主演・橋本愛「根っこにあるのは怒り」謎の家庭教師トラコ役に体当たり

2022.7.13 19:00

日本テレビ系水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』(20日スタート)の完成披露試写会がこのほど、都内で行われ、キャストの橋本愛、中村蒼、美村里江、板谷由夏、鈴木保奈美が浴衣姿で登壇した。
 
大ヒットドラマ『家政婦のミタ』(2011年)などで知られる脚本家・遊川和彦と、プロデューサー・大平太による作品。謎の家庭教師・トラコが、抱えている問題も年齢もバラバラの3人の母親と3人の子供を救うストーリーで、トラコは“家庭の教師”として子供が“正しいお金の使い方”を知るように導いていく。
 
主人公・トラコを演じる橋本は、地上波民放連続ドラマ初主演。『同期のサクラ』(2019年)、『35歳の少女』(2020年)に続き、遊川作品に出演するのは3作目。橋本は「その3つ(過去出演した遊川作品)には怒りっていう感情が根っこの部分にあって、遊川さん自身が社会とか人に抱いている怒りを今回はトラコさんに投影されているんだなぁと思っていて。だから、そこは私がその怒りに共感しながら表現しなければいけないという命題があり、ただ、私自身は怒りという感情から(自分を)遠ざけて生きているので、“どうやったら怒ることができるのかなぁ”って最初はなかなかそこにたどり着けなくて時間がかかったんですけど、今は怒りを抱えてしか生きられないトラコさんのことをすごく愛しています」と語った。
 
コスプレが趣味というトラコの衣装も注目ポイント。第1話からメリー・ポピンズ風コスチュームなどを披露する橋本は「楽しくやらせていただいています。扮装(ふんそう)をかえることでトラコさん自身の内側の部分がコロコロ変わるような感じがあって、カラフルで楽しい日々を過ごさせていただいています」と話した。
 
トラコが子供に1万円の正しい使い方を教えるシーンにちなみ、幸せになる1万円の使い方を聞かれると「1万円を基準に家族とか知人へのプレゼントを選んでいる」という橋本は「高価過ぎて気を使わせたくもないですし、値段を感じさせないものがいいなと。何かの経験になったりとか、長く使えたりするものを選んでいます」と回答。また、お金の使い方を相手に選んでもらうこともあるそうで「時々、家族に“使え“って言って、ペッと1万円を振り込んだりして」と豪快なエピソードを明かした。

『家庭教師のトラコ』は2022年7月20日(水)22:00~23:00にて初回放送。

写真提供:(C)NTV

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