“触ってわかる”ロッテ新パッケージ誕生!障がい者の視点の新たなインクルーシブデザイン
株式会社ロッテは、障がい者の視点を活かしたコンサルティングを手掛ける株式会社ミライロの開発協力を得て、日本初となる商品名や賞味期限等の位置を触って把握できるしくみ「ココヨム」を新たに開発し、導入した商品を2026年9月より発売する。
■開発背景:「読み上げアプリ」普及の裏にある、「かざす位置が分からない」という課題
現在、視覚障がい者の方々の間では、スマートフォンのカメラでテキストを音声で読み取る「音声読み上げアプリ」が広く普及しており、日常生活のサポートツールとして欠かせないものとなっている。一方で、様々な商品のパッケージには情報が多く表示されており、「賞味期限やアレルギーといった、知りたい商品情報がパッケージのどこに書かれているのかが分からず、カメラをどこにかざしていいか分からない」という大きな課題があった。本取り組みは当初、視覚障がい者の方々向けのアクセシビリティ向上を目的として開発をスタートした。
詳細はこちら
■しくみと特長:指で触って知りたい商品情報の位置が分かる溝加工
ココヨムは、箱パッケージの特定の箇所に、指で触ってすぐに認識できる四角い溝を設けており、その同一面に商品名や賞味期限、アレルギー情報、アルコール使用などの商品情報を記載している。これにより、視覚に頼らなくても知りたい商品情報が記載されている場所を特定でき、視覚障がい者の方々が普段から使用している「音声読み上げアプリ」を起動し、スマートフォンのカメラをこの溝がある付近にかざすだけで、賞味期限やアレルギー情報などの知りたい商品情報にアクセスすることができる。

■ココヨム導入商品
<新商品>
9月15日(火)発売
・プレミアムガーナ 濃厚ショコラ
・プレミアムガーナ ナッツショコラ<キャンディングヘーゼルナッツ>
10月13日(火)発売
・プレミアムガーナ フルーツショコラ<濃熟ブラッドオレンジ>
・プレミアムガーナ ティーショコラ<芳醇アールグレイ>

<既存商品>
・チョコパイ(2026年9月より順次自然切り替え)
・カスタードケーキ(2026年9月29日(火)発売 ※リニューアル)

■今後の展望:企業の垣根を超えた「共通のしくみ化」を目指して
当事者の方々の利便性を真に向上させるためには、企業の垣根を越えた共通のしくみとなることが不可欠。ロッテは自社商品への展開に留まらず、この理念に共感いただける企業様にも広く導入を呼びかけていく。また、この溝をパッケージに設けるために特別な技術や設備投資、包材としての追加コストは必要なく、様々な紙箱パッケージに実装が可能なしくみである。まずは紙箱パッケージから導入し、今後は紙箱パッケージ以外の商品にも導入できるしくみの構築を目指す。将来的には、2030年までに共創の輪を広げ、社会実装を国内外で加速させていく。その後、日本国内においてココヨムが定着し、2050年には世界のあらゆるパッケージにココヨムが導入されることを目指して取り組んでいく。
