市原隼人「大切な人と一緒に食べるのが一番の調味料」山本千尋「今でもまだちょっとロス」“愛”にあふれた日常&撮影現場の裏側【インタビュー後編】『おいしい給食 season4』
テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビほかで2026年10月より放送スタートする、学園グルメコメディドラマ『おいしい給食 season4』。給食マニアの教師・甘利田幸男(市原隼人)と、給食マニアの生徒による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描いた人気シリーズで、シリーズ開始から8年目を迎える。ドラマ3シーズン、映画4本を経て、今作では舞台を沖縄へ。entaxでは、主演の市原隼人とヒロイン・平良美晴役の山本千尋にインタビュー。食事をおいしくするものについて語る中で、市原が明かした「一番の調味料」とは?
さらに、スポーツ選手時代からの自身の変化や、お互いの第一印象、山本が明かす「スタッフさんが市原さん大好き」という撮影現場のエピソードまで、『おいしい給食』への愛あふれる思いをたっぷりと語ってくれた。【インタビュー後編】
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──甘利田先生のライバル・転校生の當間くんは、給食を食べるとき、あるものを持参します。お2人にとって、「これがあれば、いつもの食事がもっとおいしくなる」というものはありますか?
山本千尋:私はポン酢が結構…
市原隼人:私もポン酢好きです。
山本:そうなんですか!私は酸っぱいものが大好きで。梅干しも好きだし、レモンも大好きで。ポン酢つけたら、何でもおいしく感じるから…
市原:餃子(ぎょうざ)でも何でもポン酢は合うよね。
山本:同じです!蒸したお野菜とかでも…
市原:まさに昨日ポン酢で蒸し野菜を頂きました。普段はあまり調味料つけないんです。素材を活かした薄味が好きなので。できれば肉料理、ステーキはできるだけ生で食べたいです。なるべく焼かずにレアで。
食べるものではないのですが……誰かと一緒に食べたくなっちゃうんです。すごくおいしいものを頂いていても1人で食べるのは寂しくなります。誰かと食べたらもっと美味しく感じるだろうなと思ってしまいます。
最近、母の誕生日に、築地で新鮮な海鮮を買ってきて、全て自分でさばいてふるまいました。もちろん、食材のおいしさもあると思いますが、何よりやっぱり、自分の大切な人たちと一緒に頂くというのが、一番の調味料だと思いました……(照れ笑い)
山本:すてき!ポン酢なんて言った私がバカみたいじゃないですか(笑)もうポン酢は書かないでください(笑)
市原:いやいや!ポン酢も好きだから(笑)
──本作では、給食のメニューに“ある変化”が起こります。ご自身で、昔は譲れなかったけど今はちょっと変わってきたことってありますか?
山本:私はスポーツ選手だったので、「自分が絶対に金メダル、1位になりたい」という気持ちが強くて。この子がスクワット50回したら、私は51回する、ぐらい負けず嫌いだったんです。
それが、良くも悪くも、負けず嫌いがちょっと落ち着いたというか。自分だけじゃなくて、人と一緒に何かを作り上げることに幸せを感じられるようになって。それが、俳優を始めて大きく変わったところかなと思いますね。
人が何かを喜んでいる姿とか、撮影現場でも「今、うまくいった」って喜んでいる顔を見る方が、自分がうまくいったときより幸せに感じられるようになって。それは、この仕事に携わる一番の幸せでもありますね。
──市原さんはいかがでしょうか。
市原:10代の頃は、「こういうライフスタイルしかしない」、「こういう服の着方しかしない」というのがずっとあって、すごく尖(とが)っていたんです。
20代前半ぐらいからガラッと変わりました。それまでは地元からも絶対に出ない、地元以外は違う国みたいに思っていまして。生まれた病院も同じ人間とずっと一緒にいて、外に出ることもなかなかなかったんです。そこで血の通った仲間がたくさんできました。
ですが、自分を成長させるためには、自分と全く違う生き方をしている人や、真逆の意見を持っている人の話を聞くことも大切だと思うようになりました。ライフスタイルもそうですし、思想もそうです。いろんな考え方から学びたくなりました。
それこそ、海外に行く機会が増え、日本ではいいとされていても海外ではダメなこともあれば、日本ではダメと言われても海外ではいいとされていることもたくさんある。結局は、ルールや規律、秩序、法律というのは人が作るものであり、どこかで偏ったものになっているのではないか?本当に大切なものとは何なんだろうと考えるようになりました。
そういうことを考えていくうちに、「なんて小さい世界で生きてきたんだろう」と。もっといろんな土地柄や習慣に触れてみたいと思うようになり、そこからガラッと変わりました。どんな立場の人にも、それぞれの正義がある。それを決しておろそかにしてはいけない。それらを受け入れられたら、もっと人に優しくできたり、もっと自分自身にも強く気持ちをぶつけられたりするのではないかと気づいてから、変わりました。
──當間くんのように、少し変わった表現でお互いの印象を表すと?
