世界を渡り歩き命懸けで植物を追う唯一無二の存在!プラントハンターの神・西畠清順さんの農場へ突入

2026.7.7 11:45

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ヒロミと小泉孝太郎の2人がMCを務める『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』が7月4日に放送。“プラントハンターの神”に密着した。

道行く人に“その人にとっての神様のような存在”を聞き、実際に会いに行くこの番組。ハワイアンプランツとハワイアン雑貨を取り扱うショップの男性従業員の神様的存在は、プラントハンターで『そら植物園』の代表・西畠清順(せいじゅん)さん。Instagramでは“#植物のある暮らし”をつけた投稿が360万件を超えるなど観葉植物ブームが広がる中、世界を舞台に植物をハントし続ける、唯一無二の存在として知られるのが西畠さんだ。

プラントハンターの神・西畠清順さん

その仕事は、1400年代の大航海時代に王族や貴族の命を受け、世界中を旅して新種の植物を持ち帰っていた人たちの流れをくむ。1800年代には、プラントハンターが天然ゴムの種子をブラジルからイギリスへ持ち帰ったことで大量生産が進み、産業革命の波に乗り、さまざまなゴム製品が生み出されたという。文明が発達するにつれてこうした職業は少なくなったが、現代の日本で、命懸けで植物を追い続けているのが神・西畠さんだ。

世界中で植物をハントする西畠さん

西畠さんは、採集だけでなく植物を使った空間演出でも世界から高い評価を受けている。大阪・関西万博でアメリカパビリオンとフランスパビリオンの植栽を担当。約470万人が訪れたフランスパビリオンでは、スペインで入手した樹齢1000年のオリーブを主人公にした展示を行い、見る者を圧倒した。さらに、イギリスのウィリアム王子が主催するチャリティーイベントで植物の装飾など、年間200件以上のプロジェクトを手がける、世界が認める空間演出家としての顔も持つ。

神・西畠さんの広大な農場

スタッフは神・西畠さんに会いに、大阪府池田市にある『そら植物園』へと向かった。気さくにスタッフを迎えてくれた西畠さんは、これまで自身が世界中から集めてきた植物が並ぶ、6000坪もの広大な農場へと案内してくれた。一般には公開されていないその場所には、約1000種類・2万株以上の植物が管理されている。

“パラボラッチョ”という植物
スペイン語で“お酒を飲みすぎて太ったおじさん”の意味

西畠さんが植物を求めて訪れた国は50か国以上。イエメンのソコトラ島では、絶壁に自生する希少植物“ドルステニア・ギガス”の穂木(親木の枝)を採集するため、命綱なしで崖を渡ったこともある。ボルネオ島ではヤシの木に登った際、ヤシを切った瞬間、上から毒アリが落ちてきたのだという。「一瞬で体が焼けるような衝撃を受けて、“やばい!”と思って一生懸命下がって、その場に倒れました」「半日ほど倒れていましたね。あ、俺このまま死ぬんだな、と思った」と語るほど、過酷な現場を経験してきた。それでも世界中の植物を未来へつなぐために、彼は歩みを止めない。

雨を溜めることができる“アルカンタレア インペリアリス ルブラ”
西畠さんは農園にあるすべての植物の名前(科名・属名・種名)を記憶しているという

そんな神・西畠さんだが、植物との出会いは“遅咲き”だった。実家は明治から続く植物卸問屋でありながら、若い頃は植物に興味がなく、刺激を求めて世界を放浪していた。そんな旅の途中、ボルネオ島で巨大な食虫植物“ネペンテス・ラジャ”に出会い、「地面からこんなすごいものが生えてくるの!?」と衝撃を受けたのだそう。これがきっかけとなり、植物の世界にのめり込み、現在の活動へとつながっていったという。

世界を巡り、命を懸けて植物を採取してきた西畠さん

西畠さんの農場でスタッフの目を引いたのは、存在感たっぷりの木。「この木すごくないですか?」と声を上げるスタッフに、西畠さんは「砂漠のバラと呼ばれている植物で、“アデニウム アラビカム”です」と説明する。西畠さんがこの植物と出会ったのはイエメンの本土。当時内戦が行われていた危険地帯で、マシンガンを持った人たちに車の中や荷物の提示を求められるような場所もあり、「こっちの道は人が殺されているから絶対に通るな」と現地の人に忠告されるほどの状況だったという。そんな危険な場所に足を踏み入れてでも西畠さんがこの植物を求めた理由は「夢とロマンが詰まっているから」。砂漠は土、植物、そして建物すらも乾いた色をしている――すべてがセピアの世界。その中で“アデニウム アラビカム”が咲かせる鮮やかなピンクは、「本当に、え!?と思うほど美しい」と神・西畠さんは語る。

砂漠のバラと呼ばれる“アデニウム アラビカム”

農場では、“アデニウム アラビカム”は鉢植えで管理されている。西畠さんは、「スポンと抜いて植えるだけで、(植物への)ダメージが少ない」とこだわりを明かす。日本の環境でも適応できる植物だけを仕入れ、移植の際の負担を減らすため、すべて鉢に入れて丁寧に育てるのが西畠さんのスタイルだ。

売る時のために鉢植えにされているというが、命懸けで採集してきた夢とロマンが詰まった“アデニウム アラビカム”を前に、スタッフが「売りたくないんじゃないですか?」と尋ねると、西畠さんは「これは売るのは寂しいですね」「結構なレベルで寂しい」「こんなに素晴らしい個体は、自分の人生の中で初めてなんで。うまく輸入に成功したのは」と本音を漏らした。

それほど思い入れのある植物だが、「ヒロミさんが欲しいと言ったら?」という質問には即答。「ヒロミさんなら全然売ると思いますね」「大事にしてくれそうとか、愛がある人、美しいものの価値をちゃんと理解できる人のところに行ってほしいなと常に思っていて」「ヒロミさんの家なら来週にでも配達しにいきます」と笑顔を見せた。

スタジオに登場した神・西畠さん

そしてスタジオに西畠さんが登場。孝太郎が「砂漠のバラ、おいくらぐらいするんですか?」と尋ねると、西畠さんは「たぶん200万円ぐらいです」とさらりと答える。思わず「あぁー」と声を漏らすヒロミは、続けて「寒さにも強いんですか?」と質問。西畠さんが「寒さに強いですよ」と返すと、ヒロミは「じゃあ…買わしてもらおうかな」と笑いながら興味津々の様子を見せ、スタジオは笑いに包まれた。

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写真提供:(C)日テレ
文:entax編集部

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