「あんなに大泣きしているのに急に…」ドラマ『パンチドランク・ウーマン』監督&プロデューサーが明かす主演・篠原涼子の意外な一面とは

2026.7.10 12:45

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篠原涼子の写真

竹内涼真主演のドラマ『君と世界が終わる日に』シリーズと、篠原涼子主演のドラマ『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』シリーズの中茎強監督と鈴木亜希乃プロデューサーの対談が公開された。

人間を食らう恐ろしい“生ける屍”(ゴーレム)が蔓延(はびこ)る終末世界で繰り広げられる、極限のサバイバルラブストーリーを描くドラマ『君と世界が終わる日に』シリーズ。氷川拘置所の女刑務官・冬木こずえがひとりの殺人犯と出会うことで悪女へと変貌していく、刑務官と殺人犯との禁断の恋と、前代未聞の脱獄劇を描くドラマ『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』シリーズ。

そんな2作品でタッグを組んだ中茎強監督と鈴木亜希乃プロデューサーの対談が実現。対談の後半には『パンチドランク・ウーマン』主演の篠原涼子からコメントが到着。2人の印象について明かした。さらに、ドラマ撮影中の篠原のエピソードも飛び出す。

<前回の対談記事はこちら>

篠原涼子 ビデオコメント

篠原涼子の写真

鈴木さんは、本当に熱い、作品に対しての熱意がものすごく強い方だなと思いました。見た目はすごくかわいらしくて、女子力高い優しい方なんですけど、仕事になるといきなりスイッチが変わって。お芝居のことだったりとか、こずえについてご相談したりすると、穏やかに私の言葉を受け止めてくれて、それを良いアドバイスに変換させて、作品にも反映してくださる方だなと思って、自由にお仕事させていただけて、とてもやりやすかったです。

中茎監督はアイデアマン、クリエイターな方だなって思いますし、センスがみなぎっていて。今回、素晴らしいスタッフを集めてくださって、本当にこだわりがすごく強い方だなと感じました。雰囲気を悪くする方ではなくて、雰囲気をほっこりと温めてくださりながら、優しく丁寧に仕事に対して挑んでくださる方で。細かい注文もあれば、自由にやってみてと投げてくださったりとか。すごく勉強して現場に挑んでくださるので、私自身も背筋がピシッとなるような気持ちでいつも現場にいられましたね。

篠原涼子の写真

中茎監督も鈴木さんもすごくチャーミングなところがたくさんあって、中茎監督と私がいつもダジャレのような漫才みたいな感じで、ふざけて笑ったり話とかしてるんですけど、それに対して鈴木さんが大声で笑うという(笑)

一回現場に入って、その緊張感をほぐしてくださるというか、温めてくれるというか。そういう感じで現場にスイッチを入れて冷血なキャラクターになるという感じのルーティーンが、私にとっては居心地が良くてやりやすかったですね。

台本を読んだら2人が考えてることが露わになっているので、こずえが水浸しになるやら、階段から転げ落ちるとか、ものが落ちてくるとか、とにかく傷つく形で。私もリクエストはしたんですけれど、ここまで来るかと。なんか楽しんでるね?って感じがして(笑)

でも作品にとってはそういうのがスパイスになるので、面白いんじゃないかなって感じましたけれども。シーンによって結構攻めるシーンがたくさんあったので、見ごたえがあって楽しいなとは思います。やるのはちょっと大変だったり楽ではなかったですけど、楽しかったです。

本当にお二人には素晴らしい作品を与えてくださったことに心から感謝していますし、これを糧に一生懸命頑張ってまいりますので、また篠原涼子とちょっとなんかふざけてみたいっていうことがあったらお声をかけていただきたいと思います。 いつでもお待ちしております。どうもありがとうございました。お疲れさまでした。

篠原涼子の写真

鈴木プロデューサーのオリジナリティの根源は“メモ”