山本:市原さんはもう“キラキラ”です。
市原:え?いやいやいや(照れ笑い)
山本:目が本当にキラキラしていて。『おいしい給食』の最初の衣装合わせで会ったときに、何か目に当たってるのかなっていうぐらい目がキラキラしていて! それが本当に印象的でしたね。嘘(うそ)偽りのない目って、こういうことなんだなっていうぐらいキラキラしていて。最初はやっぱり……筋肉と目が印象的でしたね(笑)
市原:千尋(山本)もキラキラなんです。本当に同じことを思っていて!すごく目がきれいで、「あれ、(照明の)アイキャッチ入ってるのかな」って(笑)。マネージャーとも「すごく目がキラキラしてるね」と話してました。ずっと見ていると直視できなくなるぐらいでした。
山本:一緒です。目をそらしたくなる(笑)
市原:人間性を含めすべてを見透かされるような、目の奥まで見られているような感じがして。それだけ真面目でまっすぐな方だと思います。
山本:同じですよ。市原さんの前で嘘つけないな、みたいな。恥ずかしい人間でいちゃダメだって。だから、とりあえずランニング行く(笑)
市原:(笑)
山本:同じ印象を持ってましたね。
市原・山本:あははっ
──最後に、本作を楽しみにしている視聴者の方へメッセージをお願いします。
山本:今回、新たなヒロインとして参加させていただきました。私はこれ以上ないというほど、この作品が大好きで、この現場が大好きで。自分にとって、かけがえのない時間だったなと思います。こういう言葉で言うと、すごく簡単な言葉になっちゃうんですけれども、本当に素晴らしい期間でした。今でもまだちょっとロスなぐらい、大好きな現場だったんです。
市原さんをはじめ、スタッフの皆様がどのシーンにもまっすぐ向き合われていて。飛び箱のシーンももちろんそうなんですけれども、市原さんがおっしゃったように、飛び箱を跳ぶだけなんですけど……あははっ
市原:面白くなってきちゃった?(笑)
山本:市原さんが言うと思わなかったです、「飛び箱を跳ぶだけ」(笑)現場では本当に、集中力がオリンピックの競技かなというぐらいの…
市原:(笑)
山本:あははっ。みんなすごい集中力でちゃんとしてたので、やっぱそういうふうに作品を撮れるってなかなかないことだと思うんです。
それは多分、ファンの方たちが一番分かっていらっしゃると思うんですけれども。『おいしい給食』ですてきだなと思ったことがあって、とにかくスタッフさんが市原さんのことが大好きなんです。スタッフさんが「こんな過酷な現場はないんだけど、でも絶対この『おいしい給食』の撮影期間は何がなんでも参加したい」っておっしゃっていて。
やっぱりそれだけ、どの部署の方も自分の仕事にやりがいを持っていて、「人のために頑張る」という思いを持った人たちの集まりなんですね。持ち道具さんも、衣装部さんも、同じように役作りをしてくれているのが印象的でした。
「甘利田先生って、こういうデザインのネクタイしてると思うんだよね」とか、私のマグカップ一つでも、「美晴先生って、こういうマグカップっぽくない?」とか。あるものを用意しているだけじゃないんだなっていうのがすごくうれしかったですし、市原さんも絶対それを回収するんですよね。きっとこう思って、こういうものを用意してくれたんだなと思うと、絶対それを見捨てないといいますか、ちゃんと使われるんです。
そういうところも、やっぱり愛にあふれているなと思ったので、見ている方たちにも、たくさんの愛を感じて、愛にあふれていただけたらうれしいです。
市原:「おいしい給食シリーズ」は初期の制作から数えると8年目となり、最初は小さな小さな作品でした。原作もない作品がここまで来ました。ほんとにそれは、ひとえにこの作品を好いてくださり応援してくださるお客様のお気持ちの賜物であります。感謝してもしきれません。
それが今、北海道、岩手、青森を経て、いつか来たいと思っていた沖縄にやってまいりました。

沖縄ならではの食文化、学校給食を背景に、今できる自分のすべてを出し惜しみせずに尽くし、精一杯の誠意と真心を持ち、お客様に楽しんでいただきたい。その一心だけで作ってまいりました。
どんな作品よりも愛に満ちあふれた、温かな作品になっていますので、ぜひお楽しみください。
【作品概要】
ドラマ『おいしい給食 seoson4』
2026年10月より放送スタート(全10話)
■放送局情報
テレビ神奈川、北海道放送、福島中央テレビ、仙台放送、北陸朝日放送、メ~テレ、群馬テレビ、とちテレ、テレ玉、チバテレ、TOKYO MX、山梨放送、サンテレビ、KBS京都、広島ホームテレビ、KSB瀬戸内海放送、テレビ山口、九州朝日放送、鹿児島放送、琉球朝日放送、BS12 トゥエルビ
■出演
市原隼人 山本千尋 橋本偉成 川田広樹(ガレッジセール) 尚玄 いとうまい子 八嶋智人 田山涼成
■スタッフ
監督:綾部真弥 田口桂
製作総指揮:吉田尚剛
企画・脚本:永森裕二
プロデューサー:岩淵規
▶公式HP
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▶公式Instagram(oishi.kyushoku)
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(C)2026「おいしい給食」製作委員会取材・文:entax編集部