【独自インタビュー】キタニタツヤがもし「絵の道」に進んでいたら? “キタニ流”のインプット作業とは? 『ケロロ軍曹』『リズム天国』など趣味の話題も
「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」(東京・上野の森美術館)のイメージソング「肺魚」を書き下ろしたキタニタツヤに独自インタビュー。“寄り添えるような音”を目指したという楽曲制作の裏側や、日常の中で行っている“インプット作業”などについて語ってくれたほか、もしも「絵の道」に進んでいたら…という無茶ぶりや、大好きな漫画・ゲームの話題では多くの笑顔を見せてくれた。

オランダの「クレラー=ミュラー美術館」の所蔵作品で構成される「大ゴッホ展 (東京展)」は、第1期(5/29〜8/12)と第2期(2027/10/9〜2028/1/30)の2回に渡り開催。第1期では、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)不朽の名作《夜のカフェテラス(フォルム広場)》が約20年ぶりに来日。第2期のテーマにもなる《アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)》は、なんと約70年ぶりの来日となる。
今回、「大ゴッホ展 夜のカフェテラス(東京展)」のイメージソングを担当したシンガーソングライターのキタニタツヤは、ファン・ゴッホの人生、そして数々の名画と向き合い「肺魚」を書き下ろした。絵画の展覧会に対して曲を書いたのは、自身の作曲家人生で初めてのことだったという──。「大ゴッホ展(東京展)」の告知映像では、楽曲の一部を聴くことができる。
※「肺魚」制作秘話について語っている記事はコチラから

所蔵先:クレラー=ミュラー美術館

|最後のサビに注目して聴いてほしい
──本展のイメージソング「肺魚」を聴いた方のコメント(YouTube告知映像)を見ると、「優しさを感じる」といった内容の声が多くありました。楽曲制作時のどんな思い・意識が、そうしたものに表れていると考えますか?
キタニ:サウンドに関しては、あまり攻撃的な音にはならないようにはしていました。作品を見た後の余韻に対して寄り添えるような音──という意識で作っていたので、そういう(優しい)印象を受ける方が多かったのかなと思います。僕はどちらかといえば、悲しくて寂しい歌なんじゃないかなと思っていたんですけど(笑) まだ楽曲の一部しか出ていないというのもあると思うので、フルが出たらまた別の印象を受け取ってもらえるかもしれませんね。
──『風邪を引いた時に僕は人間だと思い出すんだ』など歌詞も印象的でした。ご自身の中で「特にこの部分を聴いてほしい!注目してほしい」という歌詞を挙げるとしたら どこでしょうか。
キタニ:まだ表には出ていないんですが、“最後のサビ”ですかね。なんでと言われたら難しいんですけど。最後のサビはかなり“インナーな自分”についての歌詞になったなと思っているんですが、そのラスサビの最後の方に関しては、もうちょっとなにか“外に開けている”というか、いろんな人にとって何か意味のある言葉になったんじゃないかなと思っています。
──もし「肺魚」がシングルCD化するとして、そのジャケット写真にゴッホの絵を1枚だけ選ぶとしたら、どれを選びますか?
キタニ:制作中に一番見た絵が《ローヌ川の星月夜》なので、強いて言えばそれかなぁ。それかもちろん(第1期のテーマである)《夜のカフェテラス(フォルム広場)》か。どちらかですかね!

所蔵先:クレラー=ミュラー美術館