これはちょっとクセというか、元々情報番組の配属で、『スッキリ』を二年間ぐらいやってて。最初からドラマに行きたい希望があったんで、企画書は出し続けてたんですけど。ADが放送用のネタに関する記事を全紙からピックアップして、毎日コピーする仕事があったんですけど、そこまで新聞を読み込む、しかも全紙読み込む経験なかったので。毎回「あ、こんな記事あったんだ」って思うと、気になる記事をピックアップしてメモっておくことをやり始めて。情報番組辞めた後も、自分でメモして、ピックアップするようになったし。今回の『パンチドランク・ウーマン』もテレビでたまたま見たニュースがきっかけでしたね。

学生時代から日記みたいなのは付けて。すごく腹が立ったこととか、逆にすごくうれしかったこととかをメモに記すみたいな癖があるんで。自分の中で生まれた感情とか、実際に世の中で起きてることとか、後は作品を見ておもしろかったものはメモるとか、メモ魔っていうのはあるかもしれないですね。思いついたらすぐメモるみたいな。別にそれは最新のニュースじゃなくても、何かしらのヒントになったりとか、今起きてる事件となんかつなげたら面白いなとか。

鈴木亜希乃プロデューサーの写真

中茎:やっぱりオリジナル企画をこれだけ毎回出せるっていうベースはそこなんですかね。 ただじゃ生まれないじゃない。どういう時点でそれが結びつくというか。企画書に書こうと思うきっかけはあるんですか?

鈴木:これをやりたいなって思ったことに、掛け算していっている気はします。さっき言ってたようなニュースとか、自分が感じた気持ちとか、何か見た作品とか。 大きく3つあって、一個の企画を考えてるときに、例えば好きな作品のあの部分だけとか、キャラクターとかはもしかしたら掛け合わせられるなとか。あるものの掛け合わせで最終的に企画を広げていっている気はします。

今ハマっているのは不倫突撃系YouTuber?

中茎:やっぱりこう登場人物が多いのも亜希乃作品の魅力じゃないですか。

鈴木:なんであんなに多くなっちゃうんですかね(笑)(人物が多すぎて)藤木さんが「もう覚えないや、映像で見て覚えます」みたいな。もう諦めてましたね(笑)人が多いのは多分、人のいざこざが好きなんでしょうね。 普通にゴシップとかも好きなんですよ、人間のそういう悪意とか。

中茎:悪意多いよね

鈴木:騙すとか騙さないとか。 今、不倫突撃みたいなYouTubeもハマってて…(笑)旦那が不倫しているとこに突撃して、何してんのみたいなやつとか。そういうのは好きなんですけど、(作品で言えば)そういうゴチャゴチャした中で(メッセージは)結局最後信じたいとか愛してるとか。

中茎:シンプルだよね、基本的に 。

鈴木:そうなんです!ゴールは、どれだけぐちゃぐちゃになっても、たった一つのなんか信じるものがあるかどうかみたいな。いっぱい人がいて、ぐちゃぐちゃのドロドロになるんだけど、意外と愛する人を愛したかったっていう、シンプルなメッセージ性な気はしますね 。

中茎:だからシンプルな伝えたいメッセージに対する、その周りの枠組みが毎回すごい。 ゾンビものだったりとか世紀末とか。今回も刑務所、拘置所っていうところとのギャップが、亜希乃さんの作る世界観の特徴でもあるし。

『君と世界が終わる日に』Season 3は“やりすぎた”?

中茎強監督

鈴木:今までの撮影でこの世界観作りで難しかったこととか、苦労したことはあります?

中茎:この前『きみセカ』シーズン3全部見返したんだけど、やりすぎたような…(笑)

鈴木:今でも我々の中で伝説のやりすぎてるシーズン3みたいなね(笑)

中茎:だってゾンビ(ゴーレム)の肉を食べれば長生きできるっていう、そういうちょっとすごい団体の話はどうかしてる。

鈴木:でも実はめちゃめちゃグロいシーンをカットしてるんですよね、完パケ(作品が完成)したあとにちょっとやりすぎなんじゃないかって。配信とはいえ、ちょっと止めておこうかっていうのもあるぐらい 。

