MY FIRST STORY・Hiro 「観客は“森進一の息子”や“ワンオク Takaの弟”を見に来てた」 偉大な家族を持つゆえの葛藤を語る

MY FIRST STORYのHiro(31)が9月27日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。沖縄の西表島を訪問し、アーティスト活動に賭けた思いを語った。
2012年にデビューを果たし、武道館ライブやアリーナツアーを実施すればチケットは即完売。大手レコード会社に所属せず、インディーズ活動を続けるMY FIRST STORY。ボーカルを務めるHiroは、両親が昭和の大スター・森進一と森晶子、兄がONE OK ROCKのTakaという、芸能一家で生まれ育った。恵まれた環境ではあったというが、偉大な家族を持つがゆえ、葛藤もあったという。

バンドを結成し、仲間たちと会社を立ち上げて活動を開始したのは17歳のころ。デビュー直後から大きな注目を集めたが、それは自分たちが望んでいたものとは違ったという。「初めてライブするってなった時に、色んな音楽事務所の人がライブを見に来たんですよ。多分彼らからしたら、“森進一の息子”、“ONE OK ROCK Takaの弟”がデビューするから、こいつらは売れるだろう、多分そういう安直な発想から色んな人が見に来てた。なんか、すごくそれが怖かった」と語った。

MY FIRST STORYではなく、森進一の息子やTakaの弟のバンドを期待してライブに足を運ぶ観客たち。憤りを感じつつも、“食いものにされてたまるか”、そんな反発心をバネにして、がむしゃらに進んできた。インディーズとして活動していく決意も、「自分たちでどれぐらいできるんだろう」という思いが出発点だったという。そうして自分たちの音楽を模索し続けるうち、ライブ会場は自分たちのファンで埋め尽くされるようになり、今や日本のロックシーンをけん引するバンドの一つになった。
Hiroはこれまでの道のりを振り返ると、「怒り憎しみって、良くないみたいにされてますけど、それ無くなったら人間じゃない」と話す。親や兄と比べられても、実力で周囲を黙らせてきたHiroだからこそ、活動の原動力となった負の感情に正面から向き合う。そして最後には「まだ30年しか生きてない。まだまだ自分を育てていかなきゃって、ほんとここ最近、思うようになりました」と語り、これからもチャンスは自分たちの手で切り開いていく決意を語った。
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