映画『東京リベンジャーズ2』北村匠海が新メンバーを絶賛「ずっと一緒だったんじゃないか」 “12人目”のサプライズ登場も 【イベント潜入レポート 後編】

2023.4.9 14:30

和久井健氏による人気漫画『東京卍リベンジャーズ』(全31巻)を原作とした実写映画の第2段、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』(4月21日/6月30日公開)のプレミアムナイトレッドカーペットイベントが6日、新宿・東急歌舞伎町タワーの屋外ステージで開催。本映画で主演を務める北村匠海をはじめ、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、永山絢斗、高杉真宙、間宮祥太朗、吉沢亮と、超人気俳優陣が集結し、レッドカーペットを練り歩いた。

イベントではメインキャスト11名に加え、前作から引き続き監督を務めた英勉(はなぶさ・つとむ)氏も登壇し、計12名によるトークショーを実施。続編にかけた思いや、本作から新たに加わったメンバーたちの撮影に対する心境などが約20分間語られた。イベント潜入レポート後編となる今回は、12名それぞれが明かした言葉の数々を余すことなくお伝えする。

元恋人を救うためタイムリープする主人公・タケミチを演じる北村匠海

■キャスト全員が映画第二弾の完成度に自信 トークショーのコメント総まとめ

トークショーでは初めに、前後編の二部作として公開される映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』の出来栄えについての話題となった。本作の主人公・タケミチを演じる北村匠海は「改めまして今日はありがとうございます。外に集まっている方も交通だけは気をつけて、お願いしますね」とイベント会場の中に入れなかったファンにも配慮しつつ、イベント前半に続いてここでも感謝の弁を述べ、次のように続けた。

北村「一足先に前編後編、観させていただきました。全員が最高に格好良かったですし、1を超える作品ができました。こんなに、なんて言うのかな、自分の役者人生において10年も20年も30年も、先にも振り返れる作品をこのメンツで、そしてこの同世代で作れたことを誇りに思いますし、早く、早く皆さんに観てほしいです」

東京卍會の副総長・ドラケンを演じる山田裕貴

山田「まずは、こんなものすごいイベントができることは本当にリベンジャーズの力なんだろうなと、そしてみんなの力なんだろうなと、スタッフさん制作側の皆さんのおかげなんだろうなと。本当にありがたいなって思うのと同時に、2で1を超えられたらいいなと、1のほうが良かったなって言われないように、たぶんみんなそんな思いで頑張ったと思うので、そのみんなの思いがたくさんの人に届くといいなって思うし、本当にみんな良くて、そういうものができたなって思うので、『-運命-(前編)』を見たら『-決戦-(後編)』を観たくなる。そんな2つで1つの作品になっているので、本当に楽しみにしていただければなと思います」

本作のヒロインでタケミチの元恋人・ヒナタを演じる今田美桜

今田「私も観させていただいて、(2は)1よりもさらにキャストの皆様も増えましたし、さらにパワーアップした東京リベンジャーズを観ていただけるんじゃないかなと思います。そして私もこうやって、とても熱い作品にヒナタとして参加できたことを改めて、とてもぜいたくな時間だったなぁと思うので、ぜひみなさんも劇場で体感してみてください」

ヒナタの弟でタケミチと協力し合う警察官・ナオトを演じる杉野遥亮

杉野「なかなか過去パートに、僕は出ないのでそっちには、なので(本作を)観させてもらった時にやっぱり友情とかきづなとか、そういうものから生まれる熱量みたいなものはすごく観ている人を感動させる力を持っているんじゃないかなと思って、それを体感してもらえるといいなと思っています」

タケミチの高校時代の親友・アッくんを演じる磯村勇斗

磯村「新メンバーも加わって、さらにアツくなって、胸熱なシーンもあったりするのでぜひ楽しんでいただけたらと思います」

東京卍會結成時のメンバーで弍番隊隊長の三ツ谷を演じる眞栄田郷敦

眞栄田「今回、血のハロウィン編、原作ファンの方も好きな人も多いと思うんですが、本当に原作に負けないくらい、原作の魅力もしっかりつまっていて、本当に、本当にエネルギーたっぷりな作品になっていると思いますので、ぜひお楽しみください」