中茎:ゾンビものだからこそやっぱり見たい、肉が伸びるとか、そういうのはあったけど、やっぱりやりすぎたかなぁ。血みどろだったもんね(笑)

鈴木:やってるときは何も思わなかったですよ。次のシーズンを撮っているときに一年前のSeason3を見返したらちょっとやりすぎだろって思いました(笑)

中茎:なので難しかったってよりは、いかにその中で遊べたかって考えてみると、あれを許容できたのは良かった気はしますよね。

鈴木:2人が掛け合わさっちゃうとどこまでもいっちゃう、お互いにストッパーがないので(笑)

中茎強監督と鈴木亜希乃プロデューサーの写真

現場でムードメーカーな篠原涼子、泣きの芝居で思わず…?

中茎:スタッフは打ち合わせから付き合いが長いじゃない。ロケハンに行く、打ち合わせをするって。撮影で「○○部」にいる人たちは大体もう知れてる仲になってる。

俳優部はそこに後から入ってくるから、いくらベテランの篠原さんでさえ、ジェシーさんでさえ、藤木さんでさえ緊張する。だからリラックスして、一回落ち着いてもらいたいという思いが大きいですね。篠原さんも緊張和らげてくれるために、気を遣う方だったのも助かったし。

その割には篠原さんが、すごくシビアな泣きの芝居のところで吹き出したりするから。自分のよく分からないツボで(笑)

鈴木:あれすごいですよね。あんなに大泣きしてるのに、急に自分で笑い出してごめんなさいって言ってNGにしちゃうんですけど。でもまたすぐにスイッチも入るじゃないですか。その次のリテイクの芝居にすぐに入れるのもすごい。

■ドラマならでは?中茎監督のコミュニケーション術

鈴木:中茎さんがいいなと思うのは、撮影している場所と映像をチェックするベースが別であるんですけど、大体監督はこのベースからそんなに動かないんですけど。中茎さんはよく現場に行って、俳優部の方々とコミュニケーションを取られてて。

中茎:カットって言った瞬間に他のスタッフは次の準備があるけど、俳優部は意外とお芝居のまま誰ともしゃべらないパターンが多いんだよね。だから行って、「すごく良かったです」って言うだけでも違う気がするんだよね。

中茎強監督と鈴木亜希乃プロデューサーの写真

鈴木:ドラマの撮影は舞台とかと違って感想がもらえにくいじゃないですか。実際に放送が始まっても、SNSを見るくらいしかないんですけど。今やった芝居に対してすぐリアクションしてくれたら、やっぱり俳優部のみなさん的にはいいよなって。

中茎:最初の感想を言える立場にいるって考えると、感想を言ってあげると、コミュニケーションも取りやすくなるよね 。

―――ドラマの視聴者へ一言お願いします

中茎:日本のドラマにはない鈴木亜希乃の企画を、いかにチャレンジングに面白くするために全員で頑張って作ってますので、今日聞いていただいた裏側なんかも意識して見ていただけると、さらに世界観を楽しんでいただけると思います。『パンチドランク・ウーマン』も含め、世界観に浸って楽しんでいただければと思います。ぜひ楽しんでください。よろしくお願いします。

鈴木:絶対日常じゃ味わえない経験ができるっていうのがすごく大事だと思っていて。受け取ってもらえる感情みたいなのは普遍的というか、本当に大切な人を大切にしたいということではあるんですけど、ドラマを見る以上なんか本当に非日常を味わえるみたいな、本当ちょっとアトラクションみたいなドラマをやっぱり目指しています。なので『きみセカ』は、ゾンビもの、『パンチドランク・ウーマン』は刑務所という、中に入れる経験はできないものなので、そういった意味でみなさんに楽しんでもらえたらうれしいなと思います。中茎監督が力を発揮してくれたなと思える作品なので、ぜひご覧いただければと思います。 よろしくお願いします。

中茎強監督と鈴木亜希乃プロデューサーの写真

ドラマ『君と世界が終わる日に』
Season1~5 Huluで全話配信中

【ドラマ公式HPはこちら】
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ドラマ『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』
Season1~2 Huluで全話配信中

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文:entax編集部

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