阿部サダヲ 芦田愛菜との再共演を語る 「台本の読み方とか演技も変わってきて…」映画『はたらく細胞』 

2024.11.26 12:15
阿部サダヲの写真

永野芽郁と佐藤健がW主演を務める映画『はたらく細胞』。11月23日(土)に【『はたらく細胞』ファミリープレミア】が実施。阿部サダヲ、松本若菜、マイカピュ、泉谷星奈が登壇し、撮影の裏話や会場に集まった子ども達の質問に答え会場を盛り上げた。

原作は細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画『はたらく細胞』(著者:清水茜、講談社『月刊少年シリウス』所載)と原田重光・初嘉屋一生・清水茜が手掛けたスピンオフ作品『はたらく細胞BLACK』。

これまでに、主演の赤血球役の永野芽郁、白血球(好中球)役の佐藤健。人間世界の健康優良な女子高生の娘・漆崎日胡役の芦田愛菜、不摂生にもほどがある父・漆崎茂役の阿部サダヲなど豪華キャストが発表されている。

今回行われた【『はたらく細胞』ファミリープレミア】には、劇中で“不摂生にもほどがある父”漆崎茂を演じる阿部サダヲ、優しい笑顔でたくさんの役割をこなす細胞・マクロファージを演じる松本若菜の2人に加え、原作でも人気が高い“血小板”を演じたマイカピュと泉谷星奈(いずたに らな)が登壇。

“ファミリープレミア”ということで、会場には多くの家族連れが来場。映画を観終わったばかりで大興奮の親子たちの前で、まずは赤血球、白血球に扮したダンサーたちのパフォーマンスが披露され、続いて会場中のあたたかい拍手に包まれながら、阿部サダヲ、松本若菜、マイカピュ、泉谷星奈がステージに登壇した。

健康で規則正しい生活を送る高校生・漆崎日胡(芦田愛菜)の不摂生な父・茂を演じた阿部は、「僕の演じた人間のドラマパートは原作には出てこないですけど、体の中であんなことが起こっているんだと勉強になるし、こんなに細胞たちがはたらいているんだなと思いました。いろんな方に観ていただける映画ですし、面白かったです!」と本作を振り返り、「純粋に楽しめる映画だし、客席がこんなにあたたかい舞台あいさつも初めてじゃないかな。皆さんトイレのほうは大丈夫ですか?我慢してたら行ったほうがいいと思いますよ。いまきっと肛門括約筋たちがガッと動いてるはずなので(笑)」と、劇中のシーンになぞらえて会場を笑わせた。

阿部サダヲ

常に優しい笑顔を絶やさず幼い赤血球たちの“育成係”の顔を持ちながら、細菌などの異物を捕らえて殺すなどさまざまな顔を持つマクロファージを演じた松本は「圧倒的なスケールだけど描かれているのは体の中という小さい世界で、それをキャストやエキストラさん含めて何千人という人たちで参加して描くというのは、本当に見ごたえたっぷりでした!」と手ごたえを明かす。さらに、本編屈指のユニークなシーンでもある、阿部演じる茂がトイレを我慢するピンチに見舞われる場面に言及し、「阿部さんのあのシーンの撮影中に私もたまたま、そこにいたんです。特等席で(漏らしそうなのを我慢する)あの顔を見られたのは、なかなか経験できることじゃないですし、先輩に言うのもおこがましいですが、本当に素晴らしかったです!」と阿部の熱演を大絶賛。対する阿部は「松本さんが現場にいらしていたからがんばって、『漏らしそうなのを我慢しすぎて乗っているトラックのクラクションを鳴らしちゃう』というアドリブができて、それが本編に使われていて良かったです!」と、まさかの松本のおかげで飛び出したアドリブ誕生秘話を明かした。

左から松本若菜、阿部サダヲ
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