カズレーザー 高校生が“闇バイト”で東南アジアに監禁…事件が起こる理由は若者ならではの心理にあり?

2025.6.18 11:00

藤井氏は「子どもたちっていうのは、コミュニティーが少ない。心の置き場所いうのが、例えば家と学校しかなくて、家があんまり居心地良くなかったり、学校でもうまくいってなかったりすると、どこか他に行きたくなるって言うんですよね。だからそこにつけ込まれて、さらに自分でお金を稼げるみたいな感じになると、大人になった気になってしまう。自尊心が上がるんだったら行ってみようと思っちゃっているケースが結構多い」と話し、これにはスタジオも興味深く聞き入っていた。

そうした闇バイトに実際に応募した泰氏は、応募後に実際にLINEでやり取りした内容を共有。見ると、ポップな絵文字やフレンドリーでカジュアルな返信が返ってきており、応募者の警戒心を解くような工夫がなされていた。送られてくる現地の職場風景を写したと思われる写真や動画には、きれいで清潔そうな寮や、リゾートホテルのようなプールまで映されていた。泰氏はこの時点でやり取りを終了させたというが、履歴書と題したフォームに個人情報を入力し送信すると、後日航空券が送られ、現地に渡航後は詐欺拠点で監禁されることになるのだという。

泰氏は日本を狙った詐欺グループが主に東南アジアに拠点をかまえる理由として、日本の警察は捜査権がなく、ミャンマーやタイなどは『犯罪人引き渡し条約』も結んでいない点や、一部の国や地域では裁判官や警察の汚職が横行している点、日本と時差が少なくアポ電がかけやすい点といった条件がそろっていると話す。最後に泰氏は「やっぱりこれだけ闇バイトや海外での特殊詐欺事件がニュースになっても、まだ知らない方たちっていうのが結構いらっしゃる」とし、事件を知らなければ防犯もできないため、まずは事件や犯罪の存在が今よりも周知されることが必要と語った。

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写真提供:(C)日テレ

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