空港税関で麻薬密輸犯を見事に逮捕…決定的な証拠が出ない中、決め手となった税関職員の“気付き”とは

2024.3.1 11:40

お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二と俳優の柄本時生、志田彩良、高田夏帆が2月29日放送の『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。麻薬を持ち込もうとする外国人入国者の偽装工作を暴くまでを描いた。

一般の入国者に紛れて禁止薬物などを持ち込もうとする密輸犯。日々巧妙化する手口を見破り、薬物の密輸を水際で食い止める税関職員を描く『空港税関』。今回出演した志田も「税関の企画が大好きだったので、出演できて本当にうれしかったです」と語るほどの人気シリーズだ。

麻犬(麻薬探知犬)反応アリとの通報を受けて検査場へと向かった税関職員たち。疑いがかけられているのはタンクトップ姿のマッチョな外国人男性とその妻。ボディービル大会に出場するために来日するという。税関職員の志田に対して和やかに話しかけるその様子を、係員の柄本は「自分たちが怪しまれているのを感じて気をそらそうとしているのか…?」と冷静な目で見ている。

スーツケースの中には雑誌や植物の球根、お土産物の木靴、粉末スープ、ボディービルダーらしいトレーニング器具やプロテインの粉末なども入っていた。見慣れないトレーニング器具もその場で実演してみせるなど、余裕があるようにも見える。一番疑われやすいであろうプロテインの粉末や、細工がしやすそうなお土産用の木靴にも薬物を隠した形跡は見られなかった。

日本のラーメンについて書かれた雑誌についても饒舌(じょうぜつ)に語る男の様子に「言葉数が多い…やっぱり何かを隠してる?」と感じた志田は、彼らの荷物にX線検査をするよう柄本に依頼。薬物らしいものはみあたらなかったが、紙袋の中に怪しい影を発見。調べてみるとたくさんの植物の球根で、持ち込むためには植物検疫の必要があった。その指示を素直に受ける様子に「これには隠してないのか…?」と感じ取る斉藤。

手荷物検査だけでなくボディーチェックも入念に行なう志田だったが物証は出て来ない。「これ以上引き延ばすのは…」と諦めかけた志田に斉藤は「彼らが何も持っていないと確信持てるか?100%シロだと胸を張って言えるか?だったらとことんやろう。この水際を守れるのは俺たちしかいない」と更なる調査を促した。

それまでの検査を思い返し1つの結論に達した志田は再度のボディーチェックを行う。担当した斉藤はデニムのズボンをチェック。その場で脱いでもらうこととなった。実はこのデニムのズボンが薬物の隠し場所。ズボンのウエスト、ちょうどベルトが通る位置で生地が二重になっている部分をカットすると、中からは細長い袋の中に詰められた覚せい剤の粉末が。その重さは実に2kg、末端価格にして1憶2000万円相当にもなっていた。

志田がこの偽装工作に気づいた決め手、それは入念なボディーチェックだった。ウエスト部分に触れた際、ズボンに感じた若干の膨らみを見落とさなかったのだ。さらに斉藤も夫が上着を腰に巻いていたことも「ウエスト周りの膨らみを少しでも隠したかったのかもしれないな」と振り返った。

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写真提供:(C)日テレ

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