古川雄大に突きつけられた究極の二択 殻を破るきっかけとなった役との出会いを振り返る【ドラマ『親愛なる夫へ~完璧な妻の嘘~』インタビュー】

2026.7.17 18:00

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ドラマ『親愛なる夫へ』古川雄大の写真

木曜ドラマ『親愛なる夫へ~完璧な妻の嘘~』主演・古川雄大にentaxがインタビュー!
死んだはずの妻が幽霊となり登場するという第1話にして視聴者に衝撃をもたらした本作だが、なんと古川も撮影期間に心霊体験に遭遇!?「坂井優一」という役を演じる上での意識、助監督との心温まる現場エピソードのほか、ドラマのセリフにちなんで古川にとっての“究極の二択”を聞いたところ、ミュージカル『モーツァルト!』にまつわる“役との出会い”を語ってくれた。

――坂井優一を演じる上で大切にしていることはありますか?

古川:優一はずっと“受ける人”だなと感じています。麻衣子さんの愛情や、色々な人の策略など、人の思いを受ける人なので、常に「相手のお芝居をしっかりと受け止めよう」という意識でいます。

――撮影現場の雰囲気はいかがでしょうか?

古川:チーフ助監督をはじめとするスタッフの皆さんが現場を盛り上げてくれるので、サスペンスドラマではありますが、現場は楽しく笑いが絶えません。尾崎匠海くん(Y&Mプロダクション所属のタレント・岩崎愁斗 役)が『刃牙』にハマっているという話から、スタッフ全員実は『刃牙』が好きだった、ということが判明しまして。そこから撮影の合間にですが、『刃牙』トークを1日中していました。匠海くんはアニメで『刃牙』を見ているようなのですが、僕の世代は『グラップラー刃牙』(原作コミック)で育っているので、「これ知ってる?」とマウントを取るような感じで盛り上がっていましたね(笑)。たわいもない話で温かい空気になれる現場です。

――W主演であり妻役の田中麗奈さんとの思い出深い出来事は何かありますか?

古川:「料理をあまりしない」という話をしたら、田中さんは食べ物や運動にすごく気を使われている方なので「こういう簡単なメニューがあるよ」「レンジで加熱するだけでいいんだよ」と教えてくださいました。「やってみます」とお伝えしたら、レンジで使えるシリコンのタッパーをプレゼントしてくださったんです。“これは絶対にやろう!”と思って、教えていただいた通りにやったら本当においしくて。2日連続で作ったくらいです。 写真を撮ってお見せしたら、すごく喜んでくださいました。

――クランクアップまでに料理スキルが上がるかもしれませんね(笑)

古川:スキルも何も、レンジで加熱するだけですが(笑)

――第1話で麻衣子が幽霊として登場した展開にはとても驚きました。古川さんは第1話の優一のように心霊体験をされたことはありますか?

古川:このドラマの撮影で大阪へ行った時、寝ている最中に窓から強めの“ドンドンドン!”という音が聞こえて、怖くなりました。実際に聞いたのか夢だったのか、狭間なラインではあるのですが、深掘りすると怖いので…そっとしておきました。

――麻衣子から二択を提示されるも間違えてしまう優一、というシーンも印象的ですが、古川さんはこれまでに“究極の二択”を迫られたご経験はありますか?

古川:ミュージカル『モーツァルト!』のオーディションに受かった時、実は別の作品のお話もあったんです。別作品もすごく良い役をいただいていて、もう一方は当時の自分からは挑戦でしかないほどの大きい役。どちらをやらせていただくか選択しなければならなかったのですが、挑戦という意味で『モーツァルト!』を選びました。それがヴォルフガング・モーツァルトという役です。演じるのは、辛かったです。追い込まれながらやっていたのが、役にすごくよく反映されていたと思います。

――ミュージカル『モーツァルト!』は、役者としての殻を破れたターニングポイントということでしょうか?

古川:そうですね、ヴォルフガングという役との出会いは大きなきっかけになりました。当時はボロボロになりながらやっていましたが、3回(2018年、2021年、2024年公演)演じるにつれて自分のスキルアップや成長を実感できました。2018年の時には全くたどり着けなかったものが、最後には自分の満足いくものに仕上がったので、こちらを選んでよかったと思っています。

――古川さんにとってずばり“愛”とは?

古川:永遠のテーマですよね…。愛する人のために尽くせることが“愛”なのかなと思います。自分のためではなく、相手のために行動していくことが愛なのかなと、この作品を通して感じました。

――ちなみに、日常生活で愛しすぎているものは何かありますか?

古川:メントスです。常に持っていて、マネージャーさんも3本くらいストックを持ってくれています。心が落ち着くんですよね。

――お好きな味は?

古川:グレープです!(即答)

――古川さんにとって「忘れられない言葉」は?

古川:ミュージカル『ファントム』(2010)の時、演出の鈴木勝秀さんからの「役者だけど、演出家としての目線を持ってなきゃいけない」というアドバイスは、今でも心に残っている忘れられない言葉ですね。

――最後に、本ドラマのタイトルは『親愛なる夫へ』ですが、『親愛なる〇〇へ』という出だしで、思いを伝えたい方へ簡単なメッセージをいただけないでしょうか

古川:じゃあ…
「親愛なるスタッフのMくんへ。現場にいてくれてありがとう」

(制作スタッフ大爆笑)

今回がドラマ現場初参加となる助監督のMくんを成長させるために、チーフ助監督が最初は厳しく仕事の指導をしていたのですが、チーフ助監督もどんどんMくんのことを好きになってしまって(笑)最初は厳しかったのに、今はもうデレデレなんですよ。その2人の関係を見ているのも面白いです。彼がいると本当に良いなと思いますし、彼のおかげで現場が温かくなっているところもあります。

【古川雄大 Profile】
1987年7月9日生まれ 長野県出身。NHK 連続テレビ小説『風、薫る』、劇場版『TOKYOMER〜走る緊急救命室〜CAPITAL CRISIS』、NHK 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』など話題の映像作品へ多数出演。『エリザベート』、『モーツァルト!』、『昭和元禄落語心中』などのミュージカルでも活躍し、高い演技力と歌唱力で数々の賞を受賞。

【ドラマ『親愛なる夫へ~完璧な妻の嘘~』】
毎週木曜日よる 11時59分~0時54分
読売テレビ・日本テレビ系全国ネット(30局)

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写真・取材・文:entax編集部

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