乃木坂46齋藤飛鳥卒業コンサートレポート② 与田祐希が号泣しながら感謝のスピーチ

2023.5.24 19:30

乃木坂46・齋藤飛鳥(24)の卒業コンサートが5月17日・18日の2日間、東京ドームにて開催された。entax取材班は最終日・5月18日のコンサートの様子を独自取材。この記事では新生・乃木坂46の中心となる3期生メンバーとの交流を中心にレポートする。

(Part1~3のPart2/Part1はこちら・Part3はこちらから)

■「3期生が後輩でいられる最後の日」と甘える山下美月

2期生がすでに全員卒業している中、最後の1期生・齋藤飛鳥が卒業した後は乃木坂46を引っ張っていく立場となる3期生。

コンサートの序盤で各期の代表から齋藤へとコメントする場面では山下美月が「私たち3期生にとっては後輩でいられるのが(今日で)最後なんです」と口火を切り、「だから今日は後輩をやりたい。かわいがられたいんです」と、甘えアピール。ツンデレキャラで有名な齋藤が「あんまりかわいがられないタイプだもんね」と強めにツッコんでもめげずに「いま何かいただいてもいいですか? かわいがってください!」と目をキラキラさせて近づく。「今?」と驚きながら齋藤が山下の背中に乗ろうとする仕草を見せ、倒れそうになる山下を見て「かわいがり」と言って笑っていた。

ふざけ合う姿を見せながらもVTRでは齋藤が、「3期生は1期生にないものを持っているからまぶしかった」と、後輩をリスペクトする姿勢を見せていた。

(左から)梅澤美波、齋藤飛鳥、山下美月

■岩本蓮加は「これからの乃木坂46の未来は私達3期生に任せてください!」と宣言

今までも事あるごとに“3期生推し”と公言してきた齋藤。3期生メンバー曲『トキトキメキメキ』を一緒にパフォーマンスした際には岩本蓮加が「飛鳥さんがいつの日か言ってくれるようになった“3期生推し”という言葉に何度も救われてきました」とコメント。続けて「飛鳥さんは、いつも私達が辛いときにそばで見守ってくださって、感謝してもしきれないです。これからの乃木坂46の未来は私達3期生に任せてください!」と宣言し、曲の最後にはステージ中央の齋藤に向かって3期生全員がギュッと抱きつくように集まって離れがたい様子を見せていた。

■与田祐希は「最後まで頼れる後輩になれなくてごめんなさい」

コンサート終盤、与田祐希から齋藤へメッセージを伝える場面では涙をこらえながら「飛鳥さんは私にはいつもツン多めのツンデレだったけど、思い返すと温かい、優しい思い出がたくさん出てきて」と思い出を振り返った。そして「本当は飛鳥さんが1番重いものを背負っていて大変なこともいっぱいあるはずなのに私達のことをいつも気にかけて抱きしめてくれて、そんな飛鳥さんのさりげない優しさに救われた後輩が私も含めたくさんいると思います」と言うと、こらえきれなくなり顔を覆って泣き出す与田。

心配する齋藤に「大丈夫です」と言いながらもしばらく話すことができず、「ごめんなさい、無理かもしれない」と泣き崩れる。やっと「飛鳥さん、いつも助けてもらってばかりで何も返せなくて、最後まで頼れる後輩になれなくて本当にごめんなさい」と声を絞り出す。そんなことない、という様子で首を振る齋藤に「飛鳥さんのことが本当に大好きで尊敬しています。これからもずっと大好きです。卒業おめでとうございます」と言葉をつなぐと、齋藤は優しく与田を抱きしめた。

最後はキャプテンの梅澤美波が「誰かの憧れでいるってプレッシャーも怖さもあるのに、それをやってのけた飛鳥さんがかっこよかった」と、憧れの眼差しを向けた。「(1期生が順番に卒業していき)後輩ばかりになってからは、拠り所ってあるのかなと思っていたけれど、こうして送り出すことができてうれしいしみんな楽しんでたから、本当にこれがみんなの思いの全てだなと思いました。11年と8カ月お疲れ様でした!」と締めくくり、最後は笑顔で齋藤を送り出した。

Part3へと続く)

【齋藤飛鳥Profile】
1998年8月10日生まれ(24歳)東京都出身。
2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格。2012年乃木坂46の1stシングル『ぐるぐるカーテン』でCDデビュー。15thシングル『裸足でSummer』で初センター。31stシングル『ここにはないもの』を最後に、2022年末で乃木坂46を卒業。アイドル活動と並行してファッション誌モデル、俳優としても活動しており、今後も芸能活動を続ける。

写真提供:Ⓒ乃木坂46LLC

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