子どもの野菜嫌い解決!?「うちゅうニュース」で野菜を育てる新プロジェクト【味の素×ヨシタケシンスケ】

味の素と人気絵本作家・ヨシタケシンスケがタッグを組み、子どもの「野菜嫌い問題」に楽しくアプローチする新企画が始動する。
味の素は8月31日の「野菜の日」に向けて、絵本作家・イラストレーターのヨシタケシンスケとコラボレーションしたオリジナル描き下ろしストーリー「うちゅうニュース」を8月20日(水)より公開する。

この企画は、宇宙人が地球の「やさいもんだい(=子どもの野菜嫌い)」をレポートするユニークなストーリー。大人と子ども、それぞれの立場から野菜に対する本音を描きながら、「まずは野菜に興味を持つこと」を提案している。
特筆すべきは、「うちゅうニュース」紙面を切り取って折りたたむと「苗ポット」という小さな植木鉢キットに変身する点。このポットで実際に野菜の種を育てることで、子どもたちが野菜への愛着や興味を育む狙いがある。

企画の背景には、子どもの野菜摂取量が厚生労働省の推奨目標値を大きく下回っているという課題がある。1〜6歳で平均121.1グラム、7〜14歳で平均200.4グラムの摂取量に対し、目標値は年齢に応じて180〜350グラムとされている。
無理に食べさせるのではなく、まずは「野菜に興味を持つ」 きっかけを親子に届けたいという思いから、未就学児から小学生、そして親世代からも強い支持を誇る絵本作家・ヨシタケシンスケとコラボレーションを実現した。
〈ヨシタケシンスケ コメント〉
子どもの頃、苦手な食材を食べるように言われることが本当にイヤでした。大人側の言い分はあちこちで発表されているのに、子どもの意見は黙殺されていることにモヤモヤしていました。今回、絵本作家という立場を利用して、子ども側の意見の一部を発表することができて、満足です。「好き嫌いをせず、野菜を食べましょう」などの「正論」を描かないことを許諾してくださった味の素株式会社さまに、感謝申し上げます。
〈味の素(株)担当者からのコメント〉
お子さんの「野菜嫌い」。日々食事をつくる親御さんにとって大きな悩みの種です。多くの商品で野菜を使う味の素㈱としても、この問題に対し「何か貢献できることはないか?」頭を悩ませておりました。
「無理やり食べさせるのではなく、まずは仲良くなってもらう」という、ヨシタケシンスケさんからいただいたアイデアは、非常に説得力があるものでした。幼少期の頃に「野菜も食べなさい!」と言われて、良い気がしなかった方も多いのではないでしょうか。この施策が、一人でも多くのお子さんの「野菜と仲良くなる」きっかけとなって貰えたらうれしいです。
「うちゅうニュース」は8月20日に朝日新聞朝刊の全国版で掲載されるほか、特設ウェブサイトでも公開される。サイトでは「苗ポット」の台紙がダウンロード可能で、さらに株式会社サカタのタネ監修による野菜情報や、「AJINOMOTO PARK」と連携した特別レシピも紹介される。