異常なケンカの強さとカリスマ性を併せ持つ東京卍會の総長・マイキーを演じる吉沢亮

吉沢「前作の東京リベンジャーズがあって、その時もコロナで現場が止まったりとか、いろんな大変な思いもしながら、逆境を乗り越えながらどうにか撮り終えて、そういう色んな特別な感情が1にはすごくあったので、どこか燃え尽きた感というか駆け抜けてしまった感があったので、いざ実際2のお話を聞いたときに本当にやるべきなのかと。もちろんうれしい話なんですけどシーズン1を超えていけるのかという不安はやっぱありましたけど、いざ現場に入ったらスタッフさんもキャストの皆さんもすごい熱量でいて、また新キャストの皆さんも本当に素晴らしい方ばっかりで、あ、これはすごいものが作れるんじゃないかなという自信を持てて、それが撮影を続けていくうちにだんだんと確信に変わっていくという日々でした。ついにこうやって皆さんに見ていただける日が近づいてきていることをとてもうれしく思っております」

英勉 監督

英「えー、はじめまして。監督です(笑)。今日ここにいるみんなのおかげ、あと、きょうここにいないけど本当にいっぱいたくさんのキャストのおかげ、熱を持ってずっとやってくれたスタッフのおかげでここに立たせてもらっていると思います。何となく僕はその代表でいるだけだと思っています。ほんと力強いものができたと思うので、ぜひ皆さん見ていただけたらと思います。よろしくお願いします」

(上段左から)高杉・永山 (下段左から)山田・北村

■新キャスト陣が撮影中も活躍 カメラ越しにエールも

本作では永山絢斗(演:場地)、村上虹郎(演:一虎)、高杉真宙(演:千冬)の3名が新たなメインキャストとして参加している。それぞれプレッシャーのある中で全力を尽くしたことを明かした。(村上虹郎は現在休養中のため本イベントは不参加)

東京卍會結成メンバーの一人で壱番隊隊長・場地(ばじ)を演じる永山絢斗

永山「皆さん(ファン)の前に立てて、そしてこんな素敵な方々(キャスト)と登壇できているなんて、とても光栄でございます。とにかく新しく参加する身として原作も読ませていただいて、キャラクターのファンの多さとか、プレッシャーもあったんですけど、自分のできる限りは尽くしたつもりなので、あとは、赤点を取らないように、批判はほどほどにお願いします(笑)」

本作でタケミチの新たな相棒となる東京卍會の壱番隊副隊長・千冬を演じる高杉真宙

高杉「今回から参加させていただいたんですけど、なんか本当に皆さん(キャスト)の熱がすごいので。だからなんでしょう、それにやられないように必死にくらいついていきたいなと思って参加させていただきました」

東京卍會と敵対するチーム“芭流覇羅(バルハラ)”のNo.2・半間を演じる清水尋也

前作から続投している他キャストたちからは、この3名に対する賛辞が相次いだ。

清水「前作に引き続き、本当に熱さ、そしてアクション含め、作品の全体のスケールもアップしていると思います。自分自身もそうですけど、2に向けての1あっての思いというか、それも乗っていますし、2から参戦するかっこいい3人のメンバーも、無茶苦茶カッコよくなっているのでぜひそこ、1からパワーアップしたこの作品を感じて、盛り上げていただけたらと思います」

(上段左から)永山・眞栄田 (下段左から)北村・吉沢

北村「(新キャスト陣は)最高でしたよ。やっぱり1があるので、3人が感じていたプレッシャーとか、いろんなものっていうのは、僕はもちろん本人じゃないので一緒に抱えきれないところはあるんですけど、やっぱものすごい気合いで現場に臨んでくれましたし、その熱量に僕らもすごく引っ張られた部分はありますしね。付き合いの長い虹郎の芝居だったりとか、今回相棒として千冬をやってくれた真宙(まひろ)だったりとか、あと大事する場面が多かった絢斗演じる場地とかは、やっぱりなんかその、不思議と新鮮さがなくて、この作品にもう一からずっといたメンバーなんじゃないかっていう気がして、それは、ようこそウェルカムって感じじゃなくて、ずっと歩いてきた感覚でやれたので、すごくそれが良かったかなって、それは本当に、3人のおかげなんだなって思います」

吉沢「現場でも思いましたけど、出来上がったものを観て(新キャスト陣)それぞれの、もちろん原作のキャラクターへの再現度っていうのも素晴らしいし、そういう部分も超えて、1人の人間としてそこに存在している説得力みたいなのが、そういう説得力をすごく持っている3人だなっていうのはものすごく感じたし、早く『-運命-(前編)』も観てほしいし『-決戦-(後編)』も観てほしいっていう思いがふつふつとありますね」

