日本人女性が持ち帰った大量の荷物…空港税関職員のアン ミカが見破った、驚きの手口と薬物や金ではないまさかの密輸品とは

声優の木村昴とタレントのアン ミカ、田中美久が5月22日放送『THE突破ファイルSP』の再現VTRに出演。国際空港の税関職員として、違法な密輸を摘発した。

卓越した知識と、物品に蛸（たこ）の触手のように這（は）わせる指先のわずかな感覚から、その素材や情報を読み取ることで、“オクトパス”の異名を持つ木村監視官と、その部下である田中係員の前に現れたのは、満面の笑顔と速射砲のような喋（しゃべ）りで、密輸犯を自分のペースに誘い込む、“ポジティブマシンガン”ことアン ミカ監視官。

この日はこの3人で、メキシコから帰国したという、大量の荷物を持ち込む日本人女性2人組の検査を行うこととなった。

早速アン ミカ監視官は、得意の話術で女性たちとコミュニケーションをはかりながら、その様子を観察。すると女性たちが、しきりに時間を気にしたり、下唇を噛（か）む仕草を見せたため、木村とともに本格的な検査に取り掛かる。

検査台に置かれた大量の段ボールやスーツケースを調べ始めた監視官の2人は、すぐに現地で購入したというタコスミックスを発見。このタコスミックスには肉類が含まれており、動物検疫所職員が確認した結果、国内へ持ち込めない物品であることが明らかとなった。

しかし、タコスミックスの廃棄を聞いた2人は、落ち着いた様子で没収を了承。その様子に不審感を抱いたアン ミカ監視官は、心の中で『もしかして隠しているのは別のもの…？』と疑問を抱く。

ところが検査を続けても、不正薬物の反応や金の密輸と思しき反応は見られず。日本では売られていないという大量のグミや、箱買いされたシリアルなどにも、不審な細工の形跡は見られなかった。

長引く検査にいら立つ女性たちは、次第に時間を気にするように。その挙動に密輸犯特有のものを感じ取ったアン ミカ監視官は、これまでの光景を思い返すと、キッと目を見開き「なんや、そういうことか！」と一言。そして驚く木村たちの前で「ホンマ、こんな悪知恵よう思いつくわ！あんたら観念しいやぁ！！」と女性たちに詰め寄るのだった。