ZILLION単独インタビュー MOKA・KEIJI「いつかZILLIONの楽曲を作りたい」

2023.5.11 12:15

男女8人組ダンスボーカルグループ、ZILLION(ジリオン)。4月19日にシングル『EMO』でメジャーデビューした彼らに、entax取材班が単独にインタビュー。今回は女子メンバー最年長で手先まで神経の行き届いたダンスが得意なMOKA(モカ)と、ヒューマンビートボックスや楽曲制作など、クリエイティブ系に熱中するKEIJI(ケイジ)に登場してもらった。

(RION・WATARUのインタビューはこちらから

(TYRA・CASHIN・KAORAのインタビューはこちらから

■プレデビューの1年で、意外な一面をたくさん見ることができた

――まずはメンバーのTYRA(タイラ)さん、CASHIN(カシン)さん、KAORA(カオラ)さんから、お2人に質問が届いています。「2人はすごく仲がいいですが、普段どんな話をしていますか? またケンカをしたことはありますか?」

KEIJI 普段、MOKAと話しているのは、SNSに投稿する写真とか、「これとこれだったら、どれがいい?」などと相談して、「この写真が一番顔も見えるし、いいんじゃない?」と答えてもらったりしています。僕は撮影で写真を決めたりするのが苦手なので。

MOKA 女子目線じゃないですけれど、そういうのは結構あります。あとダンスとかも、見せ方を研究したいという話もKEIJIから聞いていたので、「こういうのを参考にしたらいいんじゃない?」とか「ダンスはこういう角度の方がかっこいいよ」というのは、たまに話していたりします。

KEIJI ほぼ僕が相談していますね。

MOKA でもKEIJIは音楽のことはすごく詳しいので。最近はやりの曲だったり、韓国のヒップホップも好きだから、そういう話もします。音楽の趣味が結構合うので、共有しています。ケンカについては、KEIJIが結構、傷つきやすいんですよね。傷つけているつもりじゃないけれど、「こうやってほしい」と勢いよく言うと、ちょっと傷つく時があって。

KEIJI そうですね。ふさぎ込んでしまう時はあるかもしれません(笑)。

――ZILLIONにおけるご自分の役割、これだけは負けないという強みを、それぞれ教えていただけますか?

MOKA 役割で言ったら、それこそ“お姉さん”です。特にリーダー(RION)にとっては唯一のお姉さんなので、支えてあげられるのかな、と思っていて。パフォーマンスにおいては、バレエをやっていたのもあって、しなやかなダンスが得意なんです。だから手先まで意識しているのは誰にも負けないかな。あとピアノをやっていたので音感はある方で、ハモリを担当することが多いです。そういうハモリや音感は、他のメンバーに負けないかな、と思います。

KEIJI 僕は結構インドアで。部屋にこもって楽曲制作をしたり、あとは自分人でできるものがすごく好きで。そういう意味ではヒューマンビートボックスだとか、ひたすら部屋にこもって四六時中音が響く場所で、ずっと練習していたり。そういったクリエイティビティというか、音楽という面で負けたくないな、と思っています。

――メンバーの皆さんはオーディション『ONE in a Billion』に参加して出会ったということですが、お互いの初対面時の印象を教えてください。また月日が経って、変わった点などがあれば教えていただけますか?

MOKA KEIJIと初めて会ったのは、オーディション『ONE in a Billion』の番組が始まるという、23人が決まった時だったんですけれど、残ったのはほとんど女の子だったんですよ。それで部屋の片隅に男の子が5人だけいて、かたまっていたんですよね。空気感がちょっと違っていて、少し怖いな、という印象だったんですけれど。

KEIJI それは衝撃(笑)。

MOKA 今は全然そんなことはなくて、面白い人だと思います(笑)。意外な一面がこの1年でたくさん見られたかな、と思います。

KEIJI MOKAの初対面は、とても明るい人。でも実は内面に隠し持った、すごく生真面目さというか、根が真面目な人なんじゃないかな、と思っていたんですけれど、ZILLIONがプレデビューしてから1年間を通して、「あ、根が真面目だね」というのが、確実に分かったというか。実際2人でしゃべって、「ダンスのここが」とか聞いたら、「KEIJIのこういうところはいいと思うよ」みたいに言っていて、超真面目に全部見ているんだな、と。明るくてすごくサバサバとか見えるかもしれないですけれど、すごく真面目な人だと思っています。

左から、KEIJI、MOKA

――お互いに素敵だなと思うところ、逆にこれだけは直してほしいところを教えていただけますか?

