヒュールミは、ラッミスをはじめとする愚者の奇行団によって無事に救出される。泣きじゃくりハッコンに抱き着くラッミスに、ハッコンは「泣きじゃくる彼女を抱きしめる腕もないし、慰める言葉を伝える口もないけど、キミと会えてよかったと心から思っている。また会えてうれしいよ、ラッミス」と心の中でひとりごと。ヒュールミはあきれながら「そろそろ離れてやれ。ハッコンの体が悲鳴をあげているぞ」とラッミスに諭すも、ラッミスは「離したら、またどこかに行っちゃうからダメなの」と再会を喜ぶのであった。

再会して泣きじゃくるラッミスと、それを眺めるヒュールミ

様々な自販機の姿に変身したハッコンに対し視聴者も、「そんなのもあるのか」「勉強になります(笑)」「こういう豆知識があるのは楽しいね」「まさかアニメで自販機の歴史に詳しくなるとは思いもしなかったわw」と、意外にも種類豊富な自動販売機のディープな世界に一歩足を踏み入れて楽しんでいる声が見られた。

8月2日放送の第5話では、無事に集落へ戻ったハッコンとヒュールミは、令嬢スオリの頼みで魔道具のお披露目会へ参加することに。そして当日、会場にはスオリが目の敵にする令嬢のカナシの姿が。出場者の魔道具が次々披露される中、カナシの用意した魔道具にはある秘密があった。

魔道具のお披露目会に参加するスオリとライバルのカナシ

『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』第5話は、8月2日(水)22時よりTOKYO MX、BS日テレほかにて放送予定。

■『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』公式YouTubeは こちら
■公式X(旧ツイッター)は こちら

画像提供:©昼熊・KADOKAWA/「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」製作委員会

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