OCTPATH四谷真佑、栗田航兵単独インタビュー　主題歌『Like』はグループの生きざまも表れている

10月28日に公開される劇場アニメ『カメの甲羅はあばら骨』。この映画の主題歌『Like』を担当したのが、人気オーディション番組出身の注目グループ、OCTPATHである。entax取材班は、映画の中で声優にも挑戦したメンバーの四谷真佑、栗田航兵に、『Like』の魅力を聞いた。

■明るくポジティブな、勇気づける楽曲はOCTPATHらしい

――映画『カメの甲羅はあばら骨』主題歌はOCTPATHの『Like』ですが、華やかでエネルギッシュな曲ですね。

四谷　カッティングギターの印象的な音だったり、さわやかすぎない大人びたシンセの音だったりが入っている曲で、歌っていてとても楽しかったですね。今回のクリエイティブテーマは、“STEP UP”ということで、歌詞にもいろいろな意味があるんだよね？

栗田　そうなんです。『Like』という題名とリンクしているんですけれど、自分のやりたいことや好きなこと、自分の進みたい道といったものに対して否定を一切せずに全肯定して、“自分の思ったように進んだらいいよ”というポジティブな歌詞になっているんです。

この曲を聴いて、自分の思ったように進んでほしいですね。自分たちもそうして生きてきたので、OCTPATHが歌うことによって、それが伝わったらいいな、と思います。何よりOCTPATHっぽい曲なんですよ。明るくポジティブな、勇気づける楽曲は僕たちにすごく合っているので。メンバーもみんな楽しそうに歌っていると思います。

四谷　リリックも映画とリンクする部分がたくさんあるので、そこも伝わったらうれしいです。

――お2人は普段から仲がいいそうですね。お互いに出会って影響されたこと、変化したことは何でしょう？

四谷　僕はファッションです。栗ちゃん（栗田）はおしゃれなんですよね。僕はもともと、あまり物欲がなくて。おしゃれもそこまでこだわりというか、“きれいなかっこうができたらいいな”くらいで、細部までこだわってはなかったんです。でも服にすごくこだわっている栗ちゃんを見て、おしゃれっていいなと感じるようになって、影響を受けました。

栗田　こんなに友だちっぽく接することができる年上の人は、意外と初めてなんです。OCTPATHのメンバーはみんなそうなんですけれど、四谷は特に、友だちとして接することができる年上の人……先輩なのかな？

四谷　先輩だよ（笑）！人生の先輩。

栗田　そう、人生の先輩なんですけれど（笑）。本当に何も考えずに、自分の思ったことをぶつけて、甘えることができるんです。他のメンバーには、逆に甘えてほしいタイプなんですけれど、四谷は甘えやすいというか。逆に四谷から甘えられても困るんです（笑）。

四谷　じゃあ、今後甘えるのは控えるわ（笑）

――OCTPATHのたくさんある魅力の中で、今はどんなところに注目してほしいと思いますか？

栗田　今しかない良さといったら、デビューしてちょっとなので、僕らにしか出せないフレッシュさを表すことは、とても大事にしていきたいです。僕たちが「ポジティブに行こう！」とみんなを明るく元気づける楽曲を歌うのは、すごく合っていると思うし、全力でフレッシュしたいな、と思います。

四谷　僕は爽やかな楽曲から重いヒップホップな楽曲までできるという部分が、OCTPATHの魅力だと思います。なによりメンバー8人の人柄も、すごく魅力的で。8人全員が優しいんですよ。それだけ人が集まると、うまくいかなかったり、衝突が起きたりすると思うんです。

けれど僕たちはいつもいい意味で話し合いができますし、最初に“イエス、アンド”という精神を大事に持とう、という話をしたんです。だからみんなが意見を言っても、まず否定から入らず肯定から入って、いろいろな話をしてすり合わせていきます。そういった面で意見もすごく言いやすい環境ですし、そこもOCTPATHメンバーの良さかな、と思います。

声優に初挑戦した2人がキャラクターへの思いや役作りについて語ったインタビュー前編はこちら。

【Profile】
栗田航兵
愛媛県出身、20歳。人気オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』元練習生の8名からなるボーイズグループOCTPATHのメンバー。“栗ちゃん”の愛称で親しまれ、グループのムードメーカー的存在。特技はホイッスルボイス、耳を動かせること。

四谷真佑
神奈川県出身、22歳。人気オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』元練習生の8名からなるボーイズグループOCTPATHのメンバー。イベントなどでMCを担当するグループのまとめ役。特技は作詞＆作曲、お芝居。