MOKA 良いところで言うと、やっぱりヒューマンビートボックスができるのは、ZILLIONにとってすごく大きいことだなと思って。ダンスが得意なメンバーが多いから、ヒューマンビートボックスとのコラボというのが、ZILLIONにしか見せられないことだなと思います。あと、とても人思いなんですよ。他のメンバーにすごく優しい。

直してほしいところは、ちょっと打たれ弱すぎるのはあるかな? ツッコミとかも真面目に受けてしまうんですけれど、たぶんあまりみんな分かっていないので、「大丈夫?」と私が手を差し伸べる瞬間があるので。結構サバサバしている陽気なメンバーが多いから、もうちょっとメンタルをつけた方が今後のためかな? と。

KEIJI MOKAの素敵なところは、さっき自分の強みで言っていた部分でもあるんですけれど、僕はオールラウンドにできるイメージがすごく強くて。歌とダンスボーカルグループにおいて、歌とダンスをしっかりできる音感があったり、バレエを習っていたりする部分ですね。

MOKAって自分では言わないんですけれど、実はすごく完璧主義者で、努力しているところは見せない。それこそ2人で相談している時とか「こうやって練習しているんだ」とか、「表情をこういうふうにしているアイドルさんがいて、家でそういうのを参考にしていたりするよ」とか、めちゃくちゃやっている。だからこの歌とダンスのクオリティを持っているんだなというところは、すごくリスペクトしていて。僕はスキルや人柄もすごく好きですけど、そういう完璧さを追い求めて、自分磨きを追究している姿とかが、めちゃめちゃ素敵だな、と思います。

MOKA ありがとうございます。すごく褒めてくれる(笑)。

KEIJI わりと本人にもちょくちょく言っているので。その上で相談させてもらったりします。直してほしいところと言ったら、「自分がこうやって言った時に、これはKEIJIが傷つくんじゃないか? 傷つかないのか?」というのを判断して、分かるなら言ってくれたら、と思います。

MOKA それはやっぱり精神を強化するためだよ(笑)。優しくしていたら、いつまでも成長しないでしょ?

KEIJI そうか、確かに。

MOKA 強くなっていかなきゃ!

KEIJI じゃあ、僕は育成されているってことですね(笑)。だから直してほしいことは、今のところないということで、すごく素敵な人だと思います。

MOKA 完璧? やった!

KEIJI 僕が頑張ります(笑)。

■『EMO』はZILLIONの等身大を歌った曲

左から、KEIJI、MOKA

――皆さんはプレデビュー期間を経て、4月19日にシングル『EMO』でデビューされます。新曲の『EMO』と『Hide n Seek』の2曲について解説していただけますか?

KEIJI まず『EMO』について。他のメンバーも言っているんですけど、サウンドがすごく聴き心地がよくて、自然と体が乗る。それは何が大事かと言うと、たぶん人って結構ライブハウスだとか、人のライブパフォーマンスを見る上で、低音域が体にボーンって響くんですよ。『EMO』はすごく体が揺れるサウンドになっていて。イントロの勢いも大事で、スラップベースから始まって、そこから<Enjoy! EMO>という勢いのあるガヤがバーっとなって。朝とかも、昼でも夜でもいつ聴いても、「ウェーイ!」ってバイブスの上がるサウンドだから、自然と体が動く、面白い楽曲かな、と僕は思っています。