山田「さっきタケミッチ(北村演じるタケミチ)が言っていたことと同じになるんですけど、なんか新メンバーだ、新キャストだって紹介するのが不思議な感じがするくらい前からいたよなという雰囲気が僕の中ではあって。だから(劇中で)結成当時のシーンをやっていても、自然に、何か話し合うわけでもなくワーって盛り上がったり、みんなで笑いあったり自然にできていたのが、本当に不思議なんですけどすごいなって思っていて、しっくりくるっていう言葉すら忘れるくらい自然だったというか。そこが僕はものすごく楽しかったですし、あ、だからこういう展開になると悲しくなるんだなっていうのはありますね」

眞栄田「やっぱり場地(永山)、一虎(村上)がいないといけないんだなと、過去のシーン撮っていてもそういう感じで、クールなマイキー(吉沢)だったり、ドラケン(山田)、三ツ谷(眞栄田)、まあパーちん(堀家一希演じる東京卍會の参番隊隊長)は結構明るいですけど、やっぱり二人(場地、一虎)のエネルギーがすごくて、東卍(トーマン)の創設メンバーのエネルギー源になっているような気がして、僕も自然とその過去の創設シーンはやれていましたね」

東京卍會に潰されたチーム“愛美愛主(メビウス)”の元メンバー・キサキを演じる間宮祥太朗

さらに間宮祥太朗からは、休養中の村上へエールが送られる場面も。

間宮「東卍(トーマン)メンバーは相変わらずかっこいいですし、1の時に自分と尋也(清水)は、キサキと半間はほとんど、まあ出てるっちゃあ出てるくらいの出方で、続編に向け肩ぶんまわしてたんですけど、新キャストが3人加わって、全部持ってかれたんじゃないかなっていう気がしてるんですけど(笑)。 本当にね、健斗くんも真宙(まひろ)も、今回残念ながら来られてないですけど、虹郎、めちゃめちゃカッコ良くて、本当、ちょっと食われたんじゃないかってのがホントのところです。虹郎、元気か? にじろー! 元気出せー!」

この間宮のエールに続いて、他キャストもイベントを生配信しているカメラに向かって大きく手を振っていた。

パーちんを手招きする北村
サプライズ登場した堀家一希望
堀家に最後の一言を聞く北村

■“12人目のリベンジャー”がサプライズ登場 北村「テーマは仲間」

トークショーも最後に差し掛かり、イベントMCから締めの挨拶をお願いされた北村は「まずね、この会場に仲間がいるんですよ」と、会場の奥へと目を向けた。「パーちん、もうここ来ようぜ」と北村が手招きしてみせると、一人の男性が小走りで登場。他キャストから「一番ちゃんとトップク(特攻服)着てるじゃん」といじられつつ北村の隣に立ったその男性は、東京卍會の参番隊隊長・パーちんを演じる堀家一希。本作『血のハロウィン編』のストーリーの発端となる事件に絡む重要キャラクターの一人だ。そんなパーちんを迎え、そして休養中の村上にも向けて、北村が締めの挨拶を始めた。

北村「今回、東京リベンジャーズ2、本当にテーマは“仲間”という言葉だと思っています。映画の中でもそうですし、僕は本当に心の底から、今の同世代を背負って立つ仲間がこんなにもいてすごく心強いですし、この繋がりっていつまで経っても切れない、切れさせないって思っています。今日ここにいない虹郎も本当は一緒にステージに立ちたかったし、さっき監督も言っていましたけど、数えきれないくらいのスタッフとキャストのみんなで作り上げた前編後編。早く皆さんに届けたいです。とても熱いものになっています。必ずシーズン1を超えられる映画ですので、期待いっぱいで映画館に足を運んでくれたらうれしいなと思います」

北村「最後になんか言っとく?」

堀家「泣きそうだからやめとく」

北村「ありがとうございました(笑)」

最後はキャスト陣の笑顔で幕を閉じた、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』のプレミアムナイトレッドカーペットイベント。退場していくキャスト陣を見送っていると、北村が堀家の背中に手を回しながら去っていくのが見えた。

イベントレポート前編はこちら

前編:『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン -運命-』(4月21日(金)公開)
後編:『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン -決戦-』(6月30日(金)公開)
配給:ワーナー・ブラザーズ映画
©和久井健/講談社 ©2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会

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