佐々木希「25歳で辞めようと思ってた」デビュー20年を迎える今、葛藤の日々を明かす
俳優の佐々木希(38)が7月4日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。石川県能登半島を旅しながら、これまでの道のりを振り返った。
佐々木は13年前、映画撮影のために能登半島に1か月以上滞在した。久しぶりの訪問となった今回、かつての撮影地をめぐりながら、俳優としての足跡に思いをはせる。そして「25歳で芸能界を辞めようと思ってた」と話し始めた。

18歳で秋田から上京して以来、心に決めていたという。「今思うとありがたいし、お仕事があるのは素晴らしいことだなと思うんですけど。もう忙しいし寝たいしみたいな。週刊誌の人が追っかけてきたりとか、最終的に警察に行くとか」と、プライベートもなく、疲弊していた頃を思い返した。
周囲の環境だけでなく、自分自身への葛藤も抱えていた。俳優以外にも、モデルやタレントとしても引っ張りだこであるからこそ、「どの仕事も究められてなくて、本当に受け身だったと思う。中途半端な自分にイライラしてた」という。さらには、自信のなさからか、「なんで私が?」「これは私が本当にいる場所なのかな」と、思い悩んでいた。
しかし、25歳を目前にした頃、辞めようと思いながら仕事をすることに、申し訳ないという気持ちになったのだという。仕事も楽しくなってきており、辞めると心に決めていたのに「続けたい」と思う自分を、認めることができなかった。

そんな自分と向き合うきっかけになったのが、能登にあったという。2015年に公開された映画『さいはてにて やさしい香りと待ちながら』の撮影のために訪れ、芝居に集中する時間を過ごした。
マルチに活動していた中でも、特に俳優業への思いが強かったという佐々木。「ネットとかでも演技が下手とか言われてたので、悔しいっていう気持ちにも気づけて。一番悔しいって思った仕事が女優業だった」と話す。
当時25歳の佐々木は、この映画出演をきっかけに、考え方がシンプルになっていったという。能登の豊かな自然に加えて、主役を演じていた先輩、永作博美の言葉にも突き動かされた。
「自分が信じたところは突き進んで、あとはもう捨てちゃえばいいんだよ」と言われた佐々木は、「あ、削ぎ落した方がいいんだ」「別に気張らなくてもかっこつけなくても、シンプルにいたいようにいられればいいんだ」と気づけたという。

佐々木はその後の自身の変化について、「前向きに頑張るぞっていう気持ちになって、もうそれからはどんだけ忙しくなってもすごい楽しかったですね」と話す。
さらに、今は自分以外の他者について考えることもできるようになったという。「挑戦することを忘れずに、自分のやってることが誰かの幸せに繋(つな)がってたら、また私の幸せにもなる。幸せがどんどん積み重なっていく良い循環があれば最高だなと思います」と語った。

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