MOKA サウンドって言うと、本当にキャッチーで、ZILLIONらしいフレッシュさ、踊りたくなっちゃうような楽曲になっているんですけれど、歌詞に注目してみると、喜怒哀楽を表現していて。ただ元気なだけじゃなくて、時には怒るし、時には泣くしという、ZILLIONの等身大を歌った曲だな、と思っていて。音で楽しみながら、「いい歌詞だな」と染みてもらえたらいいな、と思っています。ダンスも歌詞に合わせて表情が1つずつ変わるので、注目してほしいです。あとなんといってもお尻ダンス。みんなで後ろを向いてお尻をフリフリするダンスがあるので、そこも聴いてくださる人に真似してもらえたら、一緒に楽しんでいただけたらいいな、と思っています。それから『Hide n Seek』は男女グループの良さというか、男女グループだから表現できる恋愛の曲。初めての挑戦なんですけれど。

KEIJI ZILLIONって、結構フレッシュで元気といった楽曲が多かったりもするんですけれど、『Hide n Seek』に関しては、すごく大人っぽくて、男女の絡みがはっきり見える楽曲になっていて。振りもパキパキという感じより、すごくオシャレ。さっき言っていたバレエだとかもたぶん活かされると思います。

MOKA 手先まで注目してほしいね。

KEIJI 手先までちゃんと集中して頑張っていきたい、と思う楽曲になっているので。オシャレだけど、ZILLIONらしさをなくさずにできる楽曲かな、と思っています。

MOKA 私たち2人のことを言うと、ラップのパートがあって。私は初めてのラップの挑戦なんですけれど、そこをKEIJIと歌っているので、注目して聴いてほしいです。

KEIJI めちゃめちゃいいラップをするんですよ。

――これからの目標を教えてください。

MOKA 今はZILLIONとしてリリースイベントをやらせていただいていて、1万人に会いに行くのを目標に掲げているので、まずはそこを達成したいです。次は5月、8月にワンマンライブを控えているから、そこはソールドアウトさせたいね、という話もしています。ここからメジャーデビューで、どんどんもっと大きいところを目指したいです。

私は個人的にZILLIONでアリーナツアーをしたいなと思っていて。埼玉出身なんですけれど、さいたまスーパーアリーナに単独ライブで立つのが個人的な夢なので、そこを目指していきたいです。それからZILLIONにとって必要不可欠な存在になることを、いつまでも追求し続けたいな、と思っています。

KEIJI 今でも十分な結束力を持つ瞬間はあるんですけれど、常日頃のパフォーマンスだとかでにじみ出てくるものだと思うので、そういうのをしっかり手を取り合って、「ここはこうだよね」というのが一致するようなグループになれたら、と思っていて。

個人的には、一人よがりにヒューマンビートボックスをして、ちょっとソロ感が出てしまう瞬間があったりするから、「ZILLIONだからできているよね」ということを、もっと僕の中では追求したいです。ZILLIONの楽曲の中で自分がヒューマンビートボックスをして、それにみんなが歌ったりダンスをするという、本当のコラボとかセッションをもっと確立できたら楽しいかな、と強く思っています。あと、いつかZILLIONの楽曲を作りたいです!

――次のペア(RION、WATARU)のお2人に、若干ムチャブリな質問をお願いします。

KEIJI さっき決めたんですけれど、「2人の得意料理は何ですか?」という質問にしようかなと考えています。

MOKA 家庭的な2人なので、ちょっと気になります。

KEIJI 僕は料理とかが、まったくできないので。ちょっと気になるなと思って。答えてくれた料理を作ってもらおうかな、と思っています(笑)。

【MOKA Profile】
MOKA(モカ) 埼玉県出身。2001年2月12日生まれ。韓国カルチャーに精通していて、韓国語も堪能。ナチュラルフード検定の資格を保有している。

【KEIJI Profile】
KEIJI(ケイジ) 北海道出身。1999年6月16日生まれ。楽曲制作やヒューマンビートボックスなど、クリエイティブな一面を持つ。クールな見た目と反して甘いものが大好き。

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