伊藤沙莉演じるディレクターに2つの試練…中継交渉が難航も、上司(大泉洋)が説く“頑固”の価値『俺たちの箱根駅伝』4話

10月31日に日本テレビ系新土曜ドラマ『俺たちの箱根駅伝』の第4話が放送された。

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(※以下ネタバレを含みます)
『箱根駅伝中継』を担当する大日テレビスポーツ局チーフプロデューサー・徳重亮(大泉洋)とセンターディレクター・宮本菜月(伊藤沙莉)は、中継ポイントの下見のため、技術チーフ・桑名哲(河内大和)らを引き連れ、箱根に向かう。するとその最中、菜月は平塚中継所の近くに、絶好の撮影ポイントとなる空き地を発見。土地の使用許可を地主に取ろうとするが、地主には「絶対にカメラを置かせない!」と門前払いを食らってしまう。

大泉洋、伊藤沙莉らの写真

さらに、菜月が見つけた撮影ポイントはカメラを設置しづらい場所にあり、技術の桑名も菜月のアイデアに難色を示す。食い下がる菜月だったが、桑名は「技術は何でも屋じゃない」と諦めるよう促した。それでも少しでも良い映像を撮る方法にこだわりたい菜月に、徳重はかつての自分を重ねる。

若かりし頃の徳重も、箱根中継のために奔走。時には頑固な駅伝関係者たちとぶつかりながらも、自らの信念を貫いていた。「案外、自分を上回る頑固でめげないやつに、グッと来たりするもんだ」と菜月の背中を押した。

一方その頃、箱根を走る学生連合チームでは、監督の甲斐真人(山下智久)に対抗心を燃やす東西大学監督・平川庄介(山本耕史)が、雑誌のインタビューで語った“学生連合廃止論”が波紋を呼んでいた。

“あんなチームを加えるくらいなら、他の強豪校を1つ走らせた方がいい”という有力者の言葉に、かねてから甲斐の「本選3位以上」という目標に反対していた松木浩太(水沢林太郎)たちは、怒りをあらわに。甲斐の無謀な発言で、望まぬ注目を集めていることから、「目標を取り下げてくれって言いに行くべき」とチームに訴える。

しかし、甲斐を慕うキャプテン・青葉隼斗(小林虎之介)らは、このチームで走ることの意義を松木たち“反対組”に語る。「このチームが好きだから」「予選会で敗れた悔しさがあるから」「今までにない学生連合の走りを見せたいから」―。青葉は、チーム全員が同じ考えを持つ必要はないとした上で、それでも全力を尽くすべきだと口にする。

「俺たちは走ることが好きで、今ここにいるんだから」という青葉の言葉、そして型破りながらも全ての選手と深く接し、それぞれが掲げる目標やランナーとしての将来に寄り添った指導をする甲斐の姿は、反対していた選手たちの心にも響くものがあった。

これまで頑なに力を抜いた走りを続けていた松木は、翌日の全体練習でおこなわれたタイムトライアルのなかで、初めて青葉の前を走るスピードを見せる。青葉や甲斐の譲らない思いが、松木へチームに対して“本気を出す価値”を抱かせたのだった。

小林虎之介と奥智哉の写真

そんななか、大日テレビでは菜月による撮影ポイントの交渉が続いていた。

依然として地主に断られ続けていた菜月は、ここで地主が大日テレビや駅伝中継を毛嫌いする理由を知る。実は地主の孫・後藤英輝は今年の箱根駅伝予選会に出場した陸上選手だった。しかし英輝は、競技中にコンディションを崩し、本来の走りができなかった。その姿を、ディレクターであった菜月は、カメラで押さえるよう指示。孫の苦しむ姿が長く放送され続けたことに、地主は気分を害していた。

菜月は自らのディレクションが、結果的に選手の家族を傷つけてしまったことを謝罪。それでも、「敗者も全力で勝負していたという事実を伝えること。それが本当のスポーツ中継だと信じている」と、決して冷やかしや好奇心でカメラを向けたわけではないと説明する。

そこへ、徳重の計らいによって英輝も姿を見せ、その中継を見た多くの人から、感動したというメッセージが寄せられたことを明かす。菜月が放送したのは、英輝がレースを諦めなかった記録だった。その事実を誇りに、次の“箱根”を見据える孫の姿を受け、地主はついに撮影ポイントの利用を許した。

大泉洋と伊藤沙莉の写真

さらに菜月の思いは、もう1人の頑固な人物にも届く。それは新たな撮影ポイントに、カメラに繋げるケーブルを通すことができないと口にしていた、技術の桑名だった。菜月の諦めない姿勢に心を打たれた桑名は、ケーブルを橋の下に通すという新たな挑戦で、その思いに応える。徳重の言葉通り、諦めない頑固さが周囲を動かした瞬間だった。

自らの思いを貫いた菜月の行動に、SNS上では「何度しつこくしても許されたのは、そこに熱意と誠意があったから」「腹を割って話すのは大切」といった反応が寄せられていた。

次回、11月7日放送の第5話は――

さまざまな難題を乗り越えていく徳重たちの前に、新たなプレッシャーが立ちはだかる。来年春に発足予定とうわさの『総合制作局』の局長に、視聴率至上主義の編成局長・黒石武(高橋克典)が就くというのだ。スポーツ局も傘下に入る『総合制作局』の意向次第では、駅伝中継の伝統は壊されてしまう。さらなる視聴率獲得が求められるなか、AD・戸山知香(山田杏奈)がとある奇策を進言する。

一方、関東学生連合チームでは、甲斐に反発したコーチの北野公一(駿河太郎)が電撃辞任。SNSでは甲斐へのバッシングが巻き起こる。そんななか囁かれる甲斐にまつわる“黒いうわさ”。徳重は真実を確かめるべく、明誠学院大の前監督・諸矢久繁(寺尾聰)を訪ねようとするが…。

日本テレビ系 土曜ドラマ『俺たちの箱根駅伝』
毎週土曜21時から放送

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写真提供:(C)日テレ
文:entax編集部