アニメ『薬屋のひとりごと』暗躍し続けた子の一族、そして楼蘭が迎えた壮絶なラストにSNS涙「もうめっちゃ号泣しちゃった」「悲し過ぎるよ楼蘭」

2025.8.23 15:15
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2025年6月27日に放送されたアニメ『薬屋のひとりごと』の第47話『子の一族』の内容について知りたい方必見。猫猫と壬氏の再会にSNS反応も。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
2025年6月27日に放送されたアニメ『薬屋のひとりごと』の第47話『子の一族』。囚われていた猫猫は無事に保護され、壬氏は少し安堵(あんど)したのもつかの間、子の一族の長・子昌がついに姿を現した。反逆の罪での拘束を告げられ、退路も断たれたはずの子昌だが、その表情には余裕すら浮かんでいた。そして、自らのやるべきことのため神美の元へと向かった楼蘭は、隠されていた子の一族の秘密を語り始める。

◆楼蘭が語る30年前の「秘密」

猫猫を保護した壬氏は、反逆の主犯・子昌を探し始める。子昌の部下を尋問していた最中、そこに悠々と子昌が現れる。彼は最新型の飛発(フェイファ)を持っていた。子昌が壬氏に向けて放った飛発の銃弾は、壬氏の刀にあたり、乱射して部下の膝に直撃する。その様子を見た子昌は、前に起きた壬氏の暗殺未遂の主犯は自分だったと明かす。

そして、禁軍たちの刃が子昌を貫き、彼は笑いながら絶命する。壬氏は彼のあっけない最期に「まるで子昌という男の舞台を見ているようだ…」と思いながら、彼の亡骸を眺めるのだった。

その後も砦(とりで)の捜索を続ける壬氏たち。部屋の奥に隠し通路を見つけた壬氏の前に、飛発を持った楼蘭が現れる。彼女は飛発で壬氏を脅し、壬氏をある場所に連れて行く。そこにいたのは神美と翠苓だった。

楼蘭は「ずっと憎んでいたんでしょ?この方によく似たお方と」と、かつて上級妃だったが先帝に見向きもされなかった神美を挑発する。怒りを抑えきれない神美に、楼蘭は30年前の出来事を語りだす。

先帝の母親は、暗愚な先帝に変わって政治を執り、さらに女性に興味を持たない息子のため、後宮にどんどん美女を送り込んでいた。子昌との婚約が決まっていた神美にも白羽の矢が立ち、野心が強い神美は、北の僻地(へきち)の領主の妻では終わりたくないと、子昌を捨てて後宮入りした。しかし、それには裏があったのだ。

◆楼蘭の美しく切ないラストにSNS涙

子の一族は奴隷交易で儲(もう)けていたが、そのことで先帝の母に目をつけられ、奴隷交易が法律で大きく制限されてしまう。忠誠を示すため、一族の娘の神美を妃として輿入れをさせた。つまり、神美は人質として後宮に送り込まれていたのだ。

そんな中でも子昌は後宮の管理事業で一族を守り、一定の権力を得て、神美と一緒になるチャンスをうかがっていた。ある時、子昌は後宮の神美の元をこっそり尋ね、ばれたら大罪であるが一緒に後宮を逃げ出そうと提案する。しかし、先帝に見向きもされず、それどころか自分の侍女・大宝が先帝に見初められ、さらには子まで産み、プライドを傷つけられていた神美は、彼の提案を切り捨ててしまった。

一方、子昌は先帝が大宝に産ませた娘を妻として娶(めと)ることに。そして子昌とその娘の間に、翠苓が産まれる。一族の孫ができたことで、安心した先帝は人質だった神美を後宮から戻すことを許可する。子昌は神美のために尽力し、奔走し続けた。しかし、そこまで手を尽くして後宮から取り戻した神美は、すっかり変わってしまっていた。神美の息のかかった部下たちは宮中で暗躍し、国庫の横領を行い、神美のクーデターに加担。楼蘭は母の計画をあえて止めず、禁軍に彼らを討伐させることで子の一族に蔓延(はびこ)る膿(うみ)を一掃することを狙ったのだった。

現実を受け入れられない神美は、逆上して楼蘭の持っていた飛発を奪い発砲する。しかし、楼蘭の飛発には暴発するための仕掛けがされていた。飛発の暴発で致命傷を負った神美に、楼蘭は「お父様が死んだのですよ、涙の一つくらいこぼしてください。ずっとお母様を待ち続けていたのですよ」と語りかけるが、もう神美は息絶えていた。

神美の最期を見届けた楼蘭は二つの願いを聞いてほしいと壬氏に語りかける。一つ目は翠苓たち、神美に一族から追放されたものたちや冷遇されていたものたちを一度死んだものとして見逃すこと。そして、二つ目の願いとして、楼蘭は母の指甲套(しこうとう)をつけ、母が恨んでいた先帝によく似た壬氏の顔に傷をつける。息も絶え絶えの神美に「私にできることはこれくらいです」と話しかける。先帝に人生を愚弄された神美の無念を晴らすための、楼蘭なりの復讐(ふくしゅう)だった。

そして楼蘭は砦の外に飛び出し、悪女のように高笑いしながら舞を踊る。その姿から、壬氏は目を逸らすことはできなかった。

壬氏の部下たちは、壬氏を傷つけた楼蘭に向けて一斉に発砲する。世紀の悪女を演じ切った楼蘭は、泣きながら駆け寄る翠苓の手をすり抜け、砦の下へ消えていったのだった。

SNS上では「もうめっちゃ号泣しちゃった」「悲し過ぎるよ楼蘭」「みんな運命に振り回されていたということか、、やるせない」と、あまりに壮絶なラストに衝撃を受けていたようだった。

アニメ『薬屋のひとりごと』は各種配信プラットフォームで配信中
公式HPはこちらから

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

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