カズレーザー 高校生が“闇バイト”で東南アジアに監禁…事件が起こる理由は若者ならではの心理にあり?

2025.6.18 11:00
カズレーザーの写真

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が17日に放送された。今回は『海外特殊詐欺グループに潜入取材!犯罪マニュアル初公開』ということで、日本人を狙った巧妙な詐欺の手口や、背後に潜む犯罪組織の正体に迫った。東南アジアで特殊詐欺拠点を取材してきたジャーナリスト、泰梨沙子氏が登壇したパートでは、昨今問題となっている東南アジアに世界中から若者が集められ、犯罪に加担させられている現実が解説された。

今年2月、いわゆる闇バイトに申し込み、ミャンマーで特殊詐欺をさせられていた日本人の男子高校生が現地で保護されニュースになった。この事件では男子高校生がオンラインゲームのチャットを通じて仲良くなった男性に誘われるまま出国し、ミャンマーへ密入国。1日10時間、ときには暴力によって強制されながら詐欺電話をかける“かけ子”をさせられていたという。泰氏はその実態を調査すべく、闇バイトの案件をSNS上で探し、自ら応募することで覆面取材を実施。その結果、日本をはじめ多くの若者がだまされて渡航してしまう理由の一端が浮き彫りになったという。

まず泰氏がXから応募した求人の内容を見てみると、タイでのチャット電話サポートの業務で、給料は40万円以上と記載されていた。求人の内容を見た出演者の浮所飛貴(ACEes)は「寮完備とか、優遇されてる、良い扱いでお金稼げるのかなと、一見思えますかね」とコメント。マヂカルラブリー・野田クリスタルは「なんかこれが100 万以上だったら詐欺かなと思うんですけど、40 万かぁって思っちゃうんですよね」と反応。泰氏いわく、チャット電話サポート業務とは暗にかけ子のことを示しているといい、また航空券を支払う必要なし、などの文言もあることから、怪しい点がそろっているという。

マヂカルラブリー・野田クリスタルと村上の写真

泰氏とともに登壇した、元警視庁警視で組織犯罪対策のスペシャリスト、櫻井裕一氏は、現在の海外拠点型の闇バイト募集は、「高額収入」や「ホワイト案件」といった広く知られるようになった闇バイトを連想させる言葉ではなく、「海外」といった言葉で興味を引こうとする傾向があるため注意が必要と話す。

これに関係し、明星大学の心理学部教授で、自身も臨床心理士として高校や大学でカウンセリングをしてきた藤井靖氏は、まさにこうしたワードが、高校生をはじめとした学生が応募してしまうリスクがあると指摘する